平成7809日目

2010/05/26

【この日の鳩山総理】

「この国はこの国の人々で守るという発想が今の日本にはない」

鳩山由紀夫首相は26日夜、日本の安全保障に関し「この国はこの国の人々で守るという、すべての国にとって当たり前の発想が今の日本にはない」と危機感を示した。同時に「それが自然かどうかという発想は国民一人一人が持ち続けるべきではないか」と指摘した。

記者団が米軍普天間飛行場移設問題に絡めて「(常時)駐留なき安保という考え方は 変わったのか」と質問したのに対し、「その考え方はいま封印している」とした上で根底の考え方として言及した。官邸で記者団の質問に答えた。《共同通信》

鳩山由紀夫総理(代表)は26日、官邸で記者から日米共同声明と政府方針に関して問われ、「日米共同声明はまだ最終段階ですから、さらにそれをどのように閣議のなかで理解をいただくかということも今詰めている段階。いろんな可能性を検討していく必要がある。ただ、私が申し上げた方針が変わることはない」と語った。

政府方針の決定については「最終的にどのような形にするかは決めてはいないが、何らかの形で閣僚の皆さま方に理解をいただくことを行っていきたい」と述べ、「何らかの形で閣僚の皆さんの理解が必要だと思うから、署名と言うのが自然」との認識も示した。《民主党ニュース》

「連立、維持される」

鳩山由紀夫首相は26日朝、社民党が沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の県内移設方針に対して反発を強めていることについて、「(同党との)連立はしっかりと維持されると考えている」と述べた。日米合意で移設先として同県名護市辺野古周辺と明記されても、同党は連立政権を離脱しないとの見方を示したものだ。首相公邸前で記者団の質問に答えた。

首相は「連立を維持できるように協議を続けていきたい」と述べ、社民党に理解を求める姿勢を強調。一方で「現在の朝鮮半島情勢の中で、日米同盟関係をしっかり維持するというメッセージは非常に重要だ」と話し、米国との共同声明とりまとめを最優先する考えを示した。《朝日新聞》




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【警視庁】岡本ホテル関係先を一斉捜索

静岡県熱海市などで会員制温泉ホテル「岡本ホテル」を運営する「オー・エム・シー」(東京都中央区)が元本保証と換金可能な宿泊ポイントの付与をうたい、多額の預託金を集めたとして、警視庁組織犯罪対策4課と静岡県警などは26日、出資法違反容疑で、オー社や同ホテル、全国の系列ホテルなどの数十カ所を家宅捜索した。

同課によると、2005年以降、数千人から預託金200億円以上を集金。一部が暴力団関係者に流れた疑いがあるとみて不透明な資金の流れを解明する。《時事通信》

【プロ野球・ヤクルト】高田繁監督が辞任

ヤクルト高田繁監督(64)が26日、成績不振の責任を取り辞任した。楽天1回戦(神宮)の試合後、鈴木正球団社長に辞意を伝えて、了承された。今後は小川淳司ヘッドコーチ(52)が指揮を執る。

08年にヤクルト監督に就任し、09年は3位でクライマックスシリーズ(CS)進出した。3年契約の最終年だった今季は13勝32敗1分けで、セ・リーグ最下位と低迷していた。《日刊スポーツ》

【社民党・福島瑞穂党首】「政権に恋々としているとは思われたくない」

社民党は26日午前、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、国会内で緊急の両院議員総会を開き、鳩山由紀夫首相が表明した「辺野古」移設に反対する方針を確認した。福島瑞穂党首はあいさつで「政権に恋々としているとは思われたくない」と強調した。

会合には計12人の衆参議員のうち、福島氏や重野安正幹事長、照屋寛徳国会対策委員長ら9人が出席。前日の福島氏の沖縄訪問の報告を踏まえ、首相が取りまとめを目指す日米共同声明や政府対処方針について意見交換した。連立政権を離脱するかどうかについての結論は出なかった。

その後、重野氏らは首相官邸で平野博文官房長官と会い、「辺野古」移設には党として反対する方針を伝えた。

議員総会後、重野氏は記者団に「閣議決定、閣議了解という決め方には一貫して異議ありとの立場だ」と強調。「日米共同声明、閣議決定が想定されているようだが、いずれにも辺野古という文言は入れないようにと主張する」と語った。出席した党幹部は「今は参院選を3党で戦うのか、バラバラで戦うのかどちらかだ」と指摘した。《朝日新聞》

【社民党・福島瑞穂党首】辺野古明記なくても署名拒否

社民党党首の福島瑞穂・消費者担当相は26日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として「名護市辺野古周辺」が日米共同声明に明記された場合、鳩山政権が閣議に諮る政府声明などの関連文書が「辺野古」に触れていなくても、署名を拒む考えを明らかにした。

福島氏は、辺野古移設を前提とするなら、内閣としてのどんな意思決定にも反対する姿勢。鳩山由紀夫首相が政府方針の閣議決定や閣議了解にこだわれば、社民党の政権離脱や福島氏の進退問題に発展しかねない状況だ。

福島氏は同日午後の記者会見で「日米合意に辺野古という文言が入るなら賛成しない。(閣議に諮る)文書に辺野古という文言が入っていなくても、日米合意を前提としているわけだから、(閣議で)サインしない」と明言した。

日米両政府は普天間の移設先を同県名護市辺野古周辺とすることで合意済みで、28日に発表する共同声明に明記される。さらに鳩山政権は、共同声明に基づく政府方針を、閣僚の署名が必要な閣議決定か閣議了解とする方向で調整してきた。

政権内では当初、社民党に配慮して政府方針に「辺野古」の地名を入れず、普天間を将来的に県外や国外に移設することを目指す方針を盛り込むことで、福島氏の署名を得ることを模索していた。

だが、福島氏がこれを拒否したため、首相が閣議の場で、閣僚の署名がいらない「総理発言」として政府方針を述べるにとどめる案も浮上している。その場合も、閣内不一致との批判を招くことは必至だ。鳩山内閣は、連立3党の合意を得る基本政策閣僚委員会を、一両日中にも開いて、打開を探る方針だ。

鳩山首相は26日夜、首相官邸で記者団に「何らかの形で閣僚の理解が必要で、署名というのが自然だと思う」と述べる一方、「最終的にどのような形にするかは決めていない」と語った。《朝日新聞》

【岡田克也外相】「福島氏の主張は間違い」

岡田克也外相は26日午前の衆院外務委員会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設をめぐり、「(社民党の)福島(瑞穂)党首が言われている『3党合意に反する』というのは明確に間違い」と反論した。平沢勝栄議員(自民)への答弁。

岡田氏は昨秋の連立政権樹立時の3党協議で、自ら民主党幹事長として福島氏と協議した経緯に触れ、「結局、普天間とか辺野古とかいう表現は入れずに3党合意はできあがっている。福島さんが言っているような普天間の移設先は『日米合意に戻らない』とか『辺野古の近辺にはしない』とか約束したわけではまったくない」と主張。「閣僚の一人としての自覚を持ってやっていただきたい」と重ねて批判した。

岡田氏はさらに「最終的には閣議で何らかの決定か了解を行うことになるだろう。(福島氏も)ぜひそれに賛成をして頂きたい」と求めた。《朝日新聞》



5月26日 その日のできごと(何の日)