平成7574日目

2009/10/03

【前原誠司沖縄北方担当相】普天間「新たな移設先検討を」

前原誠司沖縄北方担当相は3日、日米両政府が合意した米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)のキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)移設計画について「移設が本当に進むのか疑問を持っている。鳩山政権の下で、新たな移設先の検討が必要だ」と述べ、合意を見直すべきだとの考えを表明した。

鳩山由紀夫首相は県外移転を前提に移設計画を見直す考えを示しているが、米側は「日米合意の実現が基本」(クリントン国務長官)との立場を崩していない。新たな移設先の選定に入っても難航が必至で、移設は現行計画の2014年よりずれ込みそうだ。

前原氏は「返還に時間がかかり過ぎている。大事故が起きれば住民に迷惑を掛けるだけでなく、日米安保体制が揺るぎかねない」と指摘し、早期移設の必要性を強調。「うまく実現する枠組みをつくり、動きださなければならない」と述べた。《共同通信》




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【WBAウェルター級タイトル戦】佐々木基樹選手、戴冠ならず

世界ボクシング協会(WBA)ウエルター級タイトルマッチ12回戦は3日、ウクライナのドネツクで行われ、挑戦者で同級15位の佐々木基樹(帝拳)はチャンピオンのビアチェスラフ・センチェンコ(ウクライナ)に0―3の判定で敗れ、タイトル獲得に失敗した。センチェンコは初防衛。

33歳で世界初挑戦の佐々木は序盤、相手の左ジャブに苦しんだ。終盤は左右のフックの連打などで対抗したが善戦及ばず、日本人初のウエルター級世界王者になることはできなかった。《スポニチ》

【テニス・杉山愛選手】17年のプロ生活に幕

女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープン最終日は3日、東京・有明コロシアムで行われ、この大会で引退する杉山愛(フリー)はダニエラ・ハンチュコバ(スロバキア)と組んだダブルス決勝でアリサ・クレイバノワ(ロシア)フランチェスカ・スキアボーネ(イタリア)組に4−6、2−6で敗れ、17年間のプロ生活の最後を準優勝で終えた。

優勝という最高のエンディングは迎えられなかった。筋書き通りに運ばないのがスポーツというのは、17年間も厳しいプロツアーを回ってきた杉山自身が一番理解している。「ほっとした気持ち。やりきったのかもしれないと感じている」。納得の準優勝だった。《共同通信》

【公明党・山口那津男代表】党再建に意欲

公明党は3日、党本部で地方組織の代表者らを集めた全国県代表協議会を開いた。

山口那津男代表はあいさつで、衆院選の敗北について「政権交代という大きなうねりの中に党が埋没してしまった」と総括したうえで、参院選に向け党再建に取り組む意欲を強調した。

一方、この日発表した衆院選の総括文書には自民党への批判が盛り込まれ、選挙協力を含む両党の関係の見直しをにじませた。

総括文書は、07年参院選以後の閣僚の不祥事や、首相が立て続けに代わったことで「政権交代のうねりが加速された」と指摘。10年にわたる自公連立政権を「政局が安定し、未曽有の金融危機を乗り切ることができた」と評価する一方で、「『福祉の公明党』『弱者の味方』という役割を十分果たせなかった」と自己批判した。《毎日新聞》

【鳩山由紀夫首相】補正凍結額の上積みへ精査

鳩山由紀夫首相は3日、首相官邸で平野博文官房長官と会談し、各閣僚に指示した2009年度補正予算の見直しについて、目標とする3兆円超の確保を目指し、各省庁の合計額からさらに上積みするよう精査する方針を確認した。執行停止する事業を週明けにも取りまとめることでも一致した。

これに関連し、政府高官は「額は早く出したい」と語り、週前半にも一段の上積みにメドをつけたうえで、公表したい考えを示した。

【中川昭一さん】死去

10月3日のできごと(何の日)
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4日午前8時15分ごろ、自民党の中川昭一元財務相(56)が東京都世田谷区の自宅2階にある書斎兼寝室のベッドでうつぶせの状態で死亡しているのが見つかった。捜査当局は行政解剖の結果、死因は循環器系の持病の可能性があるとみて、今後、血液や細胞を病理検査して詳しく調べる。

中川氏は最近、不眠を訴えて睡眠薬を服用していた。行政解剖で遺体からアルコールの成分が検出されたことも判明。警視庁世田谷署などは死亡との関連を調べるとともに、遺書がないことから自殺の可能性も低いとみている。

警視庁によると、妻(50)は中川氏が起きてこないため様子を見に行き、ベッドでぐったりしているのを発見。午前8時20分ごろ、119番し、救急隊員が午前8時27分、死亡を確認した。中川氏はポロシャツに短パン姿。一部はだけていたが乱れはなく、室内に争った形跡もなかった。

顔のうっ血や目立った外傷もなかったが、ベッド上に嘔吐した跡があった。室内の机の上と引き出しの中に、睡眠薬とみられる錠剤のシートがあった。死亡したのは3日午後11時前後とみられる。《共同通信》

東京都世田谷区内の自宅で4日朝、遺体で発見された自民党の中川昭一元財務・金融相(56)について、行政解剖の結果、循環器系に異常が発見されていたことがわかった。

一方、警視庁による検視の結果、中川氏の死亡推定時刻は3日午後11時頃と判明した。

同庁幹部などによると、4日午後に行われた行政解剖では、血管などの循環器系に数か所異常が発見されたほか、血液からは微量のアルコール成分が検出された。

中川氏は、発見前日の3日も午前中からベッドに横になっており、妻が午後9時頃に帰宅した際は、ベッドの上で眠っていたという。

死亡していたベッドには嘔吐おうとした痕跡があったほか、自宅からは医師から処方された睡眠薬など数種類の薬が発見されている。

中川氏は少なくとも今月に入ってから、体調を崩していたといい、同庁は病理検査を行い、死亡との因果関係について調べている。《読売新聞》



10月3日 その日のできごと(何の日)