平成7564日目

2009/09/23

【この日の鳩山総理】

各国首脳と会談

鳩山由紀夫首相は23日午前(日本時間同日夜)、オバマ米大統領とニューヨーク市内のホテルで約30分間会談した。米国、日本で相次いで「政権交代」を果たした両首脳の初顔合わせ。首相は大統領を変革のパートナーと位置づけ、地球温暖化対策や核廃絶でも緊密に連携することを確認した。両首脳は日米同盟の強化でも一致。大統領が11月に初来日することも確認した。

首相は来年1月に期限が切れるインド洋での給油活動の扱いや、連立合意に盛り込んだ日米地位協定改定の提起、在日米軍再編・基地のあり方の見直しなど各論には触れず、信頼関係の構築を最優先。会談後、記者団に「信頼のきずなができた」と成果を語った。

日本側の説明によると、首相は「日米同盟を外交の基軸として重視していく」と従来の政府方針の継承を表明。「日米安保体制はアジア太平洋地域の平和と安定の礎であり、いかなる問題も同盟の基軸を強化する形で協力したい」と強調した。

首相はまた、核廃絶に向けた大統領の4月のプラハ演説に「非常に感激した」と述べ、「核のない世界をつくるために、2人で先頭を切って走ろう」と呼びかけた。

アフガン支援については、「自らの問題として、日本にできうる復興支援に積極的に取り組みたい。我々が得意とする分野で積極的に貢献したい」と述べ、具体的には農業支援や元兵士の職業訓練などをあげた。大統領は「大変ありがたい」と応じた。

両首脳は温暖化対策での協力も確認。大統領は首相が温室効果ガス削減の中期目標で、麻生前政権を大幅に上回る「90年比25%」を国際公約にしたことを評価。両国はともにポスト京都議定書の枠組みに中国など途上国を取り込む必要性で一致しており、12月の国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)に向け、連携を進めることで一致した。

北朝鮮については核兵器の保有と開発を認めないことで一致。問題解決の最も有効な枠組みが6者協議であり、米朝協議がその枠組みの中で核の放棄に資する形で行われることが重要だと確認した。拉致問題について首相は大統領に支援の継続を求めた。《朝日新聞》

平成21年9月23日午前(現地時間)、鳩山総理はアメリカ合衆国のバラック・オバマ大統領と首脳会談を行いました。

会談では日米関係や北朝鮮問題などのアジア太平洋地域情勢、気候変動問題や核軍縮・不拡散などのグローバルな課題に関して意見が交わされ、鳩山総理は、日米同盟を日本外交の基軸として重視していく考えを伝え、日米同盟を一層強化していくことで一致しました。また、日米安保や金融・世界経済に関しても緊密に協議、連携していくこととなりました。

続いて、鳩山総理はロシアのドミトリー・アナトリエヴィチ・メドヴェージェフ大統領と首脳会談を行いました。

会談では、アジア太平洋地域において新たな日露関係を切り拓くための意思を確認するとともに、今後も議論を続けていくこと、また、次回の首脳会談を11月のAPECの際に行う方向で調整していくことで一致しました。メドヴェージェフ大統領からは、日露関係に新しい活を入れる時が来ており、領土問題を含め新たな道筋をつけるように努力したい、との立場の表明がありました。

その後、鳩山総理はオーストラリア連邦のケビン・ラッド首相と首脳会談を行いました。

会談では日豪二国間の関係や、北朝鮮問題、核軍縮・不拡散に関して議論が交わされ、ラッド首相からは自らが提唱するアジア太平洋共同体構想について、鳩山総理からは東アジア共同体構想について説明を行いました。

そして、鳩山総理は大韓民国の李明博(イ・ミョンバク)大統領と首脳会談を行いました。

会談ではまず、李大統領から、鳩山総理就任に対して、心からのお祝いが表明されました。これに対して鳩山総理は、未来志向の日韓関係を築いていくために、李大統領と共に協力していきたいと述べました。また、鳩山総理は、日韓関係は、日本にとって最も重要な隣国関係であり、更なる関係強化を図りたいと述べ、両首脳は、今後とも日韓で北朝鮮問題を始めとして様々な問題について緊密に連携をとっていくことで一致しました。




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【前原誠司国交相】八ッ場ダム建設予定地を視察

前原誠司国土交通相は23日、群馬県長野原町の八ッ場ダム建設予定地を視察し、大沢正明知事や地元町長らと意見交換した。

建設中止の撤回を求める知事らに対し、前原国交相は撤回する考えはないことを改めて示した。水没予定地区の住民らは「中止ありきでは話はできない」として意見交換会への出席を拒んだ。

前原国交相は地元の合意がなければ中止の手続きを進めない考えをすでに示しており、今後も地元との話し合いを継続したいと語った。《朝日新聞》

【岡田克也外相】「アフガン本土への自衛隊派遣には制約」

岡田克也外相は23日夜(日本時間24日午前)、国連本部で開いた主要8カ国(G8)の外相会合で、自衛隊などのアフガニスタン本土への派遣に関して「様々な制約がある」と述べ、派遣は困難との考えを示した。そのうえで反政府武装勢力タリバンの職業訓練や雇用拡大など新たな包括的な民生支援策を検討中だと表明した。

会合ではアフガニスタン支援について「アフガン国民自身の(国家再建の)努力を国際社会が支援することが大事だ」との認識で一致。同国軍の訓練により、治安部隊の育成を進める必要があるとの見解も共有した。

イランの核問題については国際社会としての一致団結した対応の必要性を確認。岡田外相は「イランが国際社会の懸念に真剣に応えないなら、より厳しい対応が必要だ」と指摘した。《日経新聞》

【プロ野球・巨人】セ・リーグ3連覇

プロ野球セ・リーグは23日、巨人が3年連続33度目の優勝を飾った。1リーグ時代を含めると42度目。セ・リーグの3連覇は、65年から73年に巨人が9連覇して以来36年ぶりになる。優勝へのマジックナンバーを「1」としていた巨人はこの日、本拠の東京ドームでマジック対象の中日を5―3で下した。4月11日に単独首位に立つと、一度も順位を落とすことなく、2位中日に11ゲーム差をつけて圧倒した。

巨人は10月21日からクライマックスシリーズの第2ステージで、日本シリーズ進出をかけて第1ステージ(10月17~19日)の勝者と対戦する。第1ステージにはすでに中日が進むことが決まっている。《朝日新聞》



9月23日 その日のできごと(何の日)