平成7563日目

2009/09/22

【鳩山由紀夫首相】温室ガス25%削減を表明

世界90カ国以上の指導者が出席した国連気候変動首脳会合が22日午前(日本時間同夜)に開かれ、鳩山由紀夫首相が演説した。首相は、温室効果ガス削減の中期目標について、主要国の参加による「意欲的な目標の合意」を前提に「1990年比で2020年までに25%削減を目指す」と表明した。

25%の削減は、民主党が先の衆院選で掲げた政権公約(マニフェスト)に盛り込んだ主要政策。麻生前政権が示した「05年比15%削減」(90年比8%削減)より大幅に踏み込んだ目標を事実上の国際公約としたことで、日本は実行へ重い責任が課せられた形だ。

演説で首相は、「あらゆる政策を総動員して実現を目指す」として、企業間で排出枠を売買する国内排出量取引制度や、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度の導入、温室効果ガス対策税(環境税)を検討する考えを示した。

ただ、首相は、「わが国だけが高い目標を掲げても気候変動を止めることはできない。世界のすべての主要国による公平かつ実効性のある国際的枠組みの構築が不可欠だ」とも強調。12月の国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)での合意に向け、主要ガス排出国である米国や中国などの前向きな対応を促した。《産経新聞》

平成21年9月22日午前(現地時間)、鳩山総理は国連気候変動首脳会合開会式に出席しました。

鳩山総理は開会式で、温室効果ガスを「2020年までに1990年比で言えば25%削減をめざします」とする目標を各国首脳の前で表明しました。また、途上国の温室効果ガスの削減をについて、「これまでと同等以上の資金的、技術的な支援を行う用意があります」と述べ、これらを「鳩山イニシアチブ」として国際社会に提唱しました。

午後には、国際連合の潘基文(パン・ギムン)事務総長と会談を行い、国連平和維持活動や気候変動、北朝鮮、核軍縮などの諸問題について意見が交わされました。会談で鳩山総理は、国連平和維持活動への貢献を検討することなどを述べるとともに、北朝鮮の核・ミサイル問題の解決に向けた潘事務総長の指導力への期待を表明しました。

潘事務総長は、鳩山首相が表明した温室効果ガス排出量を25%削減する中期目標について高く評価していること、また日本が平和維持、人権、開発、財政などで国連を支援していることに深く感謝していることなどを述べました。

その後、英国のゴードン・ブラウン首相と日英首脳会談を行いました。会談ではブラウン首相より、世界経済の運営に当たっては現下の不況からの脱却のみならず、持続的成長を確保するための協調体制を確保する必要がある旨述べたのに対し、鳩山総理は、わが国としても今後外需に頼りすぎないよう内需を刺激する政策をとっていきたいと述べました。《首相官邸》




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【川端達夫文科相】「アニメの殿堂」建設せず

川端達夫文部科学相は22日、民主党が「アニメの殿堂」と批判していた「國立メディア芸術総合センター」について「施設の建設はしない」と明言、その上で「人材育成などソフト事業によるメディア芸術の振興策を議論する」と述べた。文科省内で記者団の質問に答えた。

川端氏は本年度予算に計上されたほかの事業の予算を執行停止するかどうかは「話せない」とする一方、公立学校の耐震化など地方自治体向けの事業については「地方議会の承認を得ているものは尊重しないと混乱が起きる」と述べ、執行停止に慎重な姿勢を示した。《共同通信》



9月22日 その日のできごと(何の日)