平成7549日目
2009/09/08
【この日の麻生総理】
16日に総裁辞任
麻生太郎首相は8日午前の自民党役員会で「内閣総辞職とともに総裁を辞任する。首相指名選挙では一致団結して行動してほしい」と述べ、特別国会が召集される16日午前に党総裁を辞任する意向を表明した。これを受け、8日午後の両院議員総会で、若林正俊両院議員総会長に投票する方針を固めた。
総裁辞任と若林氏への投票は(1)惨敗を招いた麻生総裁には投票したくない(2)白紙投票は国会議員の責務放棄(3)全員が一致して投票できる候補が望ましい–との党内の声を考慮した苦肉の策。自民党が首相指名選挙で総裁以外に投票するのは極めて異例で、明確な首相候補を擁立できない衰退ぶりを表している。《共同通信》
月例経済報告等に関する関係閣僚会議
平成21年9月8日、麻生総理は総理大臣官邸で、内閣官房長官が主宰する月例経済報告等に関する関係閣僚会議に出席しました。
内閣府から発表された月例経済報告では、我が国の経済基調判断は「景気は、失業率が過去最高水準となるなど厳しい状況にあるものの、このところ持ち直しの動きがみられる。」となりました。
また、景気の先行きについては「当面、雇用情勢が悪化するなかで、厳しい状況が続くとみられるものの、在庫調整の一巡や経済対策の効果に加え、対外経済環境の改善により、景気は持ち直しに向かうことが期待される。一方、生産活動が極めて低い水準にあることなどから、雇用情勢の一層の悪化が懸念される。加えて、世界的な金融危機の影響や世界景気の下振れ懸念など、景気を下押しするリスクが存在することに留意する必要がある。」としています。政策の基本的態度については、政府は、当面、景気対策を最優先で進めるため、「経済危機対策」等を着実に実施する。また、「安心・活力・責任」の3つの目標を同時に達成するための道筋を示す「経済財政改革の基本方針2009〜安心・活力・責任〜」に基づき経済財政運営を進めることとしています。《首相官邸》
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【警視庁】背任容疑で理研主任研究員らを逮捕
警視庁捜査2課は8日、文部科学省所管の独立行政法人「理化学研究所(理研)」(埼玉県和光市)の主任研究員、A容疑者(53)=埼玉県志木市=ら2人を背任容疑で逮捕した。研究用資材を架空発注し、理研に約1100万円の損害を与えた疑い。2人は容疑を認めているという。
逮捕容疑は、04年11月~08年5月、何度でも上書き可能でポイントカードや定期券などに使われる「リライトカード」などの資材を随意契約を装い同社に架空発注し、理研に計約1100万円の損害を与えたとしている。《毎日新聞》
【トヨタ自動車】期間従業員採用再開へ
トヨタ自動車は8日、期間従業員の採用を10月に1年4カ月ぶりに再開すると発表した。ハイブリッド車など低燃費車の受注が好調で工場が人手不足となっているためで、以前働いていた期間従業員を中心に、約800人を雇用する。《共同通信》
【公明党】新体制スタート
公明党は8日、党本部で全国代表者会議を開き、衆院選惨敗に伴う太田代表の辞任を認め、新代表に参院議員の山口那津男政調会長(57)を選任した。任期は太田氏の残任期間である来年秋の党大会まで。会議では北側幹事長の辞任に伴い、後任の幹事長に井上義久副代表(62)、政調会長に斎藤環境相(57)を新たに起用する人事も正式に発表され、新体制がスタートした。
山口氏は代表者会議で、「(衆院選で)党の独自性や公明党らしさを十分に発揮できなかった」と就任のあいさつを行った。民主党との関係については、「野党の立場から、言うべきことは言い、批判すべきことは批判する姿勢で臨む」と述べた。《読売新聞》
【自民党】議員総会は大荒れ
8日の自民党両院議員総会は怒号が飛び交う大荒れの展開。最終的には特別国会の首相指名選挙で若林正俊両院議員総会長(75)を選ぶことで合意したものの、多くの議員が厳しい表情を崩さず、衆院選惨敗の傷の深さをうかがわせた。
午後3時すぎに東京・永田町の自民党本部で始まった総会。冒頭、麻生太郎首相(68)があいさつに立ったが、拍手はまばら。小選挙区で落選し、比例で復活当選した小池百合子元防衛相(57)らは腕組みを崩さず、麻生氏の方を見ようともしなかった。
その後の議論でも、誰かが意見を述べるたびに激しくやじが飛び、会場はバラバラの雰囲気に。来年に選挙を控える参院議員らからは「ゴタゴタを収拾し、一刻も早く参院選に走らせてくれ」「学級崩壊だ」などと悲鳴に似た声も上がった。《日経新聞》
【衆院各派協議会】新首相選出、16日で合意
衆院各派協議会は8日の初会合で、特別国会の日程を16~19日の4日間とし、首相指名選挙を16日に実施することで合意した。民主党の鳩山由紀夫代表を第93代首相に選出する。参院も同日に鳩山氏を選ぶ見通しだ。
各派協議会では、民主党が衆院選での圧勝を受け、正副議長をともに民主党から起用するよう提案。自民党は「慣例通り議長は第1会派、副議長は第2会派から出すべきだ」と主張し、物別れに終わった。議員控室の割り振りなどの問題も含め、10日に再協議する。《日経新聞》