平成7499日目

2009/07/20

【民主党・鳩山由紀夫代表】国民の皆さんとのキャッチボールで政策を作る

鳩山由紀夫代表は20日午後、ごとう祐一・神奈川16区総支部長と、相模原市立麻溝公園内「水の広場」で開かれた野外演説会に参加、地域のことは地域で決める政治を作りあげようと呼びかけた。

鳩山代表は「一緒に新しい日本を、ふるさとを作ろう」という思いで集った皆さんへお礼を述べたうえ、「地方分権、地域主権は民主党の一丁目一番地」と強調。首長が東京に出てまちづくりのための陳情を役人にせざるを得ないような政治をやめようと呼びかけた。

ふるさとのことをふるさとで決めるために、リーダーシップを発揮して官僚を使いこなす政治をすべきところ、自民党内には、4年間の総括を行う直前に総裁の首をすげかえることさえ検討する動きがあったと指摘。政権が長く続きすぎたため、与党の政治家の間ではポスト争いをして総理になることが目的になり、政策作りは官僚に託してしまったため、ムダ遣いが行われ、間違った政策が作られるようになったとして、現在の政治情勢の行き詰まりの原因を説明した。

「官僚をコントロールして政治家がリーダーシップを持った政治をつくるために政治の世界に入った」とごとう総支部長を紹介、徒手空拳、草の根から始めた活動が育っており、即戦力として真ん中で働いてほしいと期待を示した。「私たちは、官僚任せではない、皆さんとキャッチボールで政策を作ることを約束する」として、民主党に政権交代の力を与えてほしいと訴えた。

「いま、このとき」という大声援を浴びて登壇したごとう総支部長は、厚生労働省の補助金をもらうために細かい基準を満たす豪華な特別養護老人ホームが作られている例をあげ、国から地方にどんとお金を渡せば、地域で支える介護にふさわしい形で地域なりの施設を作れるとして、地方分権、地域主権の必要性を訴えた。

また、地域を歩き回ってお話を伺い、人生の苦しさは一人ひとり違うと勉強していると表明。自宅介護には月23万円かかるという現実をつかみ、机の上で制度を作っている人がいかに生活からかけ離れているかを反省し、「ムダ全廃」「天下り禁止」を掲げて取り組むとした。

加山俊夫相模原市長が参加。また、もとむら賢太郎神奈川14区総支部長はじめ地域の自治体議員がマイクを握り、民主党の政策を訴えた。終了後、鳩山代表と両総支部長を囲む幾重もの輪ができ、党への激励の声が寄せられた。《民主党ニュース》




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【千葉団地殺人事件】28歳男を指名手配

千葉市花見川区の団地で18日、住民の洋服店店員、A子さん(61)が殺害された事件で、千葉県警は20日、千葉北署に捜査本部を設置。Aさんに対する殺人と、Aさんの次女、Bさん(22)を連れ去った逮捕監禁の容疑で住居不定、職業不詳、C容疑者(28)の逮捕状を取り、全国に指名手配した。《読売新聞》

【ペルー】フジモリ元大統領に3度目の実刑判決

ペルーの国庫から1500万ドル(約14億2500万円)を違法に支出したとして横領などの罪に問われた元大統領フジモリ被告(70)に対する判決公判が20日、首都リマの最高裁特別刑事法廷で開かれ、サンマルティン裁判長は禁固7年6月の実刑判決(求刑同8年)を言い渡した。

2年10月の公民権停止と罰金300万ソル(約9300万円)も命じた。被告は直ちに控訴する意向を表明した。

ペルー史上、公金の違法支出という「汚職」事件で大統領経験者に実刑判決が下されたのは初めて。

今年4月、禁固25年の実刑が言い渡された市民虐殺事件の1審判決に次ぐ3回目の実刑判決で、フジモリ政権下での汚職と人権侵害の双方に司法が厳しい判断を示した形だ。市民虐殺事件では2事件が併合審理されていた。《共同通信》

【この日の民主党】

いよいよ歴史の動く夏が始まる 一緒に変えていきましょう 岡田幹事長

岡田克也幹事長は20日、大阪市内で熊田あつし・大阪府第1区総支部長と緊急街頭演説会を行い、いよいよ始まる政権交代の夏に向けて、民主党の決意を訴えた。

予想を超える多くの聴衆を前に、熊田総支部長は冒頭、「本当の政治の仕事は二つ、現在の政治課題を解決し、国民の暮らしを守ること。もう一つは未来へこの世界を繋げて行き、次の世代の暮らしを奪わないことだ」と表明。

「国家の不幸は子どもたちを不幸にし、その子どもたちの不幸は日本の未来を不幸にする」との認識を示し、「今の子ども、未来の子どもたちのことを第一に考えた政治を選択して下さい」と訴えると、聴衆から大きな拍手が起こった。

最後に岡田幹事長が登壇し、「東京都議選での民主躍進の原動力となったのは、生活者である国民の不安に自民党は何もできなかったからだ」と指摘。そのうえで「国民の審判が下されたのに、さらに見苦しく権力闘争を続ける自民党に、我々民主党は一丸となってNOを突きつける。明日の日本のための一歩を、勇気を持って踏み出そうではありませんか」と集まった聴衆に政権交代の重要性を訴えた。

熊田総支部長と岡田幹事長はまた、演説会場近くの九条キララ商店街を徒歩で遊説し、商店主や買い物客に挨拶回りを行い、商店街を含めた地域商工業の衰退の現状を視察。小泉改革による経済偏重の構造変革が東京一極集中を生み、大阪でさえその活力を失いつつある中で、商店主から民主党に対する期待を訴えられた。

これを受けて岡田幹事長は、「地方で生きるための社会構造の変革を民主党政権ではやる。皆さんと一緒に今から変えていきましょう」と強い決意を語った。《民主党ニュース》



7月20日 その日のできごと(何の日)