平成7489日目
2009/07/10
【この日の麻生総理】
ラクイラ・サミット(第3日目)
平成21年7月10日(現地時間)、ラクイラ・サミット出席のためイタリアのラクイラを訪問中の麻生総理は、主要8カ国(G8)およびアフリカ各国首脳と国際機関代表による朝食会に出席し、アフリカ地域への支援に関する意見交換を行いました。また同地域の水資源・衛生問題について、G8が技術指導を行うことを盛り込んだ声明を発表しました。
続いて、新興国やアフリカ代表国などを含むサミット全参加国首脳・国際機関代表による拡大会合に出席し、食料安全保障について討議しました。この結果、主要8カ国(G8)などが2012年までの3年間で、農業開発に総額200億ドルの支援を行うことを柱としたラクイラ共同声明を採択しました。
この間、麻生総理はインドのマンモハン・シン首相と会談を行い、地球温暖化問題、経済連携協定(EPA)や安全保障問題に関して協議しました。
会談終了後、今回のサミットの議長であるイタリアのシルヴィオ・ベルルスコーニ首相による記者会見に出席、その後、麻生総理は内外記者会見に臨み、今回のサミットの成果について説明を行いました。
また、内外記者会見終了後、オーストラリア連邦のケビン・ラッド首相と会談しました。《首相官邸》
解散「近く判断」
麻生太郎首相は10日、ラクイラ市内で記者会見し、衆院解散の時期について「自民党内外で解散の時期にいろいろな発言があるのは承知している。諸条件を十分に勘案して近々判断したい」と述べた。《共同通信》
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【日本ハム・多田野数人投手】プロ初完封
ロッテ0-4日本ハム◇10日◇札幌ドーム
日本ハム多田野数人投手(29)が、大記録を寸前で逃した。9回二死まで許したのは4四球の無安打無得点投球。あと1人でロッテ大松に右前打を許し、06年の中日山本昌以来3年ぶりの快挙達成はならなかった。
不振から2軍で調整し、この日1軍に昇格したばかり。いきなり、ロッテ打線を1安打に抑え、プロ初完投を完封で飾った。チームの連敗を5で止め、再び首位ソフトバンク追撃へ勢いをもたらす、大きな1勝だった。《日刊スポーツ》
【東京・お台場】実物大「ガンダム」が出現
人気アニメ「機動戦士ガンダム」の放映30周年を記念して制作された「実物大」のガンダム、全長18メートルの巨大な立像がこのほど完成。東京・お台場の潮風公園で10日、オープニングセレモニーがあり、関係者らにお披露目された。《朝日新聞》
【この日の民主党】
この国には理念が必要 鳩山代表
鳩山由紀夫代表は10日夕、都内の日本記者クラブで会見し、民主党政権での優先政策、政権運営構想を語った。
まず、鳩山代表は、政権交代の必要性を世界史の潮流だとして、イラク戦争の誤り、新自由主義への反省、米国流の資本主義の見直し、世界はこれらがもたらした混乱からの変革を促していると解説した、そのうえで、「アメリカ一極から多極化へと変遷する時代における日本の新しい役割が求められる。その役割を果たすために政権交代が必要」とした。
さらに、長期政権がもたらした官僚政治から国民目線の政治への転換、中央集権から真の分権・地域主権の方向性への転換、縦の利権社会から横のネットワーク・絆のある社会への転換、それらを実現するために政権交代が必要だと主張した。
そのうえで、凛とした尊厳ある国家を目指すと表明し、政権交代はあくまでもスタートであって目的ではないとして「この国には理念が求められている。それが友愛。フランス革命では自由・平等・博愛といわれたその博愛が私の言う友愛」と自らの理念を語った。
次に鳩山代表は政策課題について、医療・介護・年金、教育・子育て、雇用などソフト面を重視する考えを示し、財源についてはムダを徹底的に排除することで生み出し、「国に総支出207兆円のうち、削れない年金などの社会保障費、国債の償還費などを除く約70兆円を徹底的に見直すと数十パーセントは出てくる」として、4年間は消費税を上げないと明言した。
さらに、政権運営については、(1)官僚丸投げから政権党が責任もつ脱官僚、政治家主導、(2)政府と与党の使い分けから内閣への一元化、(3)縦割りの官益から官邸主導の国益――の3原則を挙げて説明した。
同時に、解散から政権発足までの期間に与党と野党の間で、連絡協議会をつくり、危機管理や行政の中立性を担保したいとの考えを明らかにした。
記者からの内閣不信任案についての質問に、「都議選の結果を踏まえる。13日に三役が集まり、他の野党とも相談して決めたい」と答えた。
また、労組の支援を受けているから、改革できないのではとの質問に、「正しい改革は当然進める。世話になったからと言って政策を曲げることはない」と明言した。《民主党ニュース》