平成7486日目
2009/07/07
【麻生太郎首相】ローマ法王と会談
主要国(G8)首脳会議(サミット)出席のためイタリア訪問中の麻生太郎首相は7日、カトリックの総本山ローマ法王庁(バチカン)で法王ベネディクト16世と初めて会談。法王は世界的な経済危機の影響を受けた貧困層やアフリカへの日本の支援に期待を示した。《共同通信》
平成21年7月7日(現地時間)、麻生総理はイタリア共和国ラクイラで開催される第35回主要国首脳会議(ラクイラ・サミット)に出席するため、イタリアのローマに到着しました。今回のサミットは、1975年にフランスのランブイエで開催された第1回サミットから数えて35回目のサミットとなり、昨年の洞爺湖サミットに引き続き、世界経済、環境・気候変動、開発・アフリカ、政治問題を中心に議論される予定となっています。
ローマのフィウミチーノ国際空港に到着した麻生総理は、同日昼からローマ法王ベネディクト16世に謁見しました。日本の総理大臣としては10年ぶりのバチカン訪問であり、また2005年5月に就任した法王ベネディクト16世との初の謁見となりました。謁見で麻生総理は「国際情勢の安定や、人類共通の問題の解決に向けて協力したい」と述べました。続いて、ベルトーネ法王庁総理と会談し、アフリカ問題などについて話し合いました。
夕方からはローマ市内テベレ川の中洲に位置するティベリーナ島で開催されている日伊交流行事「ジャパンイタリー」に出席しました。
その後、キージ宮にてイタリアのシルヴィオ・ベルルスコーニ首相と会談し、ラクイラ・サミット成功に向けた首脳同士の連携を確認するとともに、北朝鮮問題やイラン問題などについて意見交換を行いました。また、首脳会談に先立ち行われた共同記者発表で、麻生総理は4月に震災に見舞われたラクイラの復興支援策を表明しました。《首相官邸》
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【自民党・古賀誠選対委員長】宮崎県・東国原知事と会談
自民党の古賀誠選対委員長は7日、宮崎県の東国原英夫知事と党本部で会談し、作成中の衆院選マニフェスト(政権公約)を説明した上で重ねて自民党からの衆院選立候補を要請したものの結論を持ち越した。古賀、東国原両氏とも会談後、記者団に「前進している」と表明。党内からは「立候補で事実上合意した。関心を引きつけるため結論を先延ばししたことにしている」との指摘もでている。《共同通信》
【この日の民主党】
「中国政府は人権、人命の尊重を」鳩山代表、ウイグル暴動で
鳩山由紀夫代表は7日午後の記者会見で、今朝未明に和歌山県を襲った集中豪雨で亡くなった方へのお悔やみを述べ、土砂崩れで被災、避難されている方々に対しても心からお見舞いを申し上げたいと表明。これ以上災害が拡大しないように政府、行政機関は全力を尽くしてほしいと語った。
中国・新疆ウイグル地区で暴動が発生し、流血の惨事となり、多くの命が失われたことにも言及、「同じアジアの人間として心から胸が痛む思いだ。中国政府は人権、人命の尊重に力を注いでいただきたい」と述べた。
貨物検査法案への対応を問われると、国会承認については議論が必要との見解を示したうえ、「麻生内閣は末期症状を呈している。早くこの法案を審議して上げていく必要があるのではないか。審議にはわが党としても十分応じたい」と表明。
これに関連して鳩山代表は「国民の皆さんに信頼を失っている麻生政権のもとではなく、早く新しい政権を樹立し、信頼を回復していくなかで、国民の皆さん方の意思を尊重しながら、一つひとつの法案を審議して結論を出していくことのほうが上で、結果として近道になることもある」と指摘した。
内閣不信任案を提出するうえで絶対的な条件というものはなく、国民世論や他党の考え方、都議選の結果をしっかり受け止めながら判断をするべきだと語った。
北方領土をわが国固有の領土と明記した北方領土問題等解決促進特別措置法(北特法)改正案の成立を受けて、ロシア側が強く反発していることについて感想を求められた鳩山代表は「そもそも北方領土は日本の固有の領土という思いは、政府のみならず国民の共有する考え方だ。民主党も当然そう考えている」と主張。
ビザなし交流については、お互いに主張がありながら信頼を高めるために行われてきたものと指摘、「このようなことでロシア側が反発することは、妥当な判断ではない」として、文化や科学技術の交流、4島の島民の交流を進めるためにも、止めるべきではないとの考えを示した。
政治献金問題への対応については、自ら開いた一議員としての会見で32問の質問が出て、弁護士とともに、できるかぎり真摯に、事実をありのまま答えたと報告。その一部始終が国民の皆さんに伝わり、理解してもらえるよう何らかのことを考えていきたいとした。《民主党ニュース》