平成7482日目

2009/07/03

【東京都議会議員選挙】告示

任期満了に伴う東京都議選(定数127)が3日告示された。投開票は7月12日。自民と民主が第一党を争い、石原慎太郎知事を支える自公が64の過半数を維持できるかどうかが焦点。

7月5日の静岡県知事選とともに、結果は麻生太郎首相の進退にまで影響する可能性がある。政権を争う衆院選の前哨戦として与野党とも幹部を連日投入、国政選挙並みに総力を挙げる。《共同通信》

民主党の鳩山由紀夫代表と菅直人代表代行はそろって、3日午前東京中央区の築地4丁目の交差点で街頭演説。東京から政権交代、命を大切にする政治への転換を訴えた。

鳩山代表は「東京を、日本を変えようではないか」と呼び掛け、特に「築地は世界に通用する言葉であり、築地と言えば市場。これを都知事と都議会が変えようとしている。土壌が汚染されている豊洲に移してはならない」と訴えた。

さらに、「一人の命も粗末にしてはならない。毎日100人を超す人が自ら命を絶つ国になっている。政府の無策が原因だ。コンクリート、ハコモノをつくるのではなく、命を粗末にしない政治をつくりあげよう。今日はその(政治実現へ向けた)初日。コンクリートより人を大切にする政治への夜明けがやってきた」として、集まった聴衆に「東京を取り戻そう」と訴えた。

菅代表代行は、「歴史的2009年の大勝負の幕が上がった」と呼び掛け、「1500億円もつぎ込んだ新銀行東京は明らかにおかしい。石原都知事と並んだポスターを張っている人、石原都知事と同じ判断をする人を都議会から排除しよう」と訴えた。

さらに、「東京から政治を変えよう。16年前、細川政権が生まれた。わずか8か月だった。少なくとも5年間は鳩山さんに総理をやっていただきたい」と政権交代を訴え、「歴史に残る2009年に。都政の大転換、国政の大転換へ、皆さん参加してください」と呼び掛けた。

街頭演説の司会は、鈴木寛参院議員が務め、連合本部の古賀伸明事務局長も「連合も安心・安全の街東京へ総力を挙げる」と訴えた。

最後に、東京都第2区の中山よしかつ総支部長が、築地での演説の意義を「民主党は命を大切にする政治を目指すことの現れ」としたうえで、築地市場を守ろうと訴えた。《民主党ニュース》




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【天皇、皇后両陛下】カナダへご出発

天皇、皇后両陛下は3日、カナダ、米ハワイへのご訪問に向け、羽田空港発の政府専用機で出発された。最初の訪問地、カナダの首都オタワには現地時間の同日午後(日本時間4日未明)に到着される予定。

陛下のカナダご訪問は、皇太子時代の昭和28年、昭和天皇の名代としてエリザベス女王の戴冠式に参列するため、英国に向かう途中に訪問されて以来56年ぶり。皇后さまは初めてとなる。また、両陛下のハワイご訪問は平成6年6月以来、約15年ぶり。《産経新聞》

【この日の民主党】

羽田最高顧問、前原副代表、イラン日本友好議員連盟会長と会談

羽田孜最高顧問、前原誠司副代表は3日、党本部にてアラーエッディン・ボルージェルディ会長(国家安全保障外交委員長)と会談した。鉢呂吉雄『次の内閣』ネクスト外務大臣、岩國哲人国際局長、平岡秀夫衆議院議員が同席した。

冒頭、羽田最高顧問は歓迎の意を述べるとともに、長年続く自民党政権から民主党政権への交代について語った。これに続き前原副代表は、迫る総選挙での政権交代への実現について意気込みを語るとともに、歴史的な日本とイランの友好関係は超党派であり、政権が交代しても、二国間関係をさらに深めていきたいと述べた。

岩國国際局長は、スパイ容疑でイランにて拘束されていた日系米国人ジャーナリスト、ロクサナ・サベリさんが釈放されたことを喜んでいると語るとともに、イラン人女性の日本での文学賞受賞を称えた。これに対し、ボルージェルディ会長は、イランでは女性が高い地位を占めており、イランの大学では女子学生の方が男子学生よりも多いなどの現状を披露した。今回一行の一員として訪日を果たしたラーレ・エフテハーリ議員も女性議員として、また神学博士として活躍していると紹介した。

鉢呂ネクスト外務相は、イランと北朝鮮との係わりについて触れ、北朝鮮により日本がさらされている核やミサイルの脅威に対し、北朝鮮と近い関係にあると言われるイランから北朝鮮へ平和を求める積極的働きかけを要望した。これに対しボルージェルディ会長は、核兵器廃絶に向けての取り組みについて語り、全世界にひとつでも核兵器が存在することは脅威である、と強調した。この度、IAEA(国際原子力機関)の次期事務局長に日本の天野氏が選出されたことに対し祝意を表するとともに、いかなる国に対しても例外なく公正、公平かつ徹底的な査察を実施し、成果をあげることを期待していると述べた。《民主党ニュース》



7月3日 その日のできごと(何の日)