平成7417日目
2009/04/29【この日の麻生総理】
中国訪問(第1日目)
麻生太郎首相は29日午後、中国の温家宝首相と北京の人民大会堂で会談した。
両首脳は新型インフルエンザ対策について、感染拡大を阻止するため、日中が協力して対応することで一致。北朝鮮問題については、6カ国協議から離脱宣言した北朝鮮に復帰を働き掛け、同協議の枠組みで解決を目指す方針を確認した。《共同通信》
平成21年4月29日、中華人民共和国を訪問するため政府専用機で羽田を出発した麻生総理は、同日午後(現地時間)、中華人民共和国の首都北京に到着しました。
まず、国際交流基金北京日本文化センターを訪問しました。国際交流基金の藤田安彦所長から、センターの活動状況についての説明を受けた後、国際漫画賞の展示ブースや北京外国語大学日本語学科学生のアフレコを視察しました。
その後、人民大会堂において歓迎式典に出席した後、温家宝国務院総理との会談を行いました。会談では、日中関係や北朝鮮問題について話し合いました。日中関係について、麻生総理は、日中両国は「戦略的互恵関係」を育てていくべきであると指摘し、両国は、本年も様々な機会にハイレベルでの意思疎通を継続していくことを確認しました。新型インフルエンザ問題についても、事態の深刻さにかんがみ、日中間で情報交換や予防措置の協力を行っていくことで一致しました。また、環境、エネルギー・気候変動問題、交流の推進、食の安全、東シナ海資源開発、核軍縮等での協力の強化について意見交換し、経済・ビジネス分野に関しては、第二回日中ハイレベル経済対話を6月7日に東京において開催することで一致しました。 さらに、北朝鮮について、麻生総理は、我が国として北朝鮮の非核化を進めていく上で六者会合が最も現実的な枠組みと考えており、議長国の中国に重要な役割を果たして欲しい旨を述べ、中国側の引き続きの協力を求めたのに対し、温総理は、六者会合を通じて朝鮮半島の非核化を実現したい旨を述べました。《首相官邸》
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【柔道・全日本選手権】穴井隆将選手が初優勝
体重無差別で今年の柔道日本一を決める全日本選手権(朝日新聞社後援)が29日、東京・日本武道館であり、24歳の穴井隆将(天理大職)が6回目の出場で悲願の初優勝を果たした。穴井は決勝で出場11回目のベテラン・棟田康幸(警視庁)に優勢勝ち。準々決勝では、前年準優勝で北京五輪後の復帰戦となった鈴木桂治(国士大教)に一本勝ちした。《朝日新聞》
【楽天・野村克也監督】監督通算1500勝
プロ野球楽天の野村克也監督(73)が29日、監督通算1500勝を達成した。同日、楽天が本拠地クリネックススタジアム宮城で行われた日本ハム戦で勝ち、指揮を執った同監督が監督生活24年目で史上5人目の大台に到達した。歴代最多は鶴岡一人氏の1773勝。《時事通信》
20歳の右腕から73歳の指揮官に、記念のボールが手渡された。史上5人目、通算1500勝のウイニングボールだ。4安打1失点で投げ切った田中は「きょうは1500勝のために投げました」。開幕から4試合連続の完投勝利で、野村監督の記録に花を添えた。《スポニチ》
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通算1500勝を達成した野村監督に、選手会長の岩隈から花束が渡された。監督生活24年目で到達した節目の記録を73歳は「通算記録だから、優勝の瞬間とは違う味」と表現した。
過去の達成者には南海時代の恩師に当たる鶴岡一人氏をはじめ、三原脩、水原茂の両氏ら往年の名将が名を連ねている。5人目となった野村監督は「そんな大監督と並べないで。そういう人たちの上に行っちゃいけない」と謙遜していた。《スポニチ》
【この日の民主党】
「国民主導、生活第一、地域主権の『新しい日本』をつくる」小沢代表、第80回メーデーで宣言
小沢一郎代表は29日午前、東京の代々木公園で開かれた第80回メーデー中央大会で挨拶(全文は下記関連記事参照)を行い、会場に集まった多くの「働く仲間」の皆さんを前に、「衆議院総選挙に勝利して、政権交代を実現する。国民の側に立った新政権をつくり、『国民の生活が第一。』の政治を実現する」と改めて表明した。
冒頭、主催者を代表して高木剛連合会長が挨拶に立ち、連合は格差拡大、貧困が社会問題化するなかにあって、メーデーにおいては第76、77回と2年続けて中央メーデーと並行して、パート契約者の集いを開催してきて、そして昨年、一昨年は同じ会場で非正規労働メーデーと銘打って集まりを行ってきたと紹介。「そして今年の記念すべき第80回メーデーにおいては、中央メーデーを正規も非正規もすべての働く仲間がメーデーで一体という思いから非正規労働者のみなさんにも参加を呼びかけた」と語った。
そのうえで、「この第80回メーデーを契機に、今の日本の社会のありように怒りをこめ、正規労働者も非正規労働者も共に連帯し、労働者の生活権利を再建するため、勤労国民の先頭に立ってわれわれが戦わなければならない」と述べ、連帯を呼びかけた。
高木会長はまた「本年9月までには解散・総選挙がある」との認識を示し、「日本を変えていくためには政治も変えなければならない。今回の総選挙では政権交代を何が何でも果たさなければならない。そんな思いを込めて全力をつくす」と力説した。
続いて、集まった参加者の大きな拍手と歓声で迎えられて小沢代表が登壇し、メーデーのお祝いを述べるとともに、連帯の挨拶を行った。
はじめに、皆さんからいただいている様々な激励に対して、深く感謝申し上げると述べたうえで、「皆さんの声をしっかりと受けとめ、何としても今年、衆議院総選挙に勝利して、政権交代を実現する。国民の側に立った新政権をつくり、『国民の生活が第一。』の政治を実現する。この自分自身の身の果てるまで、あらゆる障害を乗り越えて、その使命を達成することを、この機会にお約束する」と力強く表明した。
そのうえで、百年に一度とも言われる経済危機にあっても、官僚任せの麻生内閣、自公政権は、従来と同じように、官僚支配の制度、仕組みやムダづかいをそのままにしておいて、その場しのぎのバラマキをただ繰り返すばかりであると指摘。その結果、金融危機では世界で最も軽微な損失だったはずの日本がいまや、先進国で最悪の景気後退に陥っているとも分析。同時に企業倒産、「派遣切り」は増え続け、正社員のリストラ、労働条件の切り下げも止まらないとの認識を示した。
「これほど無節操、無責任極まりない麻生・自公政権には、当然、この危機を乗り切る能力も意欲など全くない」と厳しく指摘した小沢代表は、困難を打開し、生活の安心と国民の元気を取り戻すために、一刻も早く、国民の信頼を得た強力な政権をつくらなければならないと指摘。「それが、民主党を中心とする政権であると確信している」と述べた。
「新しい政権をつくるのは正に国民であり、ここにお集まりの同志の皆さんご自身。今こそ、私たちの手でわが国に議会制民主主義を定着させようではありませんか」と呼びかけた小沢代表は、「国民主導、生活第一、地域主権の『新しい日本』をつくる」と力強く宣言した。《民主党ニュース》