平成7366日目
2009/03/09
【この日の麻生総理】
日本・東ティモール首脳会談
平成21年3月9日、麻生総理は総理大臣官邸で、公式実務訪問賓客として訪日中の東ティモール民主共和国のカイ・ララ・シャナナ・グスマン首相兼国防・治安大臣と首脳会談を行いました。
会談では、二国間関係の強化、平和構築支援、国際場裡における両国間の協力関係の確認等について意見交換が行われました。
麻生総理は「グスマン首相の訪日に心から歓迎申し上げます。今後とも新しい形の協力を含めて、日本と東ティモールの未来志向の良好な関係の一層取組みを行いたい。そしてラモス・ホルタ大統領の早期の訪日の調整をしたいと思っています。」と述べ、二国間関係を更に発展させていくことの重要性について確認しました。
平和構築支援では、グスマン首相から日本が東ティモールの独立前の1999年より、真実和解委員会を支援するプロジェクト等に資金協力を行ってきたのみならず、自衛隊施設部隊、文民警察、選挙監視団、技術協力等の人的貢献を行ってきたことに対し、東ティモール国民を代表して甚大なる謝意を表明、麻生総理は東ティモールを含むアジア太平洋地域の平和と安定のため、今後とも東ティモールにおける平和構築を積極的に支援する旨を述べました。
国際場裡における両国間の協力では、国連安保理改革、北朝鮮、気候変動問題、テロ防止等国際社会が直面する諸問題について、協力していくことを確認しました。《首相官邸》
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【WBC1次ラウンドA組】韓国1−0日本
野球の国・地域別対抗戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドA組最終日は9日、東京ドームで行われ、3連勝で同組1位を狙う日本は0−1で韓国に競り負け、2位で2次ラウンドに進んだ。
日本の先発岩隈(楽天)は六回途中1失点で降板するまで好投した。その後は杉内(ソフトバンク)やダルビッシュ(日本ハム)らが抑えたが、打線が韓国先発の奉重根を攻めあぐね、その後も決定打が出なかった。《共同通信》
【この日の民主党】
鳩山幹事長、保育園・幼稚園視察
鳩山由紀夫幹事長は9日午前、山形県第1区の、かの道彦総支部長、舟山康江参議院議員とともに、山形市内にある社会福祉法人キンダー伸誠会キンダー保育園、羽陽学園短期大学付属鈴川幼稚園をそれぞれ訪問。子どもたちが置かれる環境のなかでの改善すべき課題について経営者、保育士、先生、子育て中のお母さん、それぞれの立場からのご意見を伺った。
最初に訪れたキンダー保育園では海和宏子理事長、海和伸吉副理事長の案内のもとで、園内を見てまわり、保育士さんと遊ぶ子どもたちの笑顔とふれあった。特に、病児保育室は念入りに視察。「子どもが病気でも仕事を休めない」働くお父さんやお母さんのニーズに即したサポートのあり方を目の当たりにした。
景気後退のなか、共働き世帯の増加に伴い、定員より20%増しの148人の子どもたちを預かっていると現状が理事長から語られるとともに、副理事長から「国として責任をもって対応しなければならないものと、市場原理にゆだねてもいいものとの間で、住み分けを図ってほしい」との提案があり、市場原理にゆだねて規制緩和すればいいのではなく、子どもたちにとって何が必要かという観点での住み分けが必要だとの指摘があった。
地域で働きながら子育てしている人たちの意見を取り入れながら、求められるニーズに即した保育園を目指しているという説明もあり、病児保育や薬をもって登園してくる子どもへの専門知識をもった対応の実現に向けて看護士が常駐していること、また食育と栄養面でのフォローの意味で栄養士も配置しているとの話があった。子どもを安心して預けられる、求められる保育の実現に向けては、栄養士や看護士は配置基準に位置づけるべきだとの指摘があった。
そうした提案を鳩山幹事長は重く受け止めるとともに、「家庭内でだけ育てられている子どもたちと比べ、しっかりとしたお子さんが多いという印象がある」と語り、多くの人との交わりのなかで育つことの重要性を指摘した。そのうえで、待機児童を減らしていくために民主党としても力をつくしていく考えを表明した。
鈴川幼稚園では卒園式に向けて練習に励む子どもたちの、見事な合唱の声に迎えられて園内に入った鳩山幹事長と鹿野総支部長は、園児たちの見事なせりふと歌声にしばらく耳を傾けた。
また、園内を視察。子どもたちといっしょにゲームに興じたりしながら、くまなく見てまわった。この幼稚園では、教員養成校である羽陽短大の付属園としてとして豊富なカリキュラムがあるのが特徴。最長午後6時までの預かり保育も実施されている。
視察後の懇談では先生から子どもたちの発育に役立つ魅力的なカリキュラムを揃え、見学に来た多くの保護者が子どもを預けたいという思いを持ちながらも、保育料の問題で預けることを断念するケースが多いことや、年子を預けているというお母さんからは保育料のために働いているようなものだといった家計の窮状を訴える声があった。
さらには親の介護と子育ての両方を担い、金銭的にも体力的にも追い込まれている実態などが語られた。「教育予算を手厚くするべきだ」との指摘には、鹿野総支部長や舟山議員はOECD諸国と比べて公教育への国家支出が最低レベルである日本の実態を説明するとともに子育て世帯を手助けするための子ども手当月額2万6000円の支給をはじめ、民主党政権においては「子育てのための予算配分を手厚く」していく考えを強く表明した。《民主党ニュース》