平成7361日目
2009/03/04
【この日の麻生総理】
衆議院本会議
定額給付金や高速道路料金引き下げなどの財源を確保する2008年度第二次補正予算関連法が4日午後の衆院本会議で、自民、公明両党など出席議員の3分の2以上の賛成多数で再可決、成立した。民主、共産、社民などの野党は反対した。参院で否決された法案が衆院で再可決により成立したのは昨年12月の改正新テロ対策特措法に続き5件目。
政府、与党は関連法の成立により、給付金の位置付けや受け取りをめぐる麻生太郎首相のぶれから生じた混乱を収束できるとみている。首相は来週後半も新たな追加経済政策の策定を与党に指示する方針だ。《共同通信》
平成21年3月4日、麻生総理は衆議院本会議に出席しました。本日の衆議院本会議において、平成20年度第2次補正予算関連法(平成20年度における財政運営のための財政投融資特別会計からの繰入れの特例に関する法律)が成立しました。
本法案は、去る1月13日の衆議院本会議で可決されましたが、本日の衆議院本会議に先立って行われた午前の参議院本会議で否決され、衆参両院の議決が異なったことから、衆議院に直ちに返付されました。その後、憲法第59条第2項の規定に基づき、衆院本会議で3分の2以上の賛成多数で再可決され、成立しました。《首相官邸》
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【民主党・小沢一郎代表】公設秘書の逮捕を受け会見
民主党の小沢一郎代表は4日午前、公設第1秘書のA容疑者(47)が政治資金規正法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕されたことを受けて党本部で記者会見し、「私自身何らやましいことはなく、秘書の行為は適法だ」との認識を示した上で「それによってどうこうとは考えていない」と述べ、代表を辞任しない考えを表明した。また、東京地検の捜査方法について「強制捜査を受けるいわれはない」と強調し、「衆院選がとりざたされている時期に異例の捜査が行われたのは、政治的にも法律的にも不公正な国家権力、検察権力の行使だ」と批判した。
会見に先立つ党の緊急役員会で、執行部は「小沢氏は間違ったことをしておらず、責任をとる必要はない」として小沢氏の続投を支持することで一致した。しかし、中堅・若手の一部には辞任を求める声も上がり始めており、捜査の進展や世論の反応次第では小沢氏が辞任に追い込まれる可能性もある。
小沢氏はA容疑者の逮捕について、「企業献金という認識に立っていたとすれば、政党支部で受領すれば何の問題も起きなかった。政治団体からの寄付という認識だったから政治資金管理団体として受領したと報告を受けている。しごく当たり前のことだ」と指摘した。
また、ゼネコンから多額の献金を受けている点については、「ゼネコンだけでなくその他の企業からも身に余る献金をいただいている。制約するのではなく、どこから受けても構わないが、収支をすべてオープンにし、国民が判断できる仕組みにするのが私の主張だ」と強調。「自民党と同じ体質」との指摘に対しては「全く心外だ。私の『公開しろ』との主張を自民党はずっと嫌がってきた。公開していたら年金、医療、社会保険庁の問題など、もっと早く改善できていた」と反論した。
小沢氏は緊急役員会の冒頭、「国民や議員の皆さんに心配や迷惑をかけたことをおわびしたい」と述べた上で「政治資金規正法にのっとって処理しており何ら問題はない」と強調。「個人の問題ではなく、皆さんも協力してほしい」と述べ、今後の党運営への協力を求めた。《毎日新聞》
【この日の民主党】
国民の多くが反対する給付金法を強引に通した政府・与党に遺憾の意を表明 鳩山幹事長
鳩山由紀夫幹事長は4日午後、同日の衆議院本会議で約2兆円の定額給付金財源法を盛り込んだ政府・与党提出の08年度第2次補正予算関連法案の再議決が行われ、同案が成立されたことを受け、国会内で記者団に見解を示した。
はじめに、再議決によって08年度第2次補正予算関連法案が成立したことについて、「民主主義は数だとして、数の力で何でもありと考える与党は、国民の多くが反対する定額給付金財源法案を通した。我々は国民のために政治を行っているという基本に戻らなければならない」と述べ、数の暴力で強行に同関連法案を通した与党に対して、「大変けしからん」と遺憾の意を表した。
同日午前、政治資金管理団体の会計責任者である公設第一秘書が逮捕されたことで行われた小沢一郎代表の会見に関しては、「様々な疑念に対する質問に明快に答えていた」と感想を述べ、説明責任は果たされたとの見解を示した。加えて、「小沢代表が説明責任を果たしたことで、我々は小沢代表と公設第一秘書の身の潔白を信じて、党として一体感を保っていかなければならない」と述べ、政権交代に向けて、この難局にしっかりと立ち向かっていく決意を改めて語った。
また、検察の強制的な捜査手法に対して会見のなかで小沢代表が「不公正な国家権力の行使」と発言したことを受けて、与党側から「民主主義のルールが分かっていない」との批判の声が挙がっていることにも言及。鳩山幹事長は、「むしろ民主主義のルールが分かっていないのはどちらかと言いたい」と語気を強め、さらに「選挙が近い時期にこのような異例の捜査手法を行ったことに政治的意図があったとしか思えない。状況証拠だけのなかで、なぜこのような捜査を行ったのか、大変憤慨を感じている」と反論。検察側がこの状況下で公設第一秘書を逮捕するなら、国民に対しても説明責任を果たすべきであるとの考えを語った。《民主党ニュース》