平成7329日目

2009/01/31

【この日の麻生総理】

世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席

麻生太郎首相は31日昼、世界経済フォーラム「ダボス会議」で特別講演した。世界的な金融危機で失速を余儀なくされているアジアの成長強化に向け1兆5000億円以上の支援方針を表明。地球温暖化対策では2020年ごろまでの日本の温室効果ガス削減の中期目標を「6月までに公表する」と言明し、途上国の温暖化対策も打ち出した。《共同通信》

平成21年1月31日(現地時間)、麻生総理は世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)出席のため、スイス連邦のダボスを訪問しました。

まず麻生総理は、スイスのハンス=ルドルフ・メルツ大統領と会談を行いました。麻生総理は、日・スイス自由貿易・経済連携協定の署名に向けて準備が進められているなど、両国の協力関係が幅広い分野で進展していることを歓迎すると述べました。また、スイスとは今後様々なレベルでの政策対話を通じて協力関係を深めていきたい旨を述べたのに対し、メルツ大統領からは政策対話の促進を心から歓迎する旨が述べられました。

その後、英国のゴードン・ブラウン首相と会談を行いました。会談冒頭、両首脳より、現在のそれぞれの国内経済状況及び経済対策の説明を行った後、4月2日に予定されている第2回金融・世界経済に関する首脳会合(ロンドン・サミット)に向けて議論を深めていくべき点につき意見交換を行いました。

会談後、ダボス会議に出席し、麻生総理は「私の処方箋〜世界経済復活に向けて〜」と題した特別講演を行いました。講演では、世界が経済危機に直面している中で世界は何をすべきか、そしてその中での日本の役割について述べました。

この中で金融危機への措置について、金融機関の不良債権の迅速な処理、公的資金による資本注入の必要性などの応急手当てに加え、経済の体質改善や体力強化も必要と述べました。具体的には、金融市場への監督体制の導入や格付会社への規制などの市場ルールの再構築や、保護主義に陥らないためにWTOドーハ・ラウンドの早期妥結に向け各国と協力してくことなどを挙げました。

また、世界経済を再び安定的な成長軌道にのせるには、外需依存と内需不足に起因する世界的不均衡を是正しなければならないとし、麻生総理は「私は、世界第2位の日本経済が活力を取り戻すことが、何よりも日本の責務と心得ます。」と述べ、約75兆円の景気対策について説明しました。

この他、アジアに対する緊急支援として100億円の資金拠出や、対アフリカへのODA倍増・民間投資の倍増支援、中東への治安対策と復興支援など、世界経済の体質・体力強化の施策や、「クールアース・パートナーシップ」などの気候変動対策について述べました。

講演後、非公開会合(気候変動セッション)およびビジネスリーダーとの昼食会に出席した後、デンマーク王国のアナス・フォー・ラスムセン首相と会談を行いました。会談では主に環境問題について議論し、COP15会議の議長国であるラスムセン首相より「COP15会議の成功のためには、首脳レベルの関与が重要である」旨が述べられました。これに対し麻生総理は、昨年の北海道洞爺湖サミットでの成果に言及するとともに、2013年以降の次期枠組みには、米国、中国等の主要経済国が参加することが不可欠である旨強調し、デンマークと緊密に協力していきたい旨を述べました。《首相官邸》




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【横綱朝青龍関】ガッツポーズを反省

復活優勝を果たした大相撲初場所の優勝決定戦後の土俵上で、両手を高々と上げるガッツポーズが横綱審議委員会から批判された横綱朝青龍は31日、「気持ちを抑えられなかったことは反省している。約1年ぶりだからね。うれしい気持ちを出しすぎた」と苦笑いを浮かべて反省した。

朝青龍は30日に故郷のモンゴルから再来日。武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)に口頭で注意された師匠の高砂親方(元大関朝潮)とも品格を欠いた行為について話し合った。「場所前のことを考えると、優勝なんて考えられなかった。だからガッツポーズをした。それくらいうれしかった」と、冷静に振り返った。《スポニチ》

【この日の民主党】

来年度予算通過後、選挙以外に政府自民党に選択肢なし 小沢代表

小沢一郎代表は31日、岩手県連第12回定期大会に出席し、「来年度予算が通過したら、選挙をする以外に政府自民党に選択肢はない」と述べ、遅くとも来年度予算が成立した時点で必ず解散・総選挙が行われるとの認識を示した。

小沢代表は「民主党中心の政権をつくることによって国民の皆さんに目を向けた政治を実行していかなくてはいけない。そして世界的な大動乱になるかもしれない歴史的な荒波を乗り切って、日本丸を間違いのない方向に導いていかなくてはならない」とも述べ、政権交代にかける決意を改めて示した。

また工藤堅太郎県連代表(参議院議員)は「畑浩治総支部長を擁立した岩手2区に勝つことが小沢政権につながる」と岩手県連として悲願の県内小選挙区の完全制覇を成し遂げることが政権交代に直結するとして県連の総力を結集していくとした。

定期大会後に開かれた記者会見で小沢代表は麻生内閣について、「国民にまったく見放された内閣で、いつ退陣があってもおかしくない状況だ」と指摘するとともに、「退陣すれば次は総選挙をせざるをえない」と、自民党内での政権のたらい回しはできないとの認識を示した。そのうえで、「予算が通過すれば、解散を引き伸ばす理由はないし、予算成立後の解散・総選挙は国民に実害を及ぼすおそれが少なくてすむ」とも述べ、早期の解散・総選挙を改めて言及した。

岩手県連の定期大会では、達増拓也岩手県知事、砂金文昭連合岩手会長、村木美隆郵政政策研究会岩手県北部地区副会長など県内各団体の方々の出席のもと、工藤県連代表をはじめ、黄川田徹、階猛衆議院議員、平野達男、主濱了、藤原良信各参議院議員、畑浩治第2区総支部長、所属県議会議員のほか各地域の代議員が参加。

「2009年を雇用を守り、暮らしを守り、地域を守る、『国民の生活が第一。』の元年にしなければならない。多くの国民が待望する民主党政権の樹立と小沢総理の誕生を必ずや実現させ、岩手から日本を変える歴史的な年とすることを誓う」との大会宣言を決議した。

参加した代議員は「今度の総選挙は国民にとって最大、最後の選択であり、ここで政権交代しなければ日本の将来はない。私自身最後の戦い、最後のご奉公」という小沢代表の思いに改めて触れ、今後一層の日常活動の充実を誓いあった。《民主党ニュース》



1月31日 その日のできごと(何の日)