平成7291日目
2008/12/24
【この日の麻生総理】
麻生内閣総理大臣記者会見
平成20年12月24日、麻生総理は総理大臣官邸で、平成21年度当初予算と平成20年度第2次補正予算について記者会見を行いました。
会見では、今回の予算に込めた麻生総理の意図を、3枚のパネルを使いながら説明しました。今回の予算は、国民生活を守るための予算としています。 20日に具体化した第2次補正予算と今日編成した21年度予算に、10月成立した第1次補正予算の3つを合わせると、事業規模で75兆円となります。
麻生総理は会見の中で、「これらの予算を、1月5日に召集する国会に提出します。そして、できるだけ早く、成立させたいと存じます。早期に成立させ、実行することこそが、最大の景気対策です。これが日本の経済を、そして、日本の将来を決めます。」と述べました。
イラク復興支援派遣輸送航空隊等帰国行事に出席
平成20年12月24日、麻生総理は愛知県小牧市の航空自衛隊小牧基地で行われた開かれたイラク復興支援派遣輸送航空隊等帰国行事に出席しました。
イラク共和国での支援活動を終えた航空自衛隊の派遣部隊が帰国したことを受け、部隊の隊旗返還式が行われました。式典では、帰国報告が行われた後に、麻生総理大臣から内閣総理大臣特別賞状を授与しました。
麻生総理は訓示で、「イラク復興支援派遣輸送航空隊及び空輸計画部の諸官が任務を立派に果たし、全員無事帰国したことを大変うれしく思います。日本はイラクの復興と再建に貢献し、イラク国民や国連、多国籍軍関係国から高い評価と多くの感謝の言葉を受けたところです。隊員一人一人が強い使命感を持って任務に全力を尽くした成果で誇りに思う。」と述べました。
緊急雇用・経済対策実施本部会合
平成20年12月24日、麻生総理は国会内で、初の緊急雇用・経済対策実施本部会合を開催しました。
本日の会合では、本年10月30日に新たな経済対策に関する政府・与党会議と経済対策閣僚会議の合同会議において決定した「生活対策」や、本年12月19日に経済対策閣僚会議において決定した「生活防衛のための緊急対策」等について、全府省一体となって実施の推進と、そのフォローアップについて、連携を密にしながら、しっかりと取り組んでいくことを申し合わせました。
麻生総理は挨拶で、「今回の景気の下降局面というのは、戦後60年間の中でも落ちる角度はこれまでに一番激しく、大きく落ちている。これに対応する対策を迅速、着実に実行することが大事で、今後、雇用問題につきましては定期的に実施状況を共有しておくのが大事である。」と述べました。《首相官邸》
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【大分教員汚職事件】元教頭2人に有罪判決
大分県教育委員会の汚職事件で、教頭昇任をめぐる贈賄罪に問われている元同県佐伯市立小教頭、A(50)、B(50)の両被告=いずれも懲戒免職=に対し、大分地裁は24日、それぞれ懲役8カ月執行猶予3年(いずれも求刑懲役8カ月)を言い渡した。
宮本孝文裁判長は「教員が県教委幹部にわいろを渡し、社会に与えた衝撃は大きい。県教育界に対する国民の不信感をぬぐいがたいものにした」と述べた。両被告側とも控訴しない方針。《朝日新聞》
【自民党・渡辺喜美氏】衆院解散決議案に「賛成」
衆院本会議は24日、民主党が提出した衆院解散・総選挙を求める決議案を採択した。与党の反対多数で否決されたが、自民党の渡辺喜美元行政改革担当相が賛成した。これに先立ち、民主、社民、国民新3党が提出した雇用対策4法案は衆院の厚生労働委員会と本会議で自民、公明両党などの反対多数で否決され、廃案となった。
民主党の小沢一郎代表は「麻生太郎首相は経済、景気と言いながら就任後3カ月、何も出してこなかった。国民は憤りを感じている」と厳しく批判した。《共同通信》
【飯島愛さん】死亡しているのが見つかる
24日午後3時15分ごろ、元タレントの飯島愛さん(36)が東京都渋谷区のマンションの自宅で死亡しているのを知人女性が見つけ、119番した。警視庁渋谷署の調べによると、飯島さんは室内のリビングで、普段着姿でうつぶせで死んでいた。目立った外傷はなかった。渋谷署は事件性は薄く、病死が自殺とみている。25日に解剖し、詳しい死因を調べる。
知人女性は、飯島さんと数日前から連絡がとれないのを不審に思って訪ね、管理人に鍵を開けてもらったという。
飯島さんは1990年代、テレビのバラエティー番組の司会などで人気を集め、2000年に「プラトニック・セックス」を出版。自らの半生を告白した自伝的小説としてベストセラーになり、映画化、テレビドラマ化もされた。
06年に腎臓の病気などで体調が思わしくないことを公表。昨年3月に「目標や夢が見いだせず、頑張れないなら生き残っていくことは不可能」として芸能界からの引退を発表した。《共同通信》
【この日の民主党】
麻生首相に憤りを感じる国民の声に従い、解散・総選挙を求めていく 小沢代表
小沢一郎代表は24日午後、党本部で定例の会見を行い、同日、衆院本会議で緊急雇用対策関連法案ならびに解散要求決議案が採決されたことや消費税引き上げへの考え方、次期通常国会での麻生政権への対応について、記者団に語った。
はじめに麻生首相が、「来年度本予算が成立するまで衆院の解散をしない」と発言したことに対して小沢代表は、「本人はそう思っているだろうが、今もなお毎日、失業者や倒産する企業が増え、国民の皆さんの声が非常に強い怒りになっている」と述べ、政権を維持するためだけの麻生内閣は、早晩国民から受け入れられなくなるとの考えを示した。
次に、同日衆院本会議で採決された解散要求決議案に自民党の渡辺元行革担当相が賛成したことに対して小沢代表は、「何万、何十万という国民から選ばれた国会議員なので、自分の信念に基づいて政治行動を決めるのは当然」と所感を述べた。また自民党からの離党を促すための動きがあるかとの質問に対して小沢代表は、「そのための候補者調整はしない」と断言した。
続いて、消費税引き上げについて、政府・与党は3年後の引き上げを実施するとの方針を打ち出したことに対し、民主党の対応を問われた小沢代表は、「今の予算編成の仕組みを変えず、財源が足らないという考え方は我々の主張とは全く相容れない」と切り捨てた。
その上で、「消費税を引き上げる前に、今の予算編成の仕組みを変えて合理化すること、地方分権を徹底的に行うことで新しい財源が生まれる」と主張し、国民負担だけを強いる増税には反対の姿勢を強く表した。
最後に次期通常国会に向けて、麻生内閣を解散・総選挙に追い込む戦略について質問を受けた小沢代表は、「政局より政策と言って3カ月間、何もしないまま、国民生活を無視した麻生首相のいい加減で無責任なやり方がまかり通っていることに、国民は憤りを感じている。国民の皆さんの『何もしないなら、早く国民の審判を仰げ』という声を代弁して解散すべきと訴える」と答え、あくまでも国民の声に従って行動するとの考えを示した。《民主党ニュース》