平成7287日目

2008/12/20

【この日の民主党】

民主党が政権をとれば、国民のために予算編成を根本から変える 小沢代表

小沢一郎代表は20日午前、群馬県前橋市内の宮崎タケシ・群馬県第1区総支部長の事務所を訪問し、事務所内にいたスタッフを政権交代に向けて一緒に頑張ろうと激励。訪問後は記者団からの質問に答えた。

訪問の感想を聞かれた小沢代表は、「この事務所は、ボランティアの方たちなどスタッフが大勢いる活気のある状況だ。この群馬県1区は大変厳しくそう簡単ではないが、着実に支援の輪が広がっていると見ている」として、民主党は充分戦えるとの感想を語った。

来年度予算の財務省原案に、八ツ場ダムの本体工事費が盛り込まれたことについて聞かれた小沢代表は、予算の執行権限は政府にあるとしたうえで、「(必要かどうかは)地域住民が決めるもの。道路にせよダムにせよかなり整備されてきているので、国民生活に密接なものに予算を使うべき」と答え、中央が押し付けるのではなく、地元の意見を尊重して決めるものだとの考えを示した。

候補予定者を立てていない群馬県4区・5区に関する問いには、「できるだけ候補者を立てたい。群馬県連で考えてもらいながら、党本部も協力していい候補者を見つけたいと思う」と答えた。

小沢代表はまた、雇用関連4法案が衆議院で否決された場合、衆議院解散要求決議案を提出する意義を聞かれ、「政府・与党、特に麻生総理は、9月以来解散よりも経済、景気だといい続けて3カ月。結局は(国民のための具体的な政策は)何も出てこない。毎日毎日失業者が出て解雇・首切りが行われ、毎日毎日倒産が続出している」と国民が直面している厳しい状態をまず指摘。そのうえで、「(景気・雇用対策が)来年でいいというならこの3カ月は何だったのか。政府・与党が政治空白3カ月何もせずに過ごしてきた。それなら、国民の意思を問うべきであり、国民の大多数もそう思っている」と述べ、国民の支持を得た政権が思い切った政策を実行するためにも、早く選挙を行うべきとの考えを示した。

来年度予算編成について感想を求められたのに対しては、「(現在の)各省庁のシェアの積み上げを前提に行っている予算編成ではなく、国民のためにどういう政策を実行したいのか、その政策の優先順位に従って予算を編成する。民主党が政権をとったら予算編成のやり方を根本から変える」と述べ、「国民の生活が第一」の政治の実現への道筋を示した。《民主党ニュース》




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【民主党・小沢一郎代表】自民・渡辺喜美氏に離党促す

民主党の小沢一郎代表は20日、麻生政権に批判的な渡辺喜美元行政改革担当相について「自民党にまだいるのにどうこう言っても仕方ない」と離党を促した。また「今の自民党政権では駄目だと言う人は(離党すれば)誰とでも協力する」と述べた。宇都宮市で記者団の質問に応えた。《共同通信》

【2009年度予算財務省原案】景気優先で歳出最大

中川昭一財務相は20日午前の臨時閣議に2009年度予算の財務省原案を提出、各省庁に内示した。景気への配慮を優先し、政策経費である一般歳出を大幅拡大、自治体に配る地方交付税も増やしたため、一般会計総額は前年度当初予算比6.6%増、過去最高の88兆5480億円に膨らんだ。

中川財務相は記者会見で「経済や雇用の悪化を食い止め、世界に先駆けて(景気を)上向きにする目標でつくった」と強調した。《共同通信》

【麻生太郎首相】「安心確保の予算を編成」

麻生太郎首相は20日、2009年度予算の財務省原案の内示を受け「景気回復を最優先し、生活者のための安心を確保したい。このため経済、雇用、生活を重視して財源を工夫しながら大胆な実行予算を編成したい」とのコメントを発表した。

これから配分を決める3330億円の重要課題推進枠については「生活防衛、地方の底力に重点を行うよう指示を行う」とした。《共同通信》



12月20日 その日のできごと(何の日)