平成7193日目
2008/09/17
【この日の福田総理】
スリランカ首相との会談
平成20年9月17日、福田総理は総理大臣官邸でスリランカ民主社会主義共和国のラトナシリ・ウィクラマナヤケ首相と会談を行いました。
冒頭で福田総理は、日本で開催されているスリランカの文化遺産展について触れ、「貴国とは長年にわたり、極めて友好的な交流の歴史があります。この展覧会を通じまして、多くの日本人の貴国に対する理解がますます深まることを期待しております。」と、両国の友好関係について述べ、これに対しウィクラマナヤケ首相は「この展示会は、二国間の良好な関係にとって大変特別な役割を演じると思います。この展示会で、日本の国民の方々がスリランカの文化を理解していただけると思います。」と述べました。
会談では、二国間関係、スリランカ民族問題、人権・人道状況、経済協力について議論されました。
二国間関係ではウィクラマナヤケ首相より、日本はスリランカの開発を支援してきており、スリランカ国民は日本に愛着を感じている旨が述べられました。
スリランカ民族問題、人権・人道状況については福田総理より、スリランカの民族問題を心配しておりこの問題を忍耐強く解決して欲しい旨、また国際社会はスリランカで人権が十分保護されていないことを懸念しており、さらなる努力を期待する旨を述べ、これに対しウィクラマナヤケ首相はスリランカ政府の対応を含め、民族問題の現状等について説明しました。
経済協力については福田総理より、先般実施を決定したスリランカへの円借款はスリランカの社会経済開発に役立つと期待しており、有効活用して欲しい旨を述べました。《首相官邸》
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【マリナーズ・イチロー外野手】8年連続200安打達成
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(34)が17日、カンザスシティーのカウフマン・スタジアムで行われたロイヤルズ戦で3安打を放ち、大リーグ記録に並ぶ8年連続200安打を達成した。
この記録は1894年から1901年にウイリー・キーラー(オリオールズなど)がマークしたが、近代野球とされる1900年以降では初。
今季200安打まであと「3」としていたイチローは、3回の第2打席で二塁打、5回の第3打席で三塁内野安打、8回の第4打席で遊撃内野安打を放ち大台に乗せた。イチローは今季、序盤こそ打率2割台と出遅れたが、7月中旬のオールスター戦以降は、1試合平均1・4本以上とペースを上げ、151試合目で達成した。
イチローは、マリナーズに移籍した2001年から毎年200安打以上を記録し、04年には262安打の大リーグ最多記録をマークした。《共同通信》
【高松高裁】試合中の落雷で傷害、学校に3億円賠償命令
大阪府高槻市で1996年、サッカー大会の試合中に落雷に遭い視力を失い、手足が不自由になった高知市のAさん(28)と家族が、在籍していた私立土佐高校(高知市)と、大会を主催した高槻市体育協会に総額約6億5000万円の損害賠償を求めた訴訟の差し戻し控訴審判決が17日、高松高裁であった。
矢延正平裁判長は原告敗訴の1審判決を変更し、計約3億700万円の支払いを命じた。学校の課外活動中の落雷事故で賠償が認められるのは初めて。
訴状などによると、土佐高校1年でサッカー部員だったAさんは96年8月13日、教諭の引率で参加した同市体育協会など主催の「高槻ユース・サッカー・サマー・フェスティバル」の試合中に雷の直撃を受けて重度の障害を負った。
Aさんと両親は99年3月、提訴。2003年6月の高知地裁、04年10月の高松高裁は「落雷は予見できなかった」と訴えを退けたが、06年3月の最高裁判決は「教諭は気象状況から落雷を予見でき、注意義務を怠った」などとして審理を高松高裁に差し戻した。《読売新聞》
【自民党総裁選】街頭演説会
自民党は17日、総裁選立候補者による街頭演説会を島根県出雲市と岡山市で開いた。それぞれ与謝野馨経済財政担当相と麻生太郎幹事長が冒頭、候補者を代表して米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破たんなどを受けた金融市場の動揺に対し冷静な対応を国民に呼び掛けた。
与謝野氏は「日本の金融機関が傷むことは絶対にない」と強調。麻生氏は「万全の態勢を敷いている。日本が急におたおたしなければならない状況では全くない」と述べた。
麻生氏は演説会で「景気対策が今の政策順位の一番だ」として、研究開発や設備投資の減税実施を重ねて表明。石原伸晃元政調会長は政府が重点的に取り組むべき分野として「国民の関心は医療の現状や物価高、地域間格差の問題だ」と指摘した。
石破茂前防衛相も「国民の生活の安定が第一だ。それを約束した上で国家の安全を語っていきたい」と訴え、与謝野氏は「信用不安が起きないよう、政府も日銀も可能な限り努力しなければならない」と強調した。
小池百合子元防衛相は汚染米の流通先と公表された会社社長の自殺に触れて「やるべき調査もせず、責任をたらい回しにしている行政に税金を払う意味はない」と農林水産省の対応を厳しく批判。総裁選で派閥単位の動きがあると指摘し「これこそが国民が自民党にしらける原因だ」と不快感を表明した。《共同通信》
【この日の民主党】
小沢代表、国民参加のマニフェスト作りで都内の複合介護施設訪問
小沢一郎代表は17日午前、「国民参加のマニフェスト作り」第2弾の取り組みとして、東京都中央区の複合介護施設「相生の里」を訪問。施設利用者や介護スタッフと懇談した。
「相生の里」は、認知症高齢者グループホーム、ケアハウス、デイサービスセンターを中心とした、高齢者のための複合型の介護施設。中央区がPFI方式で建設、運営を民間事業者に委託している。
小沢代表は、中央区の矢田区長や「相生の里」総合施設長の外山氏らの案内で「デイサービスセンターあいおい」を視察したあと、談話スペースなどに利用される「タウンモール」内に移動。集まった施設利用者や介護スタッフの皆さんに、マニフェスト作りに反映させるため、忌憚ないご意見を伺いたいと挨拶した。
出席者からは、介護の仕事だけで生活ができるような報酬体系や、長く働けるような労働環境を作ってほしいなどと、発言が相次いだ。小沢代表は一生懸命に介護の仕事をしても、それだけでは生活できないスタッフが多い一方で、施設へ入りたいという希望が多いことに言及、皆さんの声をしっかりと受け止める考えを示した。
山田正彦『次の内閣』ネクスト厚生労働大臣、山井和則同副大臣は「介護人材確保法案」など民主党の政策をわかりやすく説明し、「道路より命」の視点で、安心して医療介護を受けられ、年金で暮らせる世の中を作るとした。
視察には、円より子副代表、小沢鋭仁国民運動委員長、谷岡郁子、藤末健三両参議院議員が参加した。《民主党ニュース》