平成7144日目
2008/07/30
【この日の民主党】
菅代表代行ら視察団、蒲島熊本県知事と懇談 荒瀬・川辺川ダムめぐり議論
菅直人代表代行はじめ、党公共事業検討小委員会、党熊本県連視察団一行は30日、熊本県庁を訪れ、蒲島熊本県知事と昼食をとりながら懇談した。
菅代表代行はまず、県知事選挙での当選の祝意を表した上で、昨日視察した荒瀬ダム撤去方針凍結について、「企業局から説明を受けたが企業局の資料には球磨川の再生について一切触れていない。その点を尋ねても答えは無かった。現地の人たちはダムができる前は釣り客が多く、旅館も7軒、釣具屋も専業ではないが20数軒ほどあったが現在では一軒もなくなった。撤去費用の負担増のみを言われるが、ダムを残すことでの経済損失も考えるべきだ」と話した。
これに対して蒲島知事は、「撤去費用は72億円と試算されているが、たぶん100億円程度はかかると思う。県が財政再生団体を第一義に考えて今撤去すべきなのかを検討しなければならない」と、従来の考え方を繰り返した。
また、菅代表代行は、県企業局が発電事業存続のためにダム撤去方針凍結を言い出したのではと懸念を示した上で、「霞ヶ関の役人もそうだが、役人は自らの事業を進める上で、都合のいい情報しか出さない。政治家の先輩としてその点を十分注意して判断すべきだ」と進言した。
さらに川辺川ダム事業について、「川の流れを止めることで必ず川は澱む。治水は河川改修で対応できる。ダムは造るべきではない」と菅代表代行は指摘したが、知事は、「現在、有識者会議で議論をしていただいており、9月には判断する」と述べるにとどまった。
最後に、菅代行は、「川辺川ダム事業中止は民主党マニフェストにも掲げている。知事がどう判断しようとも国政では川辺川ダム中止に向けて取り組んでいく」と述べ、懇談を終えた。
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【WBCフライ級タイトル戦】内藤大助選手、3度目の防衛成功
ボクシングのフライ級ダブル世界タイトルマッチ各12回戦は30日、東京・国立代々木競技場で行われ、世界ボクシング評議会(WBC)チャンピオンの内藤大助(宮田)が、同級13位で日本王者の清水智信(金子)を10回57秒、逆転KOで退けて3度目の防衛を果たした。
序盤からポイントを奪われて劣勢だった内藤は、10回に左フックをきっかけにダウンを奪い、立ち上がった清水に連打を浴びせた。33歳11カ月の内藤は自身の持つ日本選手の世界王座最年長防衛記録を更新し、戦績は38戦33勝(21KO)2敗3分けとなった。清水は2度目の世界挑戦でも敗れ、16戦13勝(5KO)3敗。《スポニチ》
【WBAフライ級タイトル戦】坂田健史選手、4度目の防衛成功
ボクシングのフライ級ダブル世界タイトルマッチ各12回戦は30日、東京・国立代々木競技場で行われ、世界ボクシング協会(WBA)チャンピオンの坂田健史(協栄)が挑戦者で同級3位の久高寛之(仲里ATSUMI)を3―0の判定で下し、4度目の防衛に成功した。
坂田は終始攻め続けてポイントを重ねた。戦績は39戦33勝(15KO)4敗2分け。世界初挑戦でタイトルに及ばなかった久高は24戦16勝(5KO)7敗1分けとなった。《スポニチ》
【福田康夫首相】内閣改造を示唆
福田康夫首相は30日、政権発足後初となる内閣改造を断行する方針を固めた。31日に自民、公明両党の執行部に改造方針を表明する見通しで「8月4日改造」との見方が有力だ。9月に任期切れを迎える自民党役員人事は前倒しし、改造に先立ち実施する方向。
首相は30日午後、自民党の伊吹文明幹事長と官邸で会談し、世界貿易機関(WTO)会合に出席していた関係閣僚が31日に帰国することを踏まえ「WTOの交渉過程を聞いた上で、あらためて自分の決断と考えに関し党と相談する」と伝達。この後記者団に「けじめをつけることが必要だ」と述べ、改造断行を示唆した。《共同通信》