平成7142日目
2008/07/28
【この日の福田総理】
日・クウェート国首脳会談
福田康夫首相は28日午前、クウェートのナセル首相と官邸で会談した。
両首脳は現在の原油価格高騰について「価格水準は前例のないもので消費国、産油国双方の利益に反する」との認識で一致。会談後発表された共同声明で、クウェート側は「日本への石油の安定供給を保証する」と表明した。
再生可能なエネルギー開発や環境対策の協力が盛り込まれたほか、租税条約締結交渉を加速化させていくことでも一致した。《共同通信》
平成20年7月28日、福田総理は総理大臣官邸でクウェート国のシェイク・ナーセル・アル・ムハンマド・アル・アハマド・アル・サバーハ首相を招き、南庭にて歓迎行事を開催したのち、首脳会談を行いました。
会談では、二国間関係や経済・エネルギーなどで幅広く意見交換を行いました。二国間関係では、両国政府間で合同委員会を設立することで合意し、合同委員会では日本側から外務大臣及び経済産業大臣、クウェート側から外務大臣が議長を務め、特に経済及び商業分野において関係強化を図ることとしました。
また、経済・エネルギーについては、世界石油市場の安定は世界経済の健全で持続可能な成長の要であるとの見解のもと、現在の原油価格水準は消費国・産油国双方の利益に反するという認識で一致し、クウェート側は日本への石油安定供給を保証するとのコミットメントを表明しました。
会談終了後、両首脳立ち会いのもとで署名式が行われ、「合同委員会設立に関する覚書」と「二国間協議の実施に関する覚書」に署名がされました。
第29回オリンピック競技大会(2008/北京)日本代表選手団壮行会
平成20年7月28日 福田総理は都内のホテルで、8月8日から行われる第29回オリンピック競技大会(2008/北京)の日本代表選手団壮行会に出席し、挨拶を行いました。
福田総理は「ぜひ正々堂々の戦いをして『日本の若者ここにあり』というところを世界に示していただきたいと心から願っております。オリンピックは国民の一人として心躍るものでございます。オリンピックが始まればテレビの前にかじりつくということになるわけで、おそらく私もそういうことになると思いますけど、どうか選手の皆様方にはベストを尽くしていただきたい。そして、持てる力を十分発揮していただきたいと思っております。北京も暑いと思いますが、暑い中で汗を流して一生懸命頑張って、そしてより良い成績を出していただきたい。そういう姿を、私どもはぜひ拝見したいと思っております。」と日本代表選手団にエールを送りました。《首相官邸》
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【石川県金沢市】浅野川が氾濫
北陸地方では28日朝に強い雨が降り、金沢市では中心部を流れる浅野川がはんらん、同市は午前8時50分に川沿いの約2万世帯5万人を対象に避難指示を出した。金沢市によると、浅野川は少なくとも4ヶ所で水があふれ、各地で住宅の床下浸水などの被害が出た。避難指示は同午前11時45分に解除されたが、避難所となった市内の学校や公民館に一部の住民が一時避難した。《共同通信》
【神戸・都賀川水難事故】
日本列島は28日、大気が不安定な状態となり、各地で雨雲が発達、激しい雷雨や突風に見舞われ、神戸市の増水した川で4人が死亡、姫路市では落雷で1人が死亡するなど被害が相次いだ。
28日午後2時45分ごろ、近畿地方に降った大雨の影響で神戸市灘区の都賀川が急激に増水、川で遊んでいた学童保育の小学生らが相次いで流された。間もなく河口付近で女性1人、子供3人の計4人の遺体が見つかり、いずれも死亡が確認された。《共同通信》
【この日の民主党】
官僚主導の自民党政権は何事も自分たちでは決められない政治に陥った 小沢代表
小沢一郎代表は28日夕、横浜市内で連合神奈川との意見交換会を行った後、記者会見を行い、臨時国会の対応や次期総選挙における神奈川県選挙区の位置づけなどを記者団の前に語った。
冒頭小沢代表は、連合神奈川との協議を行ったことについて、いろんな経済問題や雇用問題の意見交換を行ったと報告し、「大変良かった」と感想を述べた。
続いて、次期衆院総選挙での神奈川県選挙区の位置づけについて、「全国の過半数の議席を得るためには、何としてもこの神奈川県でも2桁の議席を獲得しなければならない」との認識を示すとともに、「神奈川県は従来から我々を支援して頂ける基盤の厚い所でもあり、全国の大都市部を引っ張ってもらいたいし、我々もできるだけのことをやっていきたい」と抱負を述べた。
さらに、大都市部で議席を過半数獲得するための考え方として小沢代表は、今の自民党政権の下で大都市と地方という違いだけではなく、あらゆる場面で格差が広がっていることを指摘。
また小沢代表は、日本は主要国の中で米国、ロシア、中国に次いで4番目に格差の大きい国になったことを説明し、その理由として、「国民生活を守るためのセーフティネットを全く整備せずにグローバリゼーション、市場原理をを推し進めてきた結果である」と厳しく批判。そして小沢代表は、「政治は国民の生活を守ることであると訴える事に尽きる」と主張した。
次期臨時国会の対応については、「不景気が進行し始め、物価が上がる中で、相変わらずの官僚主導政治や小泉政権以来の市場原理、自由競争を引き続き行っている状況の中で臨時国会が開かれれば、与党に対して『主権者の声を臨時国会で聞け』と言うことになるであろう」との認識を示した。
また、臨時国会の召集時期や内閣改造も決められず迷走している福田内閣に対して、小沢代表は、「自民党の政治は長期政権の中で国民生活から遊離し、国民生活に全く目を向けない、自分たちだけの利害の政権になった」と述べると同時に、「政官の癒着の構造の中で、官僚支配に成り立っている政権の体質が結局何事も自分たちでは決められない政治に陥った」と指摘した。
その上で小沢代表は、「総選挙の時期が近くなったという認識を更に強めた」と強調し、「総選挙準備については、自分の任期である8月中にできるだけの準備はしておきたい」との意向を語った。《民主党ニュース》