平成7138日目

2008/07/24

【岩手県沿岸北部地震】

24日午前0時26分ごろ、岩手県沿岸北部を震源とする地震があり、同県洋野町で震度6強を観測したほか、同県野田村と青森県八戸市、同県五戸町、階上町で震度6弱を観測した。

気象庁の推計では震源の深さは約120キロで、マグニチュードは6・8。先月14日に発生した岩手・宮城内陸地震で大きな被害を受けた宮城県栗原市も震度5強だった。各地の消防によると、青森県三沢市で69歳の女性が自宅の階段から転落して負傷したほか、秋田県仙北市の女性(77)が窓ガラスに頭をぶつけて顔を切る軽傷を負うなど複数のけが人が出ている。この地震を受け、警察庁は午前0時34分、災害警備本部を設置した。

震度5強の地域は青森県東北町や岩手県宮古市、同県久慈市、宮城県気仙沼市など東北の太平洋岸を中心に広い範囲に及んでいる。青森県八戸市では約1400戸が停電している。

震度6強を観測した岩手県洋野町の地域振興課の長根長治さんは自宅で就寝中、ドスンという縦揺れを感じ、タンスが倒れないようすぐに支えたが、横揺れが1分以上続いたように感じた。食器が棚から落ちて割れるなどしたため同庁舎に駆け付けたという。

震度5強を記録した岩手県宮古市危機管理課の鈴木清次郎さんは激しい横揺れに、家族4人とも壁にしがみついて揺れがおさまるのを待ったという。鈴木さんは「今までにない強い揺れでとても怖かった」と語った。同県知事は陸上自衛隊の災害派遣を要請した。

震源地に近い日本原燃の再処理工場(青森県六ヶ所村)は24日午前1時の時点で、放射能の数値に異常はみられない。東北電力によると、営業運転中の女川原子力発電所2、3号機(宮城県女川町、石巻市)と、定期検査の最終段階で試験運転に入っていた東通原発1号機(青森県東通村)のいずれも地震による緊急停止などはなく、運転を継続している。《読売新聞》




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【この日の福田総理】

北方少年の表敬

平成20年7月24日、福田総理は総理大臣官邸で北方領土元居住者の三世等(北方少年)の訪問を受けました。

今回、福田総理を訪問した北方少年は、根室市立柏陵中学校の阿部碩一さん、羅臼町立春松中学校の三好玲奈さんら7名です。

冒頭、少年達から、それぞれ北方領土への思いが語られ、阿部碩一さんは、「この前、北海道で行われたロシア大統領との会談で北方領土問題を取り上げていただいてありがとうございました。私たちの祖父祖母がまた北方領土で暮らせるように領土返還を実現してほしいです。」と述べました。

これを受け福田総理は、「今、皆さんからそれぞれいいお話を伺いまして、北方領土返還への思い、そういう気持ちが言葉の一つ一つに表れていたと思います。ぜひその思いをいろんな人に語ってほしいと思います。お願いします。」と述べました。

さらに、「北方四島の返還は、国と国の交渉ではありますけれども、お互いの国民がどう思うか、ロシアの国民がどういうふうに思っているかということも大事なんですよ。この間ロシアの大統領とお話をしました。ロシアも日本と仲良くしたいという気持ちを強く持っているんだと思います。ですからいい機会だと思います。私たち政治家も一生懸命、この問題を取り組みたいと思います。皆さん方も一生懸命応援してください。私たちも皆さん方を応援する立場でもあるわけです。一緒にこの運動をやりましょう。」と述べました。

第4回中央障害者施策推進協議会

平成20年7月24日、福田総理は、総理大臣官邸で開催された第4回中央障害者施策推進協議会に出席しました。

この日の会議では、平成19年度を中心とした障害者施策の実施状況、障害者自立支援法の見直し等の障害者施策の実施状況等の報告及び意見交換を行いました。

会議の冒頭で福田総理は、「障害者自立支援法につきましては、緊急措置を講じておりますけど、今後、これまでの施行状況を踏まえまして、制度全般にわたる見直しを進めてまいりたいと思っております。また、昨年9月に署名をいたしました障害者の権利に関する条約につきましても、可能な限り早期の締結を目指し、国内法令を整備してまいりたいと思っております。本日の協議会での皆様のご意見も活かして、共に助け合い、共に支え合う『思いやり』のある共生社会の実現に向けて着実にこれからも歩み続け、しっかり取組みを進めてまいります。」と述べました。《首相官邸》

内閣改造「あえて言えば白紙だ」

福田康夫首相は24日夜、焦点の内閣改造について「これからいろんな話を聞き、党内、全体の情勢、政策を含め検討した上で結論を出す」と記者団に述べた。次期臨時国会の召集時期をめぐり、与党執行部内に「8月下旬」と「9月下旬」の両論があることを踏まえ、召集のタイミングを含めて幹部から見解を聞き、近く総合的に判断する考えを示したものだ。

内閣改造について首相は官邸で記者団に「政策諸課題の報告を聞くなど忙殺されており、考えていない。あえて言えば白紙だ」と強調。同時に「国会、政策の進め方を総合的に考えてどうするかということだ。一部だけで物事を決めるという話ではない」と述べた。《共同通信》

【この日の民主党】

臨時国会召集日で迷走する与党は、議会制民主主義を否定 菅代表代行

菅直人代表代行は24日午後、党本部で定例の記者会見を行い、同日発生した岩手県北部地震への対応、次期総選挙での党全体の取り組み、解散・総選挙の時期や臨時国会召集における与党の対応などを語った。

はじめに菅代行は同日、岩手県北部を震源とする最大震度6強の地震が発生したことに対して、被害を受けた方々に、「心からお見舞い申し上げる。これ以上の被害が出ないように祈りたい」と述べるとともに、民主党としても対策室を設置して対応していくことを明らかにした。

次に、菅代行は大都市部での次期総選挙の対策に言及、「知人紹介大作戦」と銘打ち、「前回の惨敗を繰り返さず、前々回以上の結果を出す」との考えのもと、党全体として取り組むと表明した。27万人の党員・サポーターから民主党を応援する知人を紹介していただき、各小選挙区での党勢拡大につなげようとするものだと、その構想を語った。

年内に解散・総選挙を行う考えが与党内からも広がっていることに対する質問については「その方向でだんだんと温度が上がりつつある」との認識を示し、「福田首相は内閣改造をやらざるを得ない状況に追い込まれており、最終的に衆議院の解散をすることになる」と見通しを語った。

最後に臨時国会の召集時期をめぐる与党側の迷走に対する感想を問われ、菅代行は「国会を開くと民主党に問題を指摘されて、自分たちが不利になるとの理由で召集時期を遅らせるという、与党の姿勢にあきれてものが言えない」と切り捨て、さらに、「その理由そのものが議会制民主主義を否定している」と批判した。《民主党ニュース》



7月24日 その日のできごと(何の日)