平成7103日目

2008/06/19

この日のできごと(何の日)

【この日の福田総理】

消費税率引き上げ「秋以降に判断」

福田康夫首相は19日夜、消費税増税の是非について、政府の社会保障国民会議が今秋まとめる最終報告を踏まえ、政治判断する考えを示した。国民会議は同日、首相に中間報告を提出したが、社会保障費の財源に関し、消費税率引き上げなど具体的方策にはふれなかった。

これに対し首相は官邸で記者団に「(国民の)負担をどうするかが当然ないと(報告が)完結したとは言えない。しかし最後は政治的な判断になる」と指摘した。《共同通信》

社会保障国民会議

平成20年6月19日、福田総理は総理大臣官邸で、社会保障国民会議の第7回の会合を開催しました。

この日の会議では中間報告が取りまとめられ、吉川洋座長より手交されました。

中間報告では、平成15年から行われた医療・年金・介護の制度改革により、経済財政との整合性、社会保障制度の持続可能性は高まったとするも、一方で少子化対策への取り組みの遅れや医療・介護サービス提供体制の劣化、格差拡大やセーフティネット機能の低下などの課題に直面しており、必要なサービスを保障し、国民の安心と安全を確保するための「社会保障の機能強化」に重点を置いた改革を進めていくことが必要であると指摘しています。また、そのための負担についても速やかに国民合意を形成し、必要な財源の確保を図るべきであると報告されています。

この他、所得確保・保障(雇用・年金)、サービス保障(医療・介護・福祉)、持続可能な社会の構築(少子化・仕事と生活の調和)の三つの分科会からも、中間のとりまとめが報告されました。

福田総理は「社会保障の現場で既に生じている問題に緊急に対応しなければいけないという課題がありまして、そして同時に社会保障制度の大きな構造上の転換を図っていかなければなりません。社会保障制度は国民の理解と納得の下で、皆が支え合うことによってはじめて成り立つものであると思います。このために、社会保障国民会議を中心に、野党も含め、国民の方々が幅広く議論に参加する場としていけるよう、ご尽力をお願いします。」と述べました。《首相官邸》

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【東京・池袋】CD店で万引き男がスプレー噴射

19日午前11時45分ごろ、東京都豊島区西池袋の複合商業ビル「メトロポリタンプラザ」6階にあるCD店「HMV池袋メトロポリタンプラザ」で、CDを万引した男が店員に催涙スプレーを噴射した。店内にいた乳児を含む男女10人以上が、目やのどの痛みを訴えた。

東京消防庁によると、乳児を含む男女9人が病院に運ばれた。いずれも症状は軽いという。 警視庁池袋署は、強盗傷害の現行犯で埼玉県新座市、無職、A容疑者(27)を逮捕。CD約10枚を万引したが、店外に出ようとして、男性店員に見つかり、スプレーをふきつけたという。《産経新聞》

【この日の民主党】

ムダ遣いを放置したまま消費税引き上げ目論む福田政権を総選挙に追い込んでいく 菅代行

菅直人代表代行は19日午後、党本部で定例会見を行い、「ムダ遣いを放置したまま消費税引き上げ」という国民負担増路線を歩み続ける政府・与党を一日も早い解散総選挙で追い込んで行く意向を示した。

「いろいろなニュースがある」と前置きした菅代表代行は、国土交通省北海道開発局による官製談合事件や消費税の引上げを示唆した福田首相の発言等に言及し、「この二つを組み合わせてみると今の福田内閣の性格が浮き彫りになる」と指摘。民主党が重要視する税金のむだ遣いを放置したまま、何ら是正を行なわないまま財源が足らないとして消費税引き上げを強行しようとするものだとの見方を示し、「全く間違っているし、我が党の改革の考え方と真正面からぶつかるものだ」と語った。

そのうえで菅代表代行は、「こうした税金のムダ遣いを放置したまま消費税引き上げを進めようとする福田内閣を支持するのか、それとも税金のムダ遣いを徹底的に表に出すことによって必要な財源の多くをその中から捻出していく民主党の考え方を支持していただけるのか、そういう総選挙にできるだけ早く持って行くために全力をあげたい」と表明した。

参議院選での与野党逆転後の初の通常国会であった今国会をどう振り返るかとの問いには、「従来の国会とはまったく違った形の国会になったと感じている」と述べた。従来との違いの第一として、これまでは官僚が自分たちに都合が悪い情報や資料の隠蔽が行われてきたが、隠しきれない状況になってきたと分析。「従来は、そうした資料を要求しても無視したまま与党の賛成で法案は衆参両院を通過させる例が多かったが、少なくも参議院ではわが党はじめ野党の賛成なくしては法案が通過しないため、国民の皆さんから見ても当然と思われる資料を隠したままで法案を通すことは難しくなった」と指摘。薬害肝炎、年金、後期高齢者医療制度など、あらゆる課題のなかで隠されていた資料が表に出てきているとした。

「官僚内閣制を打ち破っていく最も大きな武器、やり方は、官僚が独占して情報を出さないでいるという状況を壊すことが最も効果的。そのことが大きく前進した国会だった」とした。

状況変化の第二としては、従来は「絵に描いた餅」となりがちだった野党の提案が、実現するようになったとの見方を示し、ガソリン税の暫定税率を期限切れに追い込んだこと等を、政策課題を実証させた極めて大きな成果として挙げた。《民主党ニュース》



6月19日 その日のできごと(何の日)