平成6875日目
2007/11/04
【民主党・小沢一郎代表】辞任表明
民主党の小沢代表は4日夕、党本部で緊急記者会見を行い、自民党との連立政権構想をめぐり、党内を混乱させた責任を取り、鳩山幹事長に辞職願を提出したことを明らかにした。
小沢氏は記者会見で、「民主党代表としてけじめをつける。党首会談で要請のあった連立政権の樹立をめぐり、政治的混乱が生じたことを受け、代表を辞することを決意し、辞職願を提出し、執行部に進退をゆだねた」と述べた。
さらに、党首会談で首相が「自衛隊の海外の活動は国連の活動に参加することに限る。連立ができるなら、新テロ特措法案成立にこだわらない」と約束したとしたうえで、「役員会で反対されたのは不信任を受けたのに等しいので、けじめをつける必要があると判断した」と語った。《読売新聞》
小沢一郎代表は4日夕、党本部で緊急記者会見を行い、先の福田首相との党首会談で首相から要請のあった自民、民主両党の連立政権の樹立をめぐって、政治的混乱が生じたことを受け、「けじめをつけたい」として、同日朝、代表辞職願いを鳩山由紀夫幹事長に提出し、執行部をはじめ党所属国会議員に進退を委ねたことを明らかにした。また、今後の政治活動について小沢代表は、「一議員になっても、衆議院総選挙で勝利するために全力で頑張る。その点は全く変わらない」と述べ、総選挙で民主党政権を実現する決意を強調した。
会見の中で小沢代表は、福田首相から党首会談で連立政権をつくりたいと要請されたことを踏まえ、政策協議を開始した方がよいと判断したことを明らかにしたうえ、その根拠として(1)自衛隊の海外派遣は国連決議に基づく国連活動にしか参加しないとの原則を確立することを首相が確約し、憲法解釈と安保政策の大転換を決断した(2)政策協議を通じて、民主党が先の参議院選挙で約束した「国民の生活が第一」の政策を実行し、国民のためになる政策を早期に実現することができる――との見解を示した。
それに関連して代表は、たとえ次期総選挙までの間、自民党と連立しても、「すでに参議院では民主党が第一党となり、野党で過半数を占めているので、衆議院でも民主党が過半数をとれば、連立する必要はない。自民党は参議院で過半数を割ったからこそ、我々に連立を申し入れてきた」と述べ、あくまでも総選挙で民主党政権の樹立を目指すことを表明した。
また、鳩山幹事長に辞職願いを出した理由について、小沢代表は「党首会談について事実無根の全くの中傷報道がなされているのは、私の不徳の致すところであり、私が代表でいるのは党のためにマイナスになると判断した。この際、私がけじめをつけた方がよいと考えた」と明らかにした。さらに、今後の民主党のあり方について「まだ若い政党なので、みんなで議論し、国民の期待に応えられるように、本当の意味で民主的な政党になってほしい。今回の辞職願い提出がそのきっかけになればいいと思う」と述べた。《民主党ニュース》
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【この日の民主党】
菅代表代行、大阪で民主党への支持を訴える
菅直人代表代行は、任期満了に伴い大阪市長選が告示された4日午前、大阪駅前で開かれた街頭演説会で、足を止め聞き入る多くの聴衆支持者らに向け、現在日本が抱える問題点を厳しく指摘し、こうした状況を変えるためにも民主党を応援してほしいと訴えた。
演説の中で、菅代表代行は、厚生労働省による薬害肝炎問題や、防衛省の前事務次官の接待疑惑や給油量取り違え問題などを例として挙げ、「役人は自分達が責任を取らされるのが嫌で、都合の悪いデータなどを隠して、隠して、隠し続けてきた」と、その隠蔽体質を指摘。各省の大臣については「納税者の、患者の、そして多くの市民の立場に立たない大臣に(なるよう、官僚たちによって)半ばならされている」と官僚擁護の姿勢に傾く政府、閣僚を厳しく批判した。
続けて、日本の一極集中の体質について、「何でもかんでも東京中心で、中央官僚の顔色を伺わないと物事が進まない政治を改革しなくてはならない」と述べ、さらに「国会が東京にあるのなら、(金融・経済の中心としての)銀行や証券会社の本社などが大阪などにあるというように、各地域のエネルギーを生かす政治を実現していかなくてはならない」と話し、「そのためにも是非、ここ大阪市民の皆さんには、ど根性と、その力を民主党に寄せてほしい」と力強く訴えた。
この日の演説会には、民主党大阪府連代表の平野博文衆議院議員はじめ、長安豊衆議院議員も車上にあがり、それぞれ民主党への支持を訴えた。《民主党ニュース》