平成6757日目

2007/07/09

【民主党】マニフェスト発表

民主党は9日午前、参院選のマニフェスト(政権公約)を発表した。年金記録不備問題の解決と子育て政策、農業政策を「3つの約束」として掲げ、新規政策の実現に必要な15兆3000億円の財源を行政改革で確保することを明記した。

憲法改正に関しては「一時の内閣が自らの重視する伝統・規範をうたう規範ではない。2005年にまとめた『憲法提言』を基に国民と自由闊達に論議する」とした。

記者会見した小沢一郎代表は「マニフェストを貫く基本的な考え方は『国民生活第一』だ。国民の立場で行う政治を実現しなければならない」と強調。財源に関しても「政府、与党が難癖を付けているが十分確保できる」と自信を示した。《共同通信》

小沢一郎代表は9日午前、党本部で「民主党政権公約 マニフェスト」を発表。「国民の生活が第一」の政策の実現を最大のテーマとして、国民の皆さんに参議院選挙で判断を問う考えを示した。

マニフェストでは、年金改革、子育て支援、農業再生について「3つの約束」とうたい、国民の生活を立て直す最重要課題と位置づけている。また、国民と政治との信頼関係を築きなおし、「共生の社会」「地球のためにがんばる日本」を実現する具体策として「7つの提言」を盛り込んだ。

小沢代表は冒頭、与野党逆転にかける気迫を伝える「完全版」と、わかりやすく持ち歩きやすい「生活篇」の2通りを掲げて紹介。「マニフェストを貫く基本の考え方は『政治とは、生活である』『国民の生活が第一』。本当にまじめに国民の立場に立って行う政治を実現しなければならない」と、取りまとめの経緯や最重点政策の内容を語った。

財源については、行政のムダを徹底的になくすことで確保すると言明、マニフェスト完全版にわかりやすく示した図に言及。「(国民の生活が第一の政治は)政権につきさえすれば実行できる」と力強く宣言した。《民主党ニュース》




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【安倍晋三首相】赤城農相事務所費問題「詳細説明必要なし」

安倍晋三首相(自民党総裁)は9日、党本部で報道各社のインタビューに応じ、赤城徳彦農相の政治資金問題に関して領収書を伴う詳細説明は必要ないとの認識を示した。

この後記者団に対し、領収書添付の義務付けを資金管理団体に限定した改正政治資金改正法の再改正が検討課題になり得ると表明。このほかインタビューでは参院選でも責任ライン明確化の考えを否定した。《共同通信》

【この日の民主党】

公認証・推薦証授与式 与野党逆転のために全員勝利をめざす

民主党は9日午前、参議院選挙・衆議院補欠選挙公認証・推薦証授与式を行った。

冒頭挨拶に立った小沢一郎代表は、ぜひとも全員が勝利して与野党逆転を実現し、笑顔で再会しようと、今回の参議院選挙にかける決意を述べた。

続いて菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長が、自・公政権に対する国民の憤懣は高まっているが、最後まで気を引き締めてしっかり戦うよう激励した。

その後、候補者一人ひとりが小沢代表から公認証・推薦証を手渡され、菅代表代行、鳩山幹事長ともしっかりと握手を交わして勝利への決意を固めた。

政治を国民の手に「逆転の夏」を実現させよう 立川で菅代表代行

民主党は9日夜、東京都立川市内で「民主党三多摩総決起大会」を開催、菅直人代表代行をはじめとする東京都選挙区の多くの議員が参加した。

冒頭、司会進行を務める長島昭久衆議院議員が小沢一郎代表からのメッセージを紹介。

「全国の同志とともに与野党逆転を実現し、今こそ国民の利益を第一とした政治に転換させよう。『逆転の夏』に一致結束していこう」と読み上げると、満員の会場からは大きな拍手が沸き起こった。

次に、東京都総支部連合会会長の円より子参議院議員が登壇。拡大する格差社会の現状を切々と訴え、「こんな社会は変えなければならない」と主張。「自公政権を変えなければ政治不信を払拭することはできない」と述べ、「参議院選挙で勝利し、衆議院解散に追い込めよう」と呼びかけた。

続いて菅代表代行が登壇し、東京都参議院選挙区から立候補予定のすずきかん参議院議員について、「教育、IT、何でもできる」と紹介。学校訪問など日々の活動を精力的に行っており「教育政策を現場で一緒に作っていける人物」と称えた。大河原まさこ第4区総支部長については、「生活に根ざした活動を続けてきており、東京の顔として紹介するのにこれ以上の人はいない」と述べ、期待の高さを示した。

また、小沢代表が「この夏の参議院選挙で与野党逆転が実現しなかった場合は政治家を引退する」と表明したことに言及し、「小沢代表が退路を断つかたちで示した決意を胸に『逆転の夏』を一緒に実現させよう」と語った。

笑いと拍手に包まれて登壇した「Oh!勝ってレディース」のメンバー、羽田孜最高顧問の妻・やす子さん、菅代表代行の妻・伸子さん、鳩山幹事長の妻・幸さんは、議員に勝るとも劣らない熱く力強いアピールで参加者を釘付けにした。

すずき議員は、「6年間教育・医療問題に全力をかけてきた」と振返ったうえで、「一人一人の生命を大切にしていくまっとうな日本をもう一度作り直して行きたい」と明言。「消えた年金」問題対策に象徴される国民を愚弄した政府の姿勢を批判し、「7月29日を『正義が勝った日』と言われるよう、全身全霊をかけて戦っていく」との決意を表明した。

大河原総支部長は、子育てする中で感じた「この国はおかしい」という感覚をたいせつに、「嘘をつかない政治、不正をつくらない政治をつくる」と語った。また、「この国は誰かが命を落とさないと政治は動かない」とも述べ、「命を守ることが政治の役割」としてその責務を果たす覚悟を示した。

最後に、西岡都議会議員の呼びかけのもと頑張ろうコールを三唱、「政治を国民の手に取り戻そう」と締めくくった。《民主党ニュース》



7月9日 その日のできごと(何の日)