平成6751日目
2007/07/03
【この日の安倍総理】
第29次地方制度調査会 第1回総会
平成19年7月3日、安倍総理は総理大臣官邸で行われた、第29次地方制度調査会の第1回総会に出席しました。
地方制度調査会は、内閣総理大臣の諮問に応じ、現行地方制度に全般的な検討を加え、地方制度に関する重要事項を調査審議するために設置されます。この日の会議では、まず委員の互選により中村邦夫氏が第29次調査会会長に選出されました。
続いて挨拶に立った安倍総理は、「私の内閣の最重要課題として地方分権改革を推進しています。真の地方分権に対応できる地方自治体を確立し、中核的な基礎自治体が『地域づくりの主役』となれるような体制を整えるため、市町村合併を含めた基礎自治体のあり方や、監査機能の充実・強化等をはじめとする地方行財政制度のあり方について十分なご審議をいただき、具体的な改革の成果につなげていただきたい。」と述べ、安倍総理から中村会長に諮問文が手交されました。《首相官邸》
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【苫小牧保健所】ミートホープに設備撤去命令
北海道苫小牧市の食肉製造加工会社「ミートホープ」の牛肉偽装事件で、同社が冷凍食肉の解凍に雨水を使った件で立ち入り調査をした苫小牧保健所は3日、同社工場に設置されている雨水を取り込む設備が、食品衛生法違反にあたるとして、今月末までに貯水槽などの設備を撤去するよう命じた。
同保健所によると、本社工場では、雨水が屋上から配管を通って、地下貯水槽にたまる仕組みで、7、8年前から、肉の解凍や清掃に使用していた。
また、同保健所の福島亨所長は昨年2〜12月に、計4回、内部情報を得て同社に立ち入り調査を行ったが、うち3回は無用な事前通告をして数々の不正を見抜けなかったとし、「着眼点や見方が十分でなかった。今後改善していかなければいけない」と話した。《読売新聞》
【久間章生防衛相】「原爆しょうがない発言」で辞任
久間章生防衛相は3日、先の大戦での原爆投下を「しょうがない」と発言して国民の批判を招いた責任を取り、防衛相を辞任する意向を官邸で安倍晋三首相に伝え、首相も了承した。
首相は後任に小池百合子首相補佐官(54)を充てることを決定。小池新防衛相の認証式は皇居で4日午後2時から行われる。女性の防衛相就任は防衛庁時代も含めて初めて。《共同通信》
防衛省の初代大臣に就任して半年足らず。原爆投下についての「しょうがない」発言で、久間防衛相が引責辞任に追い込まれた。3日夕、省内で開かれた記者会見でも、無念さをにじませながら、「しょうがない」を繰り返した。被爆地からは批判が収まらず、選挙戦に事実上突入している参院選の各陣営では、様々な思惑が交錯した。
午後4時30分、100人を超える報道陣が待ち構える防衛省11階の第一省議室に姿を見せた久間防衛相は、冒頭、問題の「しょうがない発言」について「不用意な発言だった。被爆者などの方々の心情を思うと大変申し訳なかった」と陳謝した。さらに「原爆投下を是認しているわけではない」と述べ、「(問題の発言をした)当日も『断じてあってはならないことだ』と何度も繰り返している」とも強調した。《読売新聞》
【この日の民主党】
新しいテレビCM「みんなの声」篇を記者発表
民主党は3日、全国で7日から放映予定の党の新しいテレビCM「みんなの声」篇を記者発表した。新CMは「国民の生の声」を取材した映像を基に、様々な不安を抱えている国民の現状を民主党が真正面から受け止め、その解決に真剣に取り組んでいく姿勢を表現したもの。会見は鳩山由紀夫幹事長、千葉景子広報委員長が行った。
鳩山幹事長はまず、15秒のCMを4タイプ用意したと紹介。「国民の皆さんの生の声を、国民のみなさんの目線に立ってお聞きし、それに応えることこそ政治の役割だ。政治は生活だという思いを、国民の皆様方にお訴えしたいという思いで作成した」と語った。
「税金負担増」「消えた年金記録」「教育」「介護」「行政の無駄遣い」などの問題に対する国民の「生」の声が盛り込まれ、仕上がっている。
千葉広報委員長は「第4段目のCMとなる」としたうえで、一貫して「生活を大事に」「政治とは生活である」との民主党の主張を訴えてきて、「このCMは集大成という形でつくりあげた」と語った。
久間防衛相の責任を徹底追及 菅代表代行が常幹で表明
菅直人代表代行は3日、党本部で開いた常任幹事会で挨拶、久間防衛相の「原爆投下はしょうがない」との発言について、「許しがたい発言だ。国会では集中審議を要求し、発言の真意を追及、防衛相の罷免を求めていく。国会が閉じても、国民の運動を展開していくべきだ」と徹底した取り組みを求めた。
また、1日、民間シンクタンクの主催で開かれた小沢一郎代表と安倍首相との党首討論において、首相が根拠不明の数字を一方的に並べて、民主党の主要政策について「財源が詰まっていない」などと誹謗中傷を繰り返したことに対して、菅代表代行は「無責任な数字を挙げて無責任な批判をしているのは許せない。例えば、我々の主張する高校の無償化について、首相は9兆円必要と批判したが、民主党の試算では3000億円で十分にできる。無責任な批判にはきちんと答え、真正面から打ち返すべきだ」と述べ、全党を挙げて自民党に反論していく考えを明らかにした。
さらに、次期衆議院選挙の公認内定候補などを決定した。公認内定候補は、千葉2区・黒田雄さん(新・千葉県議会議員、48歳)、千葉11区・金子健一さん(新・元一宮町議会議員、49歳)の2人。これで、公認内定は92人となった。
また、参議院選の比例区公認候補の若林秀樹さんの公認を取り消した。
首相の任命責任を問う防衛相辞任では済まない 3党幹事長会談で
民主党はじめ野党3党は、3日午後国会内で幹事長会談を開き、久間防衛大臣の「原爆投下はしょうがない」との発言、安倍首相の任命責任、説明責任を追及していていくことを確認した。幹事長会談の直前に久間防衛相は辞任したが、大臣の発言は本音であり、首相の任命責任は重いとして、衆参の予算委員会、決算行政監視委員会の開催を求めることで一致した。
会談後の記者会見で民主党の鳩山由紀夫幹事長は、「辞任は我々野党が強い姿勢で臨んだため。しかし、辞任すればいいというものではない。アメリカの論理が久間さんの本音であることは明らか。選挙があるから辞めるというのは本音が変わっていないということ」と批判し、また、「安倍内閣が漂流している姿が明らかになった」と述べた。
さらに、予算委員会、決算行政監視委員会では、安倍内閣の原爆投下そのものへの評価、考えをも含めて、安倍首相の任命責任と説明責任を厳しく追及することも明らかにし、当面は開催を約束していた衆議院決算行政監視委員会の開催を優先することも明らかにした。《民主党ニュース》