平成6711日目

2007/05/24

【この日の安倍総理】

国際交流会議「アジアの未来」晩餐会で演説

安倍晋三首相は24日午後、地球温暖化問題が主要議題となる来月の主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)や来年の北海道洞爺湖サミットに向け、数値目標として「世界全体の温室ガスの排出量を現状から2050年までに半減する」との長期目標を掲げる政府方針「美しい星50」を発表した。

「世界全体が参加する新たな枠組み」の必要性を強調し、京都議定書から離脱した米国や削減義務が課せられていない中国、インドも含めたすべての主要排出国の参加を訴えた。《共同通信》

平成19年5月24日、安倍総理は都内のホテルで、新聞社主催の第13回国際交流会議「アジアの未来」の晩餐会で『美しい星へのいざない「Invitation to Cool Earth 50」』と題して演説しました。

冒頭に、地球温暖化対策にかかる問題として「京都議定書を超えた世界全体が参加する排出削減のための新たな枠組みを作ること。」の必要性を訴え、「現在この試みに対しては、大きく3つの懸念が示されてます。しかし、私はこれらの懸念は克服可能だ。」との考えを示しました。

そのため、安倍総理が提唱している「21世紀環境立国戦略」の中核にもなる「美しい星50」という名のパッケージとして、『世界全体の排出量削減のための長期戦略の提唱』、『2013年以降の国際枠組みの構築に向けた「3原則」の提唱』、『京都議定書の目標削減に向けた国民運動の展開』の3つの柱からなる提案が表明されました。

そして、結びに、「この提案に沿って努力を継続し、来年の北海道洞爺湖サミットで成果を上げられるよう取り組んでいきますので皆様のご理解とご協力をお願いします。」と決意を述べました。

障害者自立支援の会

平成19年5月24日、安倍総理は、名刺作成活動、陶芸・絵画の展示活動、焼き菓子の製作活動、ケータリングによる調理活動などを行う4つの自立支援施設の方々を総理大臣官邸の南庭に招いて交流活動を行いました。

安倍総理は「我々も全力でバリアをなくすために努力をしてまいります。しかし、言う事は易しいわけでありますが、障害を持っておられる皆様にとりましては本当にいろいろな困難があるんだろうと思います。そういう困難がある中で様々な分野で、一所懸命活躍している皆様に今日はこうしてお集まりをいただいたわけです。」と挨拶し、「今日は皆様方からいろいろなお話を伺いたい、率直なご意見をいただきたい。」と語りました。

その後、各施設ごとに設けたブースで活動状況などの説明を聞き、その後絵画や陶芸作品を鑑賞したり、参加者と一緒にパン、サラダ、スープの昼食を取りながら談笑しました。《首相官邸》

【宮川大助さん】舞台復帰

脳出血のため休養していた人気漫才コンビ「宮川大助・花子」の宮川大助さん(56)が24日、「なんばグランド花月」(大阪市)の舞台に元気な姿で復活した。出演は約10分間。舞台復帰は118日ぶりといい、花子さんと夫婦漫才ならではの息のあった掛け合いで笑いを誘った。《共同通信》

【マリナーズ・イチロー外野手】メジャー通算1000試合出場

米大リーグは24日、各地で行われ、マリナーズのイチロー外野手はセントピーターズバーグでのデビルレイズ戦で、日本選手初の大リーグ通算1000出場を果たした。イチローは1回に一塁内野安打で連続試合安打を17に伸ばし、9回には2点本塁打を放つなど6打数3安打2打点。城島健司捕手は5打数2安打1打点だった。《共同通信》

【この日の民主党】

「消えた年金」問題追及のため、納付記録の管理状況を視察

民主党厚生労働部門・行政改革調査会は24日午後、納付記録の管理状況などを「消えた年金」調査チームとして視察。長妻昭同調査会事務局長、園田康博、柚木道義両衆院議員、峰崎直樹参院議員が参加した。

一行は、東京都内の社会保険業務センターや東京社会保険事務局を訪問し、納付記録を管理している電算システムやマイクロフィルム化された納付記録の管理状況などについてヒアリングと見学を行った。

東京社会保険事務局では、被保険者等から受けた国民年金・厚生年金の記録確認依頼に対する記録照会業務の流れについて説明を受け、質疑を行った。オンライン化された年金保険料の納付記録やマイクロフィルム化された台帳と「消えた年金」をひもづける方法や照会業務によって判明する件数などについて出席議員から質問が出された。

終了後、長妻議員は記者団に、政府によるサンプル調査の実施、また全件調査をすべきという思いを強くしたと表明した。また「消えた年金」問題の被害者救済策が実現しない限り、社保庁改革案の採決は許されないとの見解を示した。峰崎議員も、基礎データと消えた年金記録5000万件を上手く突き合わせて調べる必要があると指摘、「権利としての年金が失われてはならない。そのためにはコストを惜しんではならない」と主張した。

国民の利益を守るのが政治の原点 厚労・行革合同会議で小沢代表

小沢一郎代表は24日、国会内で開かれた厚生労働部門・行政改革調査会合同会議に出席。会議では、「消えた年金記録」問題に関してヒアリングし、被害者の悲痛な訴えから、責任逃れを目論む社会保険庁、国の姿勢が明らかになった。

ヒアリング後の挨拶で小沢代表は、「政府のずさんな対応にびっくりした」との感想を述べ、そのうえで「役所、官僚機構の問題ではあるが最終的には政治の責任である」と言明。

「国が調査した上できちっと対応するのが当然である」と述べ、給付額変更の条件として国民に対して年金納付の証明記録の提示を要求する政府の姿勢を厳しく批判した。同時に「国民の利益を守っていくところに政治家、政治の原点がある」との指針を改めて表明。国民救済のため全力を尽くす決意を語った。《民主党ニュース》



5月24日 その日のできごと(何の日)