平成6642日目
2007/03/16
【この日の安倍総理】
民間国連ヤング大使の総理表敬
平成19年3月16日、安倍総理は総理大臣官邸で、民間国連ヤング大使の表敬を受け懇談しました。
このヤング大使は、国連が実施する薬物乱用撲滅事業を支援するための全国的な募金活動(「ダメ。ゼッタイ。」国連支援募金)に積極的に参加した中・高校生ボランティアたちから選ばれた6人で、3月17日から23日までオーストリアのウィーンに滞在して、国連薬物犯罪事務局への寄付金贈呈や、薬物研究所、治療施設、市庁舎などを訪問する予定です。
ヤング大使を代表して新潟県立小千谷高校2年の渡辺理恵さん(写真左から2番目)が「ウィーンを訪問し、国際的見聞を身につけ、帰国後の活動に役立つよう勉強してきます。」と抱負を述べました。
それを受けて安倍総理は、「今後もこうしたキャンペーンに、それぞれの立場で協力をしていただければ大変ありがたいと思います。どうもご苦労様でした。」とねぎらいの言葉をおくりました。《首相官邸》
新人材バンクの創設を指示
安倍晋三首相は16日、首相官邸で開かれた経済財政諮問会議で、中央省庁による官僚の天下りあっせんを全面禁止し、政府が一元的に再就職をあっせんする「新人材バンク」を創設する方針を表明した。その上で、この方向で国家公務員法改正案を早急に取りまとめて今国会に提出するよう渡辺喜美行政改革担当相に指示した。《共同通信》
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【ライブドア事件】東京地裁、前社長に実刑判決
ライブドア事件で、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載、偽計・風説の流布)の罪に問われた前社長・堀江貴文被告(34)の判決が16日、東京地裁であった。小坂敏幸裁判長は、堀江被告に懲役2年6月(求刑・懲役4年)を言い渡した。
堀江被告は、(1)ライブドアの2004年9月期連結決算で、自社株売却益約37億6700万円や買収予定2社の預金など15億8000万円を売り上げに不正計上し、約3億円の赤字を約50億円の黒字に粉飾した有価証券報告書を提出した(2)関連会社の企業買収や決算を巡り、04年10~11月に虚偽の情報を公表した――として起訴された。
検察側は、堀江被告を二つの事件の首謀者としたが、堀江被告は起訴事実を全面否認し、弁護側も「自社株売却益の売り上げ計上は違法ではなく、仮に違法でも被告に犯意はなかった」などと無罪を主張していた。《読売新聞》
【この日の民主党】
中井衆議院議員が光熱水費を訂正し記者会見
中井洽衆議院議員が、16日午前国会内で記者会見し、自身の資金管理団体の光熱水費について、とりあえず2005年度分を訂正の届けを15日総務省に提出したことを明らかにした。
中井議員の資金管理団体の主たる事務所が議員会館であるにもかかわらず、数年のわたり光熱水費が計上されていたとの報道に応えたもの。
中井議員は、記者会見で関係書類を示し、「こういう処理を続けてきたこと、チェックできなかったことは私自身も反省している」と述べ、今後このようなことがない事務所にしたいとした。また、05年以前についても調査し、領収書が残っている03年、04年については、できれば4月中に調査・報告するとした。03年以前もできるかぎり調査すること、05年の関係種類について希望があればお見せするとした。
さらに、どうしてこういう誤った処理がなされたかについては「5年前に今の人が引き継いだが、その際にこういう処理をすると言われ、それを続けてきた」として故意ではないとした。
また、与党の議員の光熱水費について聞かれ、「他の人のことは言いたくないが、国民の皆さんから疑惑を持たれ、関心が強い以上公表されるべき」と答えた。
中井議員の光熱水費は、それぞれ、組織活動費、宣伝事業費、備品・消耗品に区分しなおされ、ゼロと訂正して届けられた。
東京・有楽町マリオン前で松岡農水相糾弾街頭演説会
民主党は16日夕方、東京・有楽町マリオン前で、説明責任を果たさない松岡農林水産大臣に対する糾弾街頭演説会を行った。
司会者としてマイクを握った国民運動委員長代理の田村謙治衆議院議員は、民主党は松岡農水相の事務所費問題含め様々な問題について議会で徹底的な論戦を展開しているが安倍首相をはじめとする与党はのらりくらりとかわすだけで闇に葬り去ろうとしている」と批判。
同じく国民運動委員長代理の蓮舫参議院議員は、「民主党は『政治とは生活である』の視点で、無駄遣いすることなく(国民のみなさんが)本当に望んでいるところに税金を遣う」とまず主張。不平等な格差と、政治とカネの問題の是正を第一に国会論戦繰り広げていることを表明した。また、中井洽衆議院議員の問題についても言及。「誤解を与えるようなニュースは残念」としながらも、訂正の届けを15日に総務省に提出するなど、間違いを正す姿勢が民主党と自民党との違いであることを強調した。
続いて国民運動委員長の野田佳彦参議院議員は、佐田元行革担当大臣に始まり、久間防衛大臣、伊吹文部科学大臣など不適格な大臣ばかりの安倍内閣においても、松岡農水相は特に問題であると指摘。「説明責任を果たさない人は責任をとるべきだ」と主張した。
また、「適切という言葉をここまで貶めた政治家はいない。適切を不適切に濫用としている」と、嘘に嘘を重ねる松岡農水相に対して証人喚問を要求する方針を表明。集まった観衆の中から「そうだそうだ」と熱い支持の声と大きな拍手が沸き起こった。さらに、民主党は現在の「政治資金規正法」の不備を質すために改正案を提出したことを改めて述べ、法案が通らない場合も民主党のルールとして、4月1日から実行することを明らかにした。
鈴木寛参議院議員は、来週から始まる都知事選挙について触れ、「情報公開と徹底した議論の積み重ねがあらゆる政策にとって大事」であると主張。「これからの4年間を隠蔽体質の石原都政に任せていいのか」と訴えた。
最後に田村議員は「政治家はお金に汚いという国民不信を払拭するためにも民主党は努力していくのでご支援を賜りたい」と呼びかけ、街頭演説会を締めくくった。《民主党ニュース》