平成6641日目
2007/03/15
【この日の民主党】
憲法特別委員会 強行採決に抗議 枝野議員
衆議院日本国憲法調査特別委員会は15日午前、憲法改正手続きを定める国民投票法案に関する中央公聴会を22日に開催することを、与党の多数で強行採決した。民主党はじめ野党3党はこうした与党の横暴に対し、委員長席に詰め寄って抗議した。
これを受け、同委員会筆頭理事の枝野幸男議員は国会内で緊急記者会見を行い、「公聴会設定そのものに反対しているわけではない」とした上で、大変重要な法案であるだけに、国民の間に幅広い議論を喚起する必要があるとの認識をふまえ、「中央(公聴会)1カ所だけでなく地方公聴会を含めて議論を行うのは当然の法案」と言明。
さらに、「中央公聴会に加え地方公聴会を1日2カ所だけなら開催してもいい」とした与党側の打診についても言及し、「野党においては委員が1人しかいない政党もあり1日2カ所は対応できない」と述べ、スケジュール優先の形だけの公聴会に過ぎないと指摘。「納得できない」と強く抗議の姿勢を示した。
同時に、憲法改正のために必要な「各議院の総議員の3分の2以上の賛成」を参議院においては獲得することは難しいとの見方を示し、「与党が何らかの形で、今回の強引なやり方を悔い改めざるをえない状況がくるのは間違いない」と述べた。《民主党ニュース》
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【北陸電力】臨界事故隠蔽が発覚
北陸電力は15日、同社の志賀原発1号機(石川県志賀町)で99年、停止中の原子炉が突然、臨界状態になる事故が起きた上、緊急停止装置が15分間作動しなかったにもかかわらず、国に報告せず隠ぺいしていたと発表した。原子炉は手動で停止され、外部への放射能漏れはなかった。経済産業省原子力安全・保安院は臨界事故と位置づけ、同日午後に同社の永原功社長を呼び、1号機の停止と安全の総点検を指示する。
緊急停止隠しはこれまで東京電力、東北電力で計3件発覚している。いずれも原子炉等規制法の報告義務違反にあたるとみられるが、3年の時効が過ぎている。
北陸電力や保安院によると、99年6月18日午前2時ごろ、定期検査のため止まっていた1号機で、核反応を抑えるブレーキ役の「制御棒」のうち3本が炉から抜けて核反応が始まり、原子炉が臨界状態になった。直後に炉を自動停止させる信号が出たが、緊急停止装置が作動しない状態にしていたため、働かなかった。発電所員が手動で制御棒を戻し、炉は約15分後にようやく停止した。
当時、原子炉本体である「原子炉圧力容器」と、その外側にあって放射能を封じ込める役割をする「原子炉格納容器」はいずれも、原発の点検のため、ふたが開いていた。保安院は「開いた状態での臨界は想定外で、重大な問題だ」としている。緊急停止装置についても「炉に核燃料が入っている場合、作動できる状態にあるべきだ」として、作動しなかった状態が違法だったかについて調べる。
1号機の制御棒は89本あり、当初はすべて炉に挿入された状態だった。事故当時は、制御棒が正常に動くことを1本ずつ確かめている途中だった。3本が抜けたのは、所員が制御棒を動かす弁の操作を誤ったとみられるという。
しかし、同社は緊急停止の問題を国に報告せず、原因も十分に調査していなかった。昨年、データ改ざん問題を受けて保安院から調査を指示され、社員に聞き取り調査をする中で分かったという。《毎日新聞》
【ボクシング・徳山昌守選手】引退届提出
前WBC世界スーパーフライ級王者・徳山昌守(32=金沢)が15日、大阪市中央区の日本ボクシングコミッション(JBC)関西事務局を訪れ、引退届を提出した。今後は将来のジム経営も見据えながら、タレント活動も視野に入れる。高校でボクシングを始めて人生の半分をささげた選手生活にピリオドを打った。
引退届を提出した徳山は今後について指導者の道やタレント活動を挙げた。「引退届を出した瞬間から社会人の4回戦ボーイ。見習いのようなもの。一から勉強したい」 かねて事業家への夢も抱いており、周囲と相談しながら進路を決めるという。《スポニチ》
【安倍晋三首相】対北朝鮮制裁「続ける」
安倍晋三首相は15日夜、米国が北朝鮮への金融制裁解除を事実上容認したことについて「想定していたので、日朝交渉を含め大きな影響はない」との認識を示した。拉致被害者家族会から懸念が出ていることに関しては「既に日本は厳しい制裁を科しており、制裁は今後も続ける」と述べ、日本独自の制裁を継続する姿勢をあらためて強調した。《共同通信》