平成6445日目
2006/08/31
【長野県・田中康夫知事】退任
8月6日の知事選に敗れた田中康夫・長野県知事が31日退任した。「脱ダム宣言」をはじめ、2期6年間に多くの話題を振りまいた個性派知事。当人と、田中県政の象徴だった「ガラス張り」知事室を見納めにしようと、県庁に多くの支持者らが訪れ、別れを惜しんだ。
ガラス張り知事室は、1日に就任する村井仁・新知事が「廃止」を表明している。31日は午後2時過ぎから一般に開放され、田中知事は握手や写真撮影に応じた。
夕方の退庁時、田中知事が庁舎前に集まった人たちを前に「体重も身軽になったので、今度は(長野県への)落下傘でなく、すばらしい夢を実現するバルーンに乗り込んで、日本をよりよくできればと思います」とあいさつ。「ありがとう」の声と大きな拍手に送られ、県庁を去った。
田中知事の「対抗勢力」だった県議会だが、多額の退職金という「餞別(せんべつ)」を送る格好になりそうだ。
田中知事の2期目の退職金は5184万円。県によると、千葉県に次いで全国2番目の高さという。田中知事は今年2月、これを全国最低水準の3571万円に引き下げようと、県議の報酬カットを含む条例改正案を提出したが、県議会が拒否した。県議の政務調査費も「報酬」に含めたことに、反発が出たためだった。《朝日新聞》
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【皇太子殿下】オランダから帰国
オランダで静養していた皇太子ご一家は31日午後、成田空港着の日航機で帰国された。
ご一家は17日に出発し、18日から同国アペルドールン市内のヘット・アウデ・ロー城に 滞在。動物園の訪問や、森林の散策やドライブを楽しんだほか、同国に住む 雅子さまの両親の小和田恒、優美子さん夫妻と夕食を共にした。
静養は雅子さまの治療を兼ねていたが、宮内庁東宮職は今後の公務復帰について、 「医師と相談して判断していきたい」としている。《時事通信》
【安倍晋三官房長官】靖国参拝の有無「言うことはない」
安倍晋三官房長官は31日、自民党北海道ブロック大会の討論会で、後継首相になった場合の靖国神社参拝について「ことさらに宣言するつもりはない」と述べ、事前にも事後にも参拝の有無を明らかにしない考えを強調した。
谷垣禎一財務相は「日中などの首脳会談ができないトゲは靖国問題だ」と自粛を表明。麻生太郎外相も「参拝は慎重にする」と述べた。
【東京都・石原慎太郎知事】五輪招致支援を小泉首相に要請
東京都の石原慎太郎知事は31日、官邸に小泉純一郎首相を訪ね、2016年夏季五輪の国内候補地に東京都が決まったことを報告し、招致に向けた政府の支援を要請。首相は「良かったね。おめでとうございました」と答えた。首相は同日夜、記者団に「(東京開催が)決まれば支援する。競争にまず勝たないといけない、それからだ」と述べた。《共同通信》
【この日の民主党】
薬害肝炎訴訟 救済の枠組み作りを急ぐべき 菅代行、会見で
31日午後、菅直人代表代行は国会内で記者会見し、薬害肝炎訴訟の福岡地裁判決、ロシア国境警備局に拿捕されていた日本漁船乗組員の釈放などについて語った。
菅代表代行はまず、30日に福岡地裁で、薬害肝炎九州訴訟の判決が言い渡されたことについて、多くの点で原告の主張が認められ、司法の判断として大変重要な意味を持つとの見解を示した。
民主党のB型・C型肝炎総合対策推進本部で、本部長を務める菅代表代行は、判決前日の1000人集会の模様も報告した上、今後は行政や政治の取り組みが重要になると指摘。司法による救済が限定的であることを踏まえ、予算措置を伴う救済の枠組み作りに踏み出すべきとした。
菅代表代行は「与党をも巻き込み、与党が反対できない国民的運動・支援」の展開について、若者の間に支援の活動が広がっていることに大きな期待を表明しつつ、国民的な運動が大きい力となるように、党としても連携などに取り組む考えを示した。
ロシア国境警備局による日本漁船の銃撃・拿捕事件にも言及。拿捕された3名の乗組員のうち、残る坂下船長の早期の釈放を、政府はロシア側に強く求めるべきだと述べた。また、拿捕にいたる経緯などについて釈放された2名から話を聞くとともに、ロシア側へ謝罪や補償を請求するように政府に求めたいなどとした。
菅代表代行はこのほか、民主党代表選挙や臨時国会の召集日などについて、記者からの質問に答えた。《民主党ニュース》