平成6208日目

2006/01/06

【仙台乳児連れ去り事件】

6日午前3時40分ごろ、仙台市宮城野区東仙台6丁目、光ケ丘スペルマン病院(志村早苗院長)に男が侵入し、3階307号室で会社員Aさん(27)=宮城野区=の妻Bさん(23)が添い寝していた長男のSちゃん(生後11日)を連れ去った。宮城県警捜査一課は未成年者誘拐事件として仙台東署に捜査本部を設置。Bさんは男と面識がないといい、捜査本部は無差別に新生児を連れ去った可能性があるとみて、男の似顔絵も公開して行方を追っている。

調べでは、男は「火事だ」と言いながら、病室に入り、ベビーベッドに寝ていたSちゃんを抱きかかえ、東側の非常階段から逃げた。男は直前に病室の約10メートル西側のナースセンターに立ち寄り、2人の女性看護師に、院長名を書いたノートの切れ端を渡し、「院長に会いたい」と要求。筒状の物も示し「米軍の点火装置だ」とも脅した。看護師が拒むと、病室に向かったという。

Bさんは男を救助に来た病院職員と思い、連れ去りと察知できなかった。その後、火事がうそだと分かり、携帯電話から110番した。Sちゃんは体重4000グラムで、白の産着を着ていた。捜査本部は男が院長との面会を求めていることから、病院がトラブルを抱えていなかったのかどうかも調べる。紙切れには意味不明のことも書いてあったという。《河北新報》




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【Andy McKee】アルバム「Art of Motion」発売

【小泉純一郎首相】予算の3月成立を指示

小泉純一郎首相は6日午前の今年初めての閣議で「まずは予算を年度内に成立させることが大事だ」と述べ、20日召集の通常国会で2006年度予算案の3月末までの成立に全力を挙げるよう各閣僚に指示した。《共同通信》

【民主党・鳩山由紀夫幹事長】代表選前倒し論を批判

民主党の鳩山由紀夫幹事長は6日の記者会見で、前原誠司代表が9月の代表選の前倒し論を示したことについて「出馬する可能性の高い人が言うと周囲から(他候補封じ込めと)勘繰られる」と苦言を呈した。「自民党総裁選に食われてしまうという発想でなく、食う気概で臨むべきだ」と強調。「前原代表のもとでバラバラ感を払しょくする方向でまとまれば、信任投票の形で進む可能性もある」と指摘した。《日経新聞》

【この日の民主党】

党の再生誓い、今年に臨む決意を表明 鳩山幹事長、記者会見で

鳩山由紀夫幹事長は6日午後、今年初めてとなる定例記者会見を開いた。この中で鳩山幹事長は、2006年に臨む抱負を語ったほか、イスラエルのシャロン首相の病状、通常国会への対応、雪害対策本部の設置、アジア外交に関する小泉首相発言などについてコメントした。

鳩山幹事長はまず、「新しい年を迎えて、民主党としても、再生を誓う大きな年であると認識している」と表明。「現在の小泉政治というものが、必ずしも多くの国民の皆さんに幸せを与えていない」と指摘し、党として原点に立ち戻って、「国民の皆さまから、政権を十分担える力を備えたと言っていただける」1年にしたいとの決意を力強く述べた。

また、前原代表が昨日の仕事始めの挨拶で、「今年の前半でわが党のバラバラ感を払拭させる」と「強い信念を述べた」ことに関しても、幹事長として、「その環境づくりに向けて奔走してまいりたい」と述べた。

また、イスラエルのシャロン首相の病状が深刻だと伝えられていることについて鳩山幹事長は、中東和平に向けて「曙光がさしかかってきた状況」に悪い影響が出ないか懸念を表明しつつ、シャロン首相の回復を祈り、心からお見舞いを申し上げる、と述べた。

鳩山幹事長は更に、小泉首相が年頭の記者会見で、靖国神社参拝問題に関して中国・韓国を批判したことについても触れ、「一個人の情緒的な思いによって国益が損なわれてしまうのは、本来あってはならない」と指摘し、「強い憤りを禁じ得ない」と厳しく批判。また、こうしたアジア外交に関する強硬路線が、次期首相にも引き継がれることのないよう、厳しく釘を刺した。

今月に始まる通常国会への対応については、雪害対策の問題、耐震強度偽装問題、アスベスト問題、BSE問題など喫緊の課題について、補正予算も含めて「まずは集中的に審議を行うべきだ」と指摘。政府の大増税路線に民主党は厳しく対峙し、「行革なくして増税なしの方向性を貫いていく」とともに、「徹底的な行政のムダづかい追放」のために議論を展開していくとの決意を改めて示した。同時に鳩山幹事長は、小泉首相の冷たい改革に対して、「弱者に配慮した政治を行うべき」だとも指摘し、議員年金の廃止問題についても、予算審議の前に行うべき、と述べた。

鳩山幹事長は、来年に統一地方選と参院選があることについて、特に参院選は、民主党にとって大変大きな意味を持つと指摘。与党の暴走を食い止めることができる大きな機会であるとともに、政権交代の実現に向けた重要な選挙であることを改めて強調し、参院選に向けての候補者選定の公認基準の策定や、衆議院の第三次の公認予定候補の選定を、着実に進める意向を示した。

最後に鳩山幹事長は、雪害問題について改めて触れ、山岡賢次副代表を本部長とする、「民主党雪害対策本部」の設置を明らかにし、亡くなられる方が多く出ている現状を踏まえ、党としてもこの問題に迅速に対応していく意向を表明した。《民主党ニュース》



1月6日 その日のできごと(何の日)