平成2464日目

1995/10/07

この日のできごと(何の日)

【オウム真理教・上祐史浩容疑者】逮捕

オウム真理教の熊本県波野村進出に伴う国土利用計画法違反事件の公判で、上祐史浩緊急対策本部長(32)が、教団の公認会計士にうその証言をさせたとして警視庁は7日午前1時10分、偽証容疑で上祐容疑者と公認会計士のS容疑者(47)を逮捕した。また元教団顧問弁護士青山吉伸被告(35)の逮捕状を取った。

上祐容疑者は、教組の麻原彰晃被告(40)に次ぐ「正大師」の地位にある教団の事実上の最高実力者。A容疑者も資金運用の実務を担当しており、警視庁は偽証事件を突破口に、武装化やサリン事件につながる資金の流れや教団資産の実体解明を急ぐ。《共同通信》

オウム真理教の緊急対策本部長上祐史浩容疑者(32)が熊本県波野村の教団用地取得をめぐり、信者の公認会計士S容疑者(食も)に法廷で偽証を指示していた事件で、警視庁捜査二課は7日朝、偽証容疑の共犯で元教団顧問弁護士青山吉伸被告(35)を再逮捕した。

捜査二課は同日、教団施設など数カ所を捜索。うその証言をした動機や偽証に麻原彰晃被告(40)の指示がなかったかどうか、本格的に追及するとともに武装化を進めた教団資金の流れの全容解明を目指す。青山被告は顧問弁護士として教団関連の訴訟を一手に担当。波野村の国土利用計画法違反事件では同法違反で逮捕、起訴されていた。

青山被告と、同容疑で同日未明逮捕された上祐容疑者は「認否については弁護士と相談したい」とし、S容疑者は「そういう事実はない」と話しているという。

調べによると、青山被告は上祐容疑者と共謀して平成4年、教団の波野村進出に伴う国土利用計画法違反事件などの公判で、教団と元地権者の間に融資契約が交わされていたとするうその証言をS容疑者にさせた疑い。教団が融資契約書を偽造していたとして、警視庁は有印私文書偽造容疑でも追及する。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【六甲有馬ロープウェー・表六甲線】運行再開

阪神大震災の影響で運休していた神戸市の外郭団体・都市整備公社の六甲有馬ロープウェー・表六甲線(全長2.27キロ)が7日午前9時、震災から263日ぶりに運行を開始した。

同線は震災で、六甲山上にある天狗岩駅の地盤がずれたり、ゴンドラを支える支柱がゆがむなどの被害を受けた。山頂付近で連絡する有馬線(全長2.76キロ)は、既に全線営業している。《共同通信》

【さきがけ・鳩山由紀夫代表幹事】新党立ち上げ時期「慎重に」

新党さきがけの鳩山由紀夫代表幹事は7日、札幌市で記者会見し社会党の新党問題について「(新党結成が)村山政権に与える影響を(社会党は)より深刻に考えるべきだ。立ち上げの時期はもっと慎重に選んでいくべきではないか」と述べ、10月末とする新党結成を急ぐべきではない」との考えを示した。《共同通信》

【韓国】外国たばこ追放集会

「外国たばこの浸透が未婚女性や青少年らの健康を害している」と主張する韓国の女性団体が7日、ソウルや釜山など全国9都市で主婦計約1000人を集め「外国たばこ追放集会」を開いた。ソウルでは旧朝鮮総督府の建物の形に積み上げた日本のマイルドセブン・ライトなど外国たばこ1000箱以上を燃やし気勢を上げた。

主催した団体「明日の女性文化センター」によると、今年上半期の外国たばこのシェアは約12%ので、そのうち半分がマイルドセブン・ライト。韓国たばこニンジン公社の調査によると、25歳以下の愛煙家うち55%がマイルドセブン・ライトを吸っており、外国たばこによる青少年への健康被害が懸念されるという。

今年、日本からの解放50周年を迎え民族主義の意識が高まる韓国では、民族団体などを中心に日本たばこの不買運動が盛ん。今回は外国たばこ全体を対象とし、こうした動きとは別としているが、背景には外国、特に日本の製品への若者の抵抗感がなくなっていることに対する民族主義的な危機感がある。

約300人が集まったソウルのタプゴル公園(旧パゴダ公園)前の集会では「母性保護、国民の健康のために外国たばこを追放しよう」「外国たばこを追放し民族の自尊心を回復しよう」などと訴え、外国たばこを燃やした後、市内をデモした。《共同通信》

【サッカー】ディエゴ・マラドーナ選手、復帰戦飾る

サッカーのスーパースター、ディエゴ・マラドーナは7日、15カ月間の出場停止処分が解け、ブエノスアイレスで行われたアルゼンチン選手権の試合でボカ・ジュニアーズを率いてコロン戦で復帰した。

復帰後の公式第1戦となったマラドーナは、おなじみの10番をつけて登場。「再びボカのユニホームを着れるなんて世界最高の幸せ」と言うだけに試合開始早々は緊張気味。前半37分にイエローカードを受けた後から調子を上げ、全盛時に比べ太めながら巧みなドリブルで相手チームのコロンを揺さぶった。

往年の突破力は影を潜めたが、6万2000人の観衆からマラドーナコールも送られた。試合はスコットのヘディングシュートでボカが1−0で勝ち、マラドーナの復帰を祝った。試合後、マラドーナは応援の家族としっかりと抱き合い、ボカのサッカー場は紙吹雪が舞って爆竹が打ち鳴らされ、優勝のような騒ぎとなった。

マラドーナは昨年のワールドカップ(W杯)米国大会でのドーピング(楽物使用)検査で陽性となり、2度目の出場停止処分を受けた。マラドーナはこの試合のドーピング検査の対象選手に指定された。《共同通信》



10月7日 その日のできごと(何の日)