平成6076日目

2005/08/27

【民主党・岡田克也代表】「注目選挙区でも民主党はあくまで政策本位で戦う」

岡田克也代表は27日、広島県尾道市で記者会見を開き、「ここ広島第6区は全国注目の選挙区であり、民主党としてはあくまで政策本位で訴え、戦い抜く」ことを強調した。

岡田代表は、東京の選挙区で、郵政法案に反対し、自民党の公認が得られなかった前議員が、自民党の比例上位で公認されるとの報道に関し、「もし事実であれば、できレース以外のなにものでもない。ルールもなく、公明党に頭が上がらないことが明らかになっただけだ」と述べた。

加えて、広島6区の有名人予定候補を自民党が推薦したことについて「強いものをより強くするという極端な2極分化を進める自民党の姿勢と推薦候補予定者に対し、私たち民主党は中間層を厚くしていこうというのが基本的な考えである」と話し、今後もこの方針で戦い抜く決意を表すとともに、有名人なら誰でもいいという自民党の姿勢を批判した。《民主党ニュース》




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【菅原文太さん】山崎拓氏を無視

俳優の菅原文太さん(72)が27日、福岡市内で福岡2区の民主党候補・平田正源氏(37)の講演会に参加。対抗馬の自民党・山崎拓前副総裁(68)に対して、“無視”を決め込んだ。

約100人の聴衆を前に、山崎氏の名は一度も出さずに「敵の名前は何だっけ? 忘れてないけど言わない。平田君は彼(山崎氏)よりまじめに事柄を見ている」とアピールした文太さん。講演後、報道陣に「山崎氏については?」と聞かれても、「コメントを言うほどの相手じゃない」とピシャリと言い放った。

24日には広島6区で親交がある亀井静香氏(68)も応援。「自民党を出るなら(応援に)行く。新党つくれよ。『新党ふるさと』にすれば票が集まるぞ、と言ったんだ」と、国民新党旗揚げを後押ししたことも明かした。《スポーツ報知》

【小泉純一郎首相】「刺客」候補の応援を本格化

小泉純一郎首相は27日、山梨、静岡両県を遊説し、郵政民営化関連法案に反対した自民党前衆院議員の対抗馬として擁立した「刺客」候補の応援を本格化させた。同党の両県連はともに党本部に反旗を翻し、無所属で出馬する反対派候補を支援している。

首相がまず訪れたのは、山梨2区で反対派前議員の堀内光雄氏と対決する長崎幸太郎氏の事務所。演説で「長崎さんは今は頼りないけど、首相になれる素質は持っている」と賛辞を送るとともに郵政民営化の必要性を力説した。この後、前議員の保坂武氏に対抗し山梨3区から出馬する小野次郎氏の応援に回り、首相秘書官を努めていた小野氏の実績をアピールした。

首相は引き続き静岡県入りし、浜松市で街頭演説。静岡7区で前議員の城内実氏と争うことになった片山さつき氏陣営のてこ入れなどが目的だが、自民党県連は首相の浜松遊説に幹事長ら三役の不参加を決定。ただ、民営化賛成派の前議員が立候補する静岡市(同1区)の演説には、県連の前沢侑幹事長が同席した。《共同通信》

【米・ブッシュ大統領】イラク「さらに犠牲も」

ブッシュ米大統領は27日、週末恒例のラジオ演説で「イラクでのわれわれの努力にはさらに時間がかかり、犠牲も増えるだろう」と述べ、米軍駐留の長期化に国民の理解を求めた。

イラク情勢の混迷などを受けた形で支持率が任期中最低に落ち込み、休暇先のテキサス州私邸周辺で続く反戦活動に米メディアの注目が集まる中、イラク問題を取り上げた。

大統領は、今撤退すれば反米武装勢力を勢いづかせるだけだと指摘。イラク新憲法草案をめぐる協議が難航していることについても「イラクの人々が銃ではなく議論で問題を解決しようとしていることが重要だ」と評価する姿勢を示した。

大統領の支持率は、ギャラップ社が26日発表した世論調査で40%と、2001年の就任以来最低を記録した。《共同通信》

【西武・西口文也投手】完全試合逃す

楽天0−1西武◇27日◇インボイス西武

西武の西口が延長で完全試合を逃した。10回、先頭の沖原に初安打を許す。その裏、石井義の二塁打でサヨナラ勝ち。好投した一場だが、プロ初勝利はならず。石井義のサヨナラ二塁打でリーグトップに並ぶ16勝目が決まると、西口は穏やかな笑顔で歓喜の輪に加わった。「16勝? それより点を取られず、チームが勝てたのがうれしい」。大魚を逃した悔しさは見せなかった。

9回打者27人をパーフェクトに抑えたが、味方の援護もなく、延長10回へ。さすがに集中力も限界だったのだろう。124球目。先頭の沖原にカウント2-2から外角スライダーを合わされた。打球は右前で弾んだ。それでも動揺せず、2死一、三塁のピンチを抑えた。「きれいには終わらせてくれませんね。でも、1本打たれた後、点をやらずに完封できたから」と胸を張った。《朝日新聞》

【この日の民主党】

「看板倒れでない真の改革をやらせてほしい」前原ネクスト長官

前原誠司『次の内閣』ネクスト防衛庁長官は27日、兵庫県に赴き、「(小泉政権による)看板倒れの改革を、徹底的に直したい」と街頭で訴え、民主党の政策への理解を求めた。

前原ネクスト長官は、午前中は兵庫7区の石井としろう予定候補と西宮市内各所を精力的にまわって、しがらみがなく若い民主党の力への支援を求め、午後には同日挙式したばかりの兵庫9区のはたなか光成予定候補と、民主党は中身のある改革に挑戦すると訴えた。

街頭演説の中で前原ネクスト長官は、郵政民営化の問題に言及し、「郵政事業の改革が必要という問題意識が、そもそもなぜ生まれたか」に戻るべきだと指摘。

(1)郵貯簡保に多額の資金が集まる状況を正し、民間に資金が流れる仕組みを作る、(2)郵貯簡保を「打ち出の小槌」にせず、使い道を変えて財政規律を正す、(3)国が責任を負うべき信書を除く郵便事業を民間に開放し、参入を進める、という改革の目標を挙げた前原ネクスト長官は、小泉内閣の出した郵政民営化法案はこれらに応えるものではないとの見解を示した。

自民党の郵政民営化法案では巨大な金融機関が誕生することになり、民間への資金分散が進まず、平等な競争はできないこと、完全民営化までの12年間政府保証も、逆に、失敗すれば倒産のリスクを負う民間企業を12年間圧迫させることになるとして、改革の目標に応えるものとなり得ない理由を述べて、「日本の民主主義をゆがめる原因になる」と疑念を呈した。

前原ネクスト長官は、その上で、「確実に資金を流すためにはまずは規模だ」として、官業により多額の資金が集められたことを問題視し、民主党はマニフェストにおいて預入限度額の段階的引き下げを掲げたと説明。「本当の意味で、官から民へお金を流せると確信している」と述べ、本当に民間が競合できるような条件が整ってから、経営形態を考えるべきとの見解を表明した。

さらに前原ネクスト長官は、「郵政民営化法案を精査して内容には問題があるとした民主党や自民党内の一部議員に対して、小泉首相は『抵抗勢力』『改革に後ろ向き』とレッテルを貼り、乗り切ろうとしている」と指摘。内政外交とも八方ふさがりの状況の中、あえて郵政のみを主要なテーマに(国民の)信を問おうとする小泉自民党の姿勢を、財政赤字や道路公団の天下り問題などがないがしろだと厳しく批判。

「看板倒れの改革を徹底的に直したい」と述べ、「3年間で10兆円の歳出削減」「国家公務員人件費削減」などのマニフェストの項目を挙げて「できるかできないかではない。やるかやらないかだ」と言明。政権公約を実行しない政党に対して次の総選挙で国民が判断を下すことこそ「マニフェストの達成評価」だと訴えた。

前原ネクスト長官はさらに「我々は本気、真剣。このままでは日本は本当にだめになる。そういう思いでたたかっている」として、「看板倒れでない、中身のある真の改革をやらせていただきたい」と党への支援を求めた。

「国民の皆さんに、立ち止まって考えていただきたい」広島で、代表

岡田克也代表は27日広島県を訪れ、県内7選挙区で遊説を挙行。1区・菅川洋、2区・松本大輔、3区・橋本博明、4区・空本誠喜、5区・三谷光男、6区・佐藤公治、7区・和田隆志と、それぞれの選挙区で各予定候補とともにマイクを握り、集まった多くの支持者を前に、政権交代の必要性を強く訴えた。

岡田代表は、「小泉総理の主張は9割以上が郵政でそれ以外はほとんど話さない。これはわざと選挙争点の土俵を小さくして、皆さんの目を欺こうとしているものだ」と首相の姑息とも言える争点隠しを厳しい口調で非難した。その上で、「総選挙はこれから3、4年を託す(選挙である)のに郵政民営化という小さな土俵のままで判断してしまっていいのか、(有権者の皆さんには)是非、一度立ち止まって考えていただきたい。そして、賢明な選択をしていただきたい」と、まさに未来は国民自身の手中にあるということを重ねて強調。民主党へのさらなる支援、支持を求めた。

また、討論をあくまで回避する小泉首相の姿勢について、「小泉総理と1対1でじっくり討論したいと、政策討論を求めているが、逃げてばかりいる」と批判。200日間の国会会期中も小泉首相が党首討論に応じたのはたったの3回だったとして、国民への説明責任がある政権与党の総理・総裁でありながら討論に応じない小泉首相を厳しく批判するとともに、民主党はいつでも討論に応じる用意があることを示した。

民の声は自民には届かない。民が主の民主に 野田ネクスト大臣

野田佳彦『次の内閣』ネクスト財務大臣は27日、前日の北海道街宣から一転、地元・千葉県に戻り、千葉11区の土屋正秀予定候補との茂原市内での街頭演説を皮切りに、佐倉市内、新松戸駅前で同9区の須藤ひろし予定候補、同7区の内山あきら予定候補とともにそれぞれマイクを握った。

演説では特に、ネクスト財務大臣ならではの視点で、小泉自民党政治の税のムダ遣いに言及。郵政民営化法案の是非を問うとして、小泉首相が暴挙に出た総選挙に投入される税金について、「どれだけの額が使われるかご存じか」と聴衆に問いかけた。野田ネクスト財務大臣は「780億円です。780億円もの税金を使って、自民党内の造反議員がどうなるか、郵政民営化法案がどうなるかを問う。そんなことは絶対にいけない」と主張した。

同時に野田ネクスト財務大臣は、郵政民営化法案をめぐる自民党内の造反議員追い落とし要員とされた自民党予定候補の顔ぶれが、女性高級官僚、女性の大学教授、外資系エコノミスト、IT 企業社長など、いわゆる勝ち組であるとの見方を示し、努力しても報われない人を救い上げられるよう、世の中を変えていくという本来の政治の役目を、彼ら「にわか勝ち組」では果たしえないとの認識を語った。

続いて「小泉さんの4年4カ月でみなさんの暮らしは良くなりましたか」と呼びかけた野田ネクスト財務大臣は、「小泉自民党は何もやっていないじゃないか。何が郵政改革だ」と激しい口調で批判。景気悪化、国の借金増、自殺者増など、深刻な状況を前にしても、4年4カ月の間、総理大臣の座にありながら、何ら手立てを講じてこなかったのは小泉首相だとして「改革者ではない」と重ねて批判した。

この間、取り沙汰されている官製談合をめぐっても「政府が天下りを禁止すればすむ話だ」と主張した野田ネクスト財務大臣は、民主党が天下り禁止法案を先の国会に提出したことを聴衆に明らかにするとともに、「小泉自民党は見向きもしなかった」として、改革の意志などかけらもない、政官業の癒着構造に浸かった小泉政治の実態を明らかにした。

「郵政民営化以前に霞が関のお金の使い方を正していくのが先」と改めて強調した野田ネクスト財務大臣は、民主党がマニフェストに掲げている「3年間で10兆円のムダ遣い一掃」の重要性に言及。「民主党の財政健全化プランを作ったのは私・野田佳彦です。必ずやれると確信している」と語り、ネクスト財務大臣として検証を積み上げた結果であり、ムダ遣いを徹底的に見直すことで10兆円の歳出削減は十分に可能であると強調した。

「10兆円増税の自民党か。10兆円のムダのカットをする民主党か、郵政公社が変わるだけでは世の中は変わらない。政権が変われば霞が関が変わる。政権が変われば年金が変わる。税金が変わればお金の使い方が変わるんです」と訴え、「国民の声は小泉自民党には届かない」としつつ、せみの声になぞらえ、「民、民、民、民が主の民主党に支持を」と呼びかけ、演説を締めくくった。《民主党ニュース》



8月27日 その日のできごと(何の日)