平成5822日目
2004/12/16
【この日の小泉総理】
平成16年12月16日、総理大臣官邸で知的財産戦略本部の第9回会合が開催されました。
この日の会議では、海外における模倣品・海賊版対策を中心に取組を加速化する政府の行動計画として、「模倣品・海賊版対策加速化パッケージ」を決定しました。このパッケージでは、模倣品・海賊版対策の緊急性を踏まえ、我が国としても、対策の実施を加速し、国内外に政府としての断固たる姿勢を示していく必要があるとしています。具体的には、知的財産権の海外における侵害状況調査、二国間協議による海外市場対策など5項目にわたる対策を加速することとしています。
会議の締めくくりに小泉総理は、「わが国の知的財産戦略は着実に進展している。引き続き、スピード感をもって大胆に進めていただきたい。本日決定された計画に則り、次期通常国会に充実した内容の法案が提出されることを期待しています。」と述べました。《首相官邸》
遺骨巡る北朝鮮の抗議「本音見極め必要」
小泉純一郎首相は16日夜、北朝鮮が拉致被害者の横田めぐみさんの遺骨として引き渡した骨が別人の物と判明、日本側が抗議した問題を巡り、北朝鮮側が「日本側の鑑定結果を受け入れることも認めることもできない」と公式ルートで抗議してきたことに対し、「北朝鮮側の表向き言うことと本音というもの、どこにあるか。よく見極めていかなきゃいけない」と冷静に対応する必要性を説いた。日本が経済制裁を発動すれば宣戦布告と見なすとどう喝してきたことに対しても、「この点も同じ。表向き言っていることと本音がどこにあるのか、見極めることが大事」と繰り返すにとどめた。
北朝鮮の態度が誠意ある対応と思うかとの質問には「それは誠意ある対応とは言えない」と不快感をにじませつつも、「その点も含めて表と裏があるから、(本音を)見極めるのが大事」と強調した。首相官邸で記者団の質問に答えた。《日経新聞》
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【政府】台湾・李登輝前総統にビザ発給へ
政府は16日、台湾の李登輝前総裁(81)に対して年内に入国査証(ビザ)を発給する方針を決めた。細田博之官房長官が記者会見で明らかにした。これに対し中国の王毅駐日大使が外務省で竹内行夫事務次官に抗議し、撤回を求めた。小泉純一郎首相の靖国神社参拝をきっかけに冷却化している日中関係はさらに大きく揺らぐことになりそうだ。《共同通信》
【ドン・キホーテ連続放火事件】埼玉県警、出火時に万引きした女を逮捕
埼玉県警大宮署は16日、15日夕に放火されたさいたま市見沼区の ドン・キホーテ「大宮大和田店」から出火直後に店を出た同市中央区の無職の女(47)を窃盗容疑で逮捕した。女はあわてて店を出ており、連続放火事件との関連も慎重に調べる。
調べでは、女は15日午後3時5分ごろ、同店で店の買い物かご(800円相当)を盗んだ疑い。女は店内の防犯ビデオに映っていた2人の女の1人で、黒いキャップ型の帽子をかぶり、 黒ジャケットに青いズボン姿だった。肩まで伸びた髪形もビデオと一致した。
女は11月18日早朝にも閉店後の同店にガラスを割って侵入し、バッグなどを盗んだとして窃盗容疑で現行犯逮捕されていた。しかし、簡易精神鑑定で刑事責任能力が問えないと判断され、12月8日に起訴猶予処分となり、釈放されたばかりだったという。《毎日新聞》
【この日の民主党】
党警察不正経理疑惑調査・警察改革推進本部が申し入れ行う
民主党警察不正経理疑惑調査・警察改革推進本部の中井洽本部長、鉢呂吉雄副本部長、中山義括副本部長、大畠章宏事務局長は16日、村田吉隆国家公安委員長及び漆間巌警察庁長官に対し、(1)捜査費等についての徹底調査、(2)公平・厳正な調査、(3)会計検査院等の検査に対する誠実な対応、(4)公安委員会制度の抜本的改革、(5)現場の警察官に予算が行き渡るようにすること、等を旨とする警察不正経理問題の全容解明について申し入れを行った。
村田委員長からは、早期にきちんとした調査を行い、警察への信頼を取り戻したい旨の回答を得た。しかし、民主党、市民団体、地方議会、報道機関等の活発な取り組みにより、すでにこの問題は全国的なものであることは明らかであるのにもかかわらず、漆間長官からは、北海道警察は特殊な例である旨の不誠実とも言える回答があった。民主党側は、治安を回復するためには、まず警察への信頼を取り戻さねばならず、誠実な対応をとるべきであることを強調した。《民主党ニュース》