平成5792日目

2004/11/16

【横田滋さん、早紀江さん】北朝鮮が提供しためぐみさんの写真を公開

TKY200411160312

拉致被害者横田めぐみさん(不明当時13)と見られる写真3枚が両親の滋さん(72)・早紀江さん(68)夫妻から16日公開された。早紀江さんは「めぐみちゃん、こんなところにいたの」と、写真に話しかけた。滋さんも、弟の拓也さん(36)と哲也さん(36)も写真を見て泣いたという。 日朝実務者協議に出席した日本政府代表団が持ち帰った原物は、名刺よりやや大きいサイズ。警察が鑑定のため預かり、両親は複写された写真を受け取った。《朝日新聞》




昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【小泉純一郎首相】北方領土問題「4島返還で交渉」

小泉純一郎首相は16日昼、ロシアのプーチン大統領が北方領土問題について2島返還での決着を軸に交渉する考えを示唆したことについて「4島の帰属を明確にしてからじゃないと平和条約の締結にならない。その方針に変わりない」と述べ、1993年の東京宣言に基づきロシア側との交渉に臨む考えに変わりないことを強調した。《共同通信》

【この日の民主党】

国会内で常任幹事会を開催、党大会運営方法など報告

16日、国会内において第319回常任幹事会が開催された。

冒頭、岡田代表が挨拶し、週末を利用して実施している全国47都道府県への視察は来年3月までに完了するめどが立ったと述べた後、小沢一郎前代表代行が新たに副代表に就任することとなったこと、17日の党首討論後の民主党のヤミ献金追及会合に村岡元官房長官が出席して証言することとなったこと、の二点について報告した。

次に川端幹事長が、(1)11日に行われた三野党幹事長・書記局長会談の内容、(2)高橋千秋参議院議員の入党、(3)田村謙治衆議院議員の繰上げ当選、(4)参議院選挙制度改革検討委員会の構成、(5)大会議案は24日の常任幹事会に提出し、30日の常幹で確定すること、等について報告した。

続いて、藤井裕久党大会実行委員長(党代表代行)から、大会の運営方法について報告があり、大会当日は二次に分けて現地で大規模な街頭宣伝活動を行う方針が示された。

その後、鉢呂国会対策委員長から今後の国対方針が示され、国会論議のあり方をめぐって真摯な論議が交わされた。さらに、輿石東参議院幹事長、仙谷由人政策調査会長、玄葉光一郎選挙対策委員長、平野博文幹事長代理から、それぞれの所掌分野について報告が行われた。

最後に、先回の常幹で幹事長より提案された常任幹事会の位置付けをチェック機関として整理する基本的な考え方を了承した。

政治資金規正法等の一部改正案を衆院に提出

民主党は16日午後、衆議院に政治資金規正法等の一部改正案を提出した。

提出後の記者会見で仙谷由人政策調査会長は、与党案では政治資金団体に対する政治団体からの寄付の上限を規制していない点について、「青天井で、いくらでももらいたいという自民党の考えがすけてみえる」と批判。「透明性のみならず、上限規制を作りえないのは自民党の体質を表している」と重ねて指摘した。

法案提出者の堀込征雄衆議院倫選特委筆頭理事は「政治とカネの問題について、与党案を賛成多数で通し、問題に決着をつけようというのは容認できない」と述べ、旧橋本派への1億円裏献金事件はじめ日歯連問題の真相究明に向け、小泉首相への質疑をはじめ、証人喚問や参考人招致を求め、審議したいと語った。

同じく提出者の岩國哲人ネクスト政治改革担当大臣は与党案の特徴について、「(1)青天井で(2)迂回献金禁止の条項が全くない(3)記載に対する罰則がない(4)残高証明という形で支出の透明性を高めようとする意図がないの4点であり、民主党案との決定的な相違点だ」と指摘した。

民主党案の柱は以下の通り。

(1)政治団体(政党と政治資金団体を除く)から、同一の政党又は政治資金団体への献金は年1億円とする(罰則付)
(2)いわゆる迂回献金は禁止(罰則付)
(3)外務監査の義務化
(4)150万円を超える金額の収支報告書への記載ミスは意図的なものと見なし、不記載に対する罰則を強化
(5)残高証明の義務化
(6)寄付の銀行振込みの義務化
(7)寄付を受領できる政党支部数の制限
(8)公共事業受注者等の献金の禁止
(9)収支報告書等の保存期間を3年から5年に延長
(10)インターネット上で収支報告書を公開。

法案提出・会見には法案提出者の中井洽、辻恵各衆議院議員も同席した。

名実ともに全員野球の形が整った 岡田代表が会見で

岡田克也代表は16日、党本部で定例記者会見を行い、小沢一郎前代表代行の副代表就任が常任幹事会で報告されたことについて、「これで名実ともに全員野球の形が整った」とし、「政権交代という共通の目的に向けて全力でがんばっていく態勢が整ったと嬉しく思っている」と所感を述べた。

明日開催される予定の、今国会3回目の党首討論については、「2週間に1回くらいということで、定期的に開くべきだと前から申し上げている」と前置きした上で、与党側の党首討論に臨む姿勢について、「党首討論を開いたから、総理はもう他(の委員会)に出てこないというおかしなルールも、もう一度白紙に戻してしっかり議論したらいい」と指摘。「これだけ課題山積の時に、1週間に45分だけ国会に出てくればそれでいいというのは、明らかにおかしいわけで、しっかりと必要な問題については説明責任を果たすというのが、国会のあり方、総理の責任の果たし方であると思っている」と、与党側の積極的な対応を要求した。また明日の党首討論で岡田代表は、(1)イラク戦争、(2)地方分権、(3)拉致問題、(4)政治とカネ、などの項目を取り上げることを明らかにした。

また、日朝実務者協議の結果を受けての所感を問われた岡田代表は、「まことに残念ながら成果はほとんどなかった」とし、「10名のうち2名は北朝鮮にいない、あとの8名は死亡している、という非常に残念な主張が繰り返されたこと。しかもその根拠が十分に示されていないことに対して、非常に怒りを覚えている」と述べた。そして、北朝鮮に対する残された12万5千トンの食糧支援についても、「元々25万トンを出すこと自身にわれわれは大きな疑問を感じてきた」と釘を刺した上で、12万5千トンを「出すことについては、そうすべきでない」と述べ、「ましてや、今の段階では本格的に国交正常化交渉に取り組むことがあってはならない」と改めて厳しく指摘した。《民主党ニュース》



11月16日 その日のできごと(何の日)