平成5780日目

2004/11/04

【この日の民主党】

岡田代表、ベーカー駐日大使を表敬訪問

民主党の岡田克也代表は4日午前、ベーカー駐日大使を表敬訪問した。米国大使館で約1時にわたって意見交換した岡田代表は党本部に戻って会見を開き、米大統領選でのブッシュ大統領再選を受けて発言するとともに、今後の日米関係について考えを示した。

ブッシュ大統領の再選について岡田代表は、「日米関係の重要性を踏まえて日米関係発展に向けて尽力して下さることを期待したい」と述べた上で、より国際協調を重視する考え方に立った世界の平和と安定へ向けた努力への期待感を示した。日米関係については、北朝鮮問題をめぐる6カ国協議での米国のリーダーシップ、在沖縄米軍基地問題や日米地位協定改定の問題、米軍のトランスフォーメーションなどに言及し、「日米間で緊密に協議しながら両国にとってよりよい結論を見出していくことを期待したい」と語った。

駐日大使との話し合いについて岡田代表は、「自分は野党というものを非常に重視している」と駐日大使が述べ、民主党との関係を重視していく考えを示し、野党第一党党首といつでも会う用意があると語ったことを報告した。

議論のなかではイラクにおける自衛隊の問題について「自衛隊の引き続きの存在維持」をベーカー駐日大使が求めたのに対して岡田代表は「米軍がイラクで存在しつづけることは必要であるし、米国の責任でもある。しかし、自衛隊については日本国憲法との関係でイラクに留まることは民主党としては反対である」との意見を表明した。

米軍のトランスフォーメーションの問題をめぐっては、両国共通の脅威について議論し、政治的な対応を整えるのは基本的にのぞましいとの考えを岡田代表は示した上で、普天間基地の問題について「再度大きな事故が起こると日米同盟全体にも響く深刻な問題にもなりうる」と指摘。しっかりとした対応を求めたのに対しベーカー駐日大使は「沖縄県民が重荷を背負っていることを十分理解しているし、真摯に議論している」と語った。

岡田代表、都内で新潟県中越地震被災地への温かい支援を呼びかけ

岡田克也代表は4日、民主党が新潟県中越地震災害復旧義援活動の一環として有楽町マリオン前で展開した街頭募金活動に参加し、行き交う人たちへ、温かい支援を呼びかけた。

演説に立った岡田代表はまず、自らが地震発生の翌々日に現地入りしたことに触れつつ「本当に厳しい寒さの中で、お年寄りや子どもたちが困っている」と現地の厳しい状況を報告。「いつまた余震が起こるか分からない恐怖感の中で生活をしておられる。その気持ちをお互い理解して、ぜひ私たち一人ひとりができることを協力していこう」と被災地への温かい支援を訴えかけた。

また、被災地には全国からボランティアが駆けつけ、救援物資が届きつつある現状にも触れて、「本当に日本人はすばらしいと思う」と述べるとともに、「まだまだ十分とは言えない」現状を繰り返し訴え、「少しでも皆さんの救いの手を差しのべていただきたい」と訴えた。同時に民主党が、党としてNPOなどとも連携して現地で支援活動を行っていること、建物そのものの再建を支援する被災者生活再建支援法の改正案を提出したことなど具体的な行動を挙げて、「民主党として、でき得る限りのことを全力でやっていく」との力強い決意を表明。さらに岡田代表は、「不安の中で生活をしている被災地の皆さんには、全国の皆さんの温かい支援の手が差しのべられているということが、何よりの励みになる」と述べて、演説を締めくくった。

車の上からの訴えを終えた岡田代表は、直ちに募金箱を手に、議員や秘書、スタッフらとともに、行き交う帰宅途中の会社員らに頭を下げ、募金を呼びかけた。また、本日の街頭募金には、司会を務めた中山義活国民運動委員長はじめ20名近い国会議員も参加。多くの秘書やスタッフとともに、募金への協力を呼びかけた。《民主党ニュース》




昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【自民党・武部勤幹事長】ブッシュ大統領再選「強い大統領に対する信任」

ブッシュ米大統領の再選について、自民党の武部幹事長は4日、「テロから米国と世界を守るため、敢然と戦う『強い大統領』に対する信任だ」とする談話を発表した。

談話は、「小泉首相との固い信頼関係をベースに『世界の中の日米同盟』の考えに立って、国際社会が直面する様々な課題に力を合わせて取り組んでいくべきだ」と強調した。公明党の神崎代表も談話で、朝鮮半島の平和と安定、イラク復興支援などについて「これまで以上に国際社会と協調した取り組みを期待したい」と求めた。

民主党の岡田代表は同日午前の記者会見で、「米政府の長官人事などで、今までの路線がどう変わるか、という期待感はある。米国の単独行動主義は我々と相いれない」と述べた。社民党の福島党首は「極めて接戦だったことを重く受け止めたい。政策の転換を求めたい」と語った。《読売新聞》

【小泉純一郎首相】米・ブッシュ大統領再選「友情基に関係発展」

政府は4日、米大統領選でブッシュ大統領が再選されたことについてイラク問題や北朝鮮の核開発、拉致問題など従来の外交方針は基本的に維持されると歓迎している。小泉政権は12月14日に期限が切れる自衛隊イラク派遣の期限を延長する方針だ。

小泉純一郎首相は4日午前、官邸で記者団に「これまで築いてきたブッシュ大統領との信頼関係と友情を大事にして日米関係を発展させたい」と述べた。《共同通信》

【石川県警】わいせつ巌窟院主を逮捕

除霊と称して水子供養に来た女性にわいせつ行為をしたとして、石川県警小松署は4日、小松市立明寺町、「ハニベ巌窟院」院主のA容疑者(68)を強制わいせつの疑いで逮捕した。

同院は、高さ15メートルの大仏の頭など奇妙な仏像などを岩穴に多数安置している観光スポットとして知られる。調べによると、A容疑者は8月7日午前、水子供養に訪れた県内の30代女性に、「水子の除霊をします」と称して下半身を触るなどのわいせつな行為をした疑い。女性が警察に被害届を出し、同署が調べていた。《時事通信》



11月4日 その日のできごと(何の日)