平成5662日目

2004/07/09

【拉致被害者・曽我ひとみさん】家族と再会

インドネシア入りしている拉致被害者の曽我ひとみさん(45)は9日午後5時すぎ(日本時間同7時すぎ)、ジャカルタ郊外のスカルノ・ハッタ空港で、北朝鮮から到着した夫の元米兵チャールズ・ロバート・ジェンキンスさん(64)、長女美花さん(21)、次女ブリンダさん(18)と1年9カ月ぶりに再会した。家族4人でジャカルタ中心部のホテルに滞在し、今後について話し合う。

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日本政府がチャーターし、平壌の順安空港で家族3人を乗せた全日空機が着陸すると、タラップから降りてきた夫と娘たちを曽我さんが出迎えた。

曽我さんは最初に降りてきたジェンキンスさんとキスを交わし、日本語で「ごめん」と謝った。続いてブリンダさん、美花さんと抱き合い、涙を流して再会を喜んだ。

この後、家族4人は車でホテルに移動した。ロビーでは、在留邦人やホテル従業員らが4人に花束を渡し、拍手で迎えた。

曽我さんには中山恭子内閣官房参与が、家族3人には斎木昭隆・外務省アジア大洋州局審議官や政府拉致被害者・家族支援室の小熊博室長が付き添った。ジェンキンスさんの希望で北朝鮮側の担当者3人も「世話係」として同行した。

政府は今後、家族が水入らずで話し合うための静かな環境の整備に努める。滞在が長期に及ぶ場合、途中でインドネシア国内のリゾート地に移る可能性もあるという。

曽我さんは「一家4人で日本で暮らしたい」と希望している。一方、米国はジェンキンスさんが来日すれば、脱走罪などで訴追し、引き渡しを求める方針を変えていない。小泉首相の説得にもかかわらず日本行きを拒んだジェンキンスさんの意向が今後のかぎとなる。《朝日新聞》




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【宝塚市・渡部完市長】市議侮辱を審査会で否定

兵庫県宝塚市の渡部完市長が共産党市議(51)に対し「アホ」などと暴言を吐いたとされる問題で9日、宝塚市長等倫理条例に基づく倫理審査会(委員長・木下冨雄甲子園大学長)が開かれた。

渡部市長は意見陳述で「発言は特定の方を指したのではなく、独り言だった」と市議を侮辱する意思はなかったと主張し、「発言は公的なものではなく私的なもの」と強調した。

委員からは「条例は市長ら特別職が不正に金品を受け取るなどした場合を想定しており、マナーを規定したものとは言えないのではないか」などの意見も出た。

同条例に基づく調査請求書によると、渡部市長は4月8日の市議会総務委員会終了後、共産党市議に「アホ、ボケ」などと発言し、同市議の尊厳を侮辱したとされる。《共同通信》

【この日の民主党】

「国民の立場に立った真の改革を」長崎1万人集会で岡田代表

民主党の岡田克也代表は9日、参議院選挙の激戦区となっている長崎県を訪れ、公認候補者を激励するとともに、参集した1万人にもおよぶ支持者らを前に最後の追い込みに全力を尽くそうと檄を飛ばした。

岡田代表は演説の中で、「小泉政権は3年がたった。改革、改革と口にはするが、族議員が大笑いをするような改革は改革ではない」と、口先ばかりの小泉改革を痛烈に批判し、「民主党とともに国民の立場に立った本当の改革をやり遂げよう」と呼びかけた。

さらに代表は、「ここ長崎は、今回の選挙の象徴である。不祥事を起こした自民党は、その後何か変わったのか? 何も変わっていない」と自民党の自浄能力の欠如を指摘。「この参議院選挙に勝利し、次の総選挙で政権交代を実現しよう。一緒に日本の政治を変えよう」と声を嗄らして訴えた。

この日の集会には、連合の笹森清会長をはじめ、地元長崎県選出の高木義明、山田正彦両衆議院議員、西岡武夫参議院議員も駆けつけ、それぞれこの選挙に勝利しようと訴えた。《民主党ニュース》



7月9日 その日のできごと(何の日)