平成5548日目
2004/03/17
この日のできごと(何の日)
【文芸春秋】出版禁止仮処分問題で異議申し立て
田中真紀子前外相の長女に関する記事をめくり、東京地裁が週刊文春の出版差し止めの処分命令をした問題で、同誌が17日朝、駅の売店やコンビニエンスストアの店頭に並んだ。取次店などに出荷済み分だが、JR東日本の駅売店が販売を見合わせるなど一部で対応が分かれた。
発行元の文芸春秋は同日、「言論制約を意味する暴挙。承服できない」として、決定に異議を申し立てる。
販売されているのは、差し止め対象の約77万部のうち、出荷済みの約74万部。同社は同日未明、取次店や主な書店などに「差し止めは当社に対する命令で小売店は拘束しない」と説明したという。
これに対し、JR東日本の駅売店を運営する「東日本キヨスク」は午前8時半から発売中止し、店頭からの撤去を始めた。また、東急電鉄の子会社で駅売店を運営する「東急ステーションリーテールサービス」も「地裁決定を踏まえ、朝から販売を見合わせている」と説明した。営団地下鉄も販売を見合わせた。
一方、大手コンビニ各社は、早朝から同誌の販売を開始。「セブンーイレブン」は「仮処分は文芸春秋に対するもので、一般小売店に対するものではない」(広報室)としている。ローソン、ファミリーマートも通常通り販売しているが、両社とも「対応は検討中」としている。《共同通信》
◇
田中真紀子前外相の長女に関する記事を掲載した週刊文春について、東京地裁(鬼沢友直裁判官)が出版禁止の仮処分を命じた問題で、発行元の文芸春秋は17日、決定を不服として東京地裁に保全異議を申し立てた。別の裁判官3人の合議で審理を担当、同日午後に文春と長女側の双方から意見を聴く審尋を開いた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【大相撲春場所】4日目
大相撲春場所4日目(17日・大阪府立体育会館)横綱、大関陣は安泰。横綱朝青龍は出島を豪快な左下手投げで退けて4連勝とした。大関陣は、千代大海が雅山をはたき込み、旭鷲山を落ち着いて押し出した魁皇とともに4連勝。かど番の武双山は、栃乃洋を力強く突き落とし、3勝目を挙げた。関脇若の里も新小結霜鳥を高々とつり出し3勝1敗。関琴光喜、新小結垣添は3敗目を喫した。勝ちっ放しは朝青龍ら7人。《共同通信》
【ドラガン・ストイコビッチ氏】平和親善大使に
外務省は17日、西バルカン5カ国の民族融和に向けた国際会議開催に合わせ、Jリーグで活躍したドラガン・ストイコビッチ氏(元名古屋グランパスエイト)を「平和親善大使」に起用することを決め、同省で逢沢一郎副大臣が委嘱状を手渡した。ストイコビッチ氏は旧ユーゴ出身で、現役時代は、「ピクシー(妖精)」の愛称で人気を集めた。ストイコビッチ氏は「サッカーを通じ平和のためのメッセージを伝えたい」と抱負を述べた。《共同通信》
【民主党・小沢一郎代表代行】小泉改革はマイナス
民主党の小沢一郎代表代行は17日午後、都内で開かれた共同通信加盟社論説研究会で講演し、小泉純一郎首相の構造改革路線について「零点というかマイナス。構造改革という言葉の意味が分かっていないし、やろうという意志もない」と厳しく批判した。
また首相が昨年の通常国会で公約違反を「大したことではない」と答弁したことに触れ「約束を守らなくていいという態度と言葉が、今日の日本の乱れた社会をますます悪くしている。小泉内閣は日本のために良くない」と強調した。《共同通信》
【政界談話室】
○・・・自民党の安倍晋三幹事長は17日、党本部で東京・八丈島の「フリージア娘」の表敬を受け、キャンペーンガールから花束を受け取った。春らしく華やいだ雰囲気に満足げで、記念撮影では日ごろ党の「看板」として選挙ポスター撮影の経験が豊富だけに「自然な笑顔。作らなくてもいいからね」と軽口を飛ばして指南。しかし、同行した八丈島町長には一転して真顔で「参院選、よろしくお願いします」。「頭にあるのはやはり選挙」と思わせる切り替えの早さを見せた。《共同通信》
【イラク・バグダッド】爆破テロ、27人死亡
バグダッド中心部の「マウント・レバノン・ホテル」前で17日午後8時すぎ、自動車爆弾による爆破テロがあり、AP通信によると少なくとも27人が死亡、41人が負傷した。このほか多数の人ががれきの下敷きになっており、犠牲者はさらに増える恐れがある。
201人が死亡したマドリードの列車同時爆破テロに続き、攻撃が用意な民間施設などの「ソフトターゲット」を標的とした大規模テロ。イラク戦争開戦から20日で1年を迎えるタイミングを狙った反米武装勢力の攻撃とみられ、イラク安定化を目指すブッシュ米政権にとっても打撃となろう。
米軍当局者によると、自爆テロかどうかは分かっていない。しかし当局者は、攻撃には1000ポンド(約450キロ)級の大型プラスチック爆弾が使われており、イラクのイスラム過激派アンサール・イスラムや国際テロ組織アルカイダとの関係が指摘されるザルカウィ氏らのテロの手口と一致していると指摘した。《共同通信》