平成5434日目

2003/11/24

この日のできごと(何の日)

【プロ野球・日本ハム】東京で最後のファン感謝祭

東京への惜別を込めて–。東京を今季限りで去り、来季から本拠地を札幌へ移すプロ野球の日本ハムが24日、東京での最後のファンイベントを開催、東京ドームに集まった2万人のファンが“東京のファイターズ”に別れを告げた。

このイベントのため、前日再来日したトレイ・ヒルマン監督は、かつてセミプロで慣らした得意のカントリー・ソングをギター片手に披露。あいさつで「東京のファンの皆様にお礼を申し上げたい」と語りかけると、場内はしんみりとしたムードに包まれた。

続いて岩本勉選手会長が、球場メンテナンス係や、今季限りで“引退”する球団マスコット「ファイティー」に感謝状を贈呈した。

今村純二球団社長はあいさつで「今後も必ず12から15試合は東京で主催ゲームを行います」と約束。日本ハムファイターズ30年の歴史が場内スクリーンに映し出されたフィナーレでは、ファンから「札幌に行っても見守ってるぞ」との声も飛んでいた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【駅伝】

陸上の国際千葉駅伝は24日、千葉県総合スポーツセンター陸上競技場発着の42.195キロ(男子5、女子6区間)で行われ、日本は男女とも3位だった。優勝は男女ともエチオピアで、ともに2連覇。2位は男女ともケニアだった。

女子マラソンの世界最高記録保持者、ポーラ・ラドクリフは英国の1区(10キロ)を走り、30分42秒で区間3位。英国は6位だった。

エチオピアの優勝は男子が1時間55分59秒で4度目、女子は2時間11分22秒で2度目で、ともに大会最高記録。男女とも全区間で1位となる圧勝だった。《共同通信》

【経団連・奥田碩会長】中国・温家宝首相と会談

奥田碩・日本経団連会長は24日、北京市内で中国の温家宝首相と会談、北京ー上海間の高速鉄道に日本の新幹線方式を採用するよう経済界として働き掛けた。これに対し首相は「さまざまな要素を重ねて検討する必要があることを理解いただきたい」と述べ、決定に時間がかかっている状況に理解を求めた。

奥田会長は「西部、東部の開発を考えると中国全体の鉄道網をうまく整備することが重要だ」と指摘。その上で「21世紀の発展を考えるといろいろな協力ができる。新幹線もその一つ」と協力を申し出た。

高速鉄道については日本のほか、フランスやドイツも受注を目指している。2008年の北京五輪を控え、近く入札などが見込まれるが、中国側から正式な最終計画は発表されていない。《共同通信》

【地村保志さん、富貴恵さん夫妻】「応援が勇気に」

小浜市の拉致被害者、地村保志さん、富貴恵さん夫妻=ともに(48)=を励ます県民集会は24日、福井市の県民会館で約700人が参加して開かれた。地村夫妻は、北朝鮮に残された3人の子供たちについて「1年たった今も再会は果たせない。応援が勇気になる」と支援を求めた。国内外から1000通を超える激励のメッセージが寄せられ、県が一部をアルバムにして夫妻に手渡した。

解決の道筋が見えない中で県民世論を盛り上げていくために県が初めて開いた。あいさつの中で西川知事は「県民一人ひとりの力を頂いて問題の解決を図らなければならない。政府にはあらゆる手段を尽くして子供を取り戻す努力をしてほしい」と要望した。《福井新聞》

【民主党】小沢、横路氏が連携強化で一致

民主党の小沢一郎氏と横路孝弘副代表が24日夜、都内のホテルで会談し、政権交代実現に向け、小沢氏ら旧自由党メンバーと、横路氏ら旧社会党系グループの連携強化を図ることで一致した。安保政策で(1)自衛隊は専守防衛に徹する(2)国際平和協力は自衛隊と別組織で積極的に行う(3)日米安保体制を堅持しつつ地域安全保障体制の確立を目指す−との原則も確認した。

小沢氏は会談後、記者一団に「(両グループは)全然意見が違うといわれるが、とんでもない。目指す方向は一緒だ」と強調。横路氏も「一緒にやれるのかという誤解を解消しないといけないので安保論も再確認した」と説明した。《共同通信》

【グルジア】暫定政権が発足

シェワルナゼ大統領の辞任により政権を掌握したグルジアのブルジャナゼ暫定大統領は24日未明、地元テレビを通じ「新しくつよう独立した国をともにつくる歴史的好機だ」と秩序の回復を国民に呼び掛け、暫定政権発足を宣言した。

政変の発端となった議会選のやり直し選挙とともに、早ければ12月末にも大統領選が行われる見込み。国内の各政治勢力に加え、グルジアへの影響力確保を狙う米国やロシアの駆け引きが今後活発化する見通しだ。

暫定政権の有力指導者サーカシビリ氏は24日、共同通信などに対し、シュワルナゼ前大統領は依然国内にいると言明。「家族も含め安全は保証する」と述べ、刑事訴追しない方針を示した。

前大統領の家族や報道官も、前大統領がトビリシの公邸にいるとしているが、24日には前大統領がドイツに到着したとの報道も流れるなど、情報は混乱した。

一方、前大統領を支持していたグルジア西部アジャリア自治共和国のアバシゼ最高会議議長は、「非合法的手段で政権を取った」と暫定政権を批判し、共和国内に非常事態を宣言。サーカシビリ氏は「アジャリアはグルジアの一部」と分離の動きをけん制しており、情勢正常化に向けた不安定要因となりそうだ。

暫定大統領は23日深夜から24日未明に、前政権の閣僚を集め初閣議を招集。インタファクス通信によると、ナルチェマシビリ内相を除く全閣僚が出席、暫定政権への協力を表明した。《共同通信》

【ウォーレン・スパーンさん】死去

米大リーグで歴代6位、左腕投手としては史上最多の363勝(245敗)をマークしたウォーレン・スパーン氏が24日、オクラホマ州ブローケンアローの自宅で死去した。82歳だった。死因は明らかにされていないが、自然死とみられる。

1940年に本拠地がボストン時代のブレーブスと契約。以降、65年にメジャーでのプレーを終えるまで、快速球と鋭いカーブで20勝以上を13度記録。ナ・リーグ最多勝は8度、57年にはサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を受賞し、73年に野球殿堂入りを果たした。

ブレーブス入団後は当時の監督だった名将ケーシー・ステンゲル氏と衝突してマイナーに落とされ、43年からは陸軍に徴兵され、第二次世界大戦で欧州戦線に従軍して負傷。メジャーでの活躍は戦後の46年に復帰して以降と多難な人生だった。

一方で野球に対する情熱は衰えず、65年にメジャーを解雇された後もメキシコやマイナーリーグでプレーし、46歳になった67年にようやく球界から引退した。《共同通信》



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