平成5423日目

2003/11/13

この日のできごと(何の日)

【社民党・土井たか子党首】辞任表明

社民党の土井たか子党首は13日午前、党本部で開かれた常任幹事会で、衆院選で惨敗した責任を取り党首辞任の意向を表明した。出席者からは続投を望む声が相次いだが、辞意は固く、最終的に了承された。

土井氏は党本部で記者会見し「選挙が誠に厳しい結果で、敗北の責任は党首の私にある。党首辞任を決意した」と述べた。また「民主党とは合流しない」と明言した。

これを受け、社民党は中西績介副党首を中心に後任人事の調整に着手、15日の両院議員総会で新執行部を選出する方針だ。福島瑞穂幹事長の起用を軸に調整が進む見通しだが、照屋寛徳、横光克彦、東門美津子各衆院議員の名前も浮上している。ただ、土井氏の個人人気に頼る「土井党」的な色彩が強い同党にとって、来年の参院選に向けた党勢立て直しは難しそうだ。

土井氏はこれまで「(選挙結果を)重く受け止める」と述べるにとどめ、明言を避けていたが、党勢立て直しには人心一新が適当と判断したとみられる。《共同通信》

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【大相撲】

大相撲九州場所5日目(13日・福岡国際センター)今場所に進退を懸ける横綱武蔵丸は平幕玉乃島に突き落とされ、2勝3敗と再び黒星が先行した。横綱朝青龍は安美錦を引っかけで下し、1敗を堅持した。玉乃島は2個目の金星獲得。大関陣は栃東が雅山を左上手投げで退け、土つかずの5連勝。千代大海も関脇旭天鵬を突き落として4勝目を挙げた。かど番の2大関は魁皇が朝赤龍をはたき込み4連勝、武双山は小結高見盛を押し出して3勝2敗とした。関脇若の里は小結岩木山を下して連敗を脱出、2勝目を挙げた。幕内の全勝は栃東と平幕旭鷲山、北勝力の3人。1敗で朝青龍ら6人が続く。十両は黒海、武州山が5連勝。《共同通信》

【日本カー・オブ・ザ・イヤー】

自動車専門誌などが運営する日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は13日、今年のカー・オブ・ザ・イヤーに富士重工業の乗用車「スバル レガシィ」を選んだ。富士重工業としては初の受賞。デザインや「走りの良さ」などが高く評価された。

トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」が2位。3位はマツダのスポーツカー「RX−8」で、自動車の楽しさを表現したことを評価する特別賞も受賞した。4位にはホンダのミニバン「オデッセイ」が入った。《共同通信》

【任天堂】初の赤字転落

任天堂が13日発表した今年9月中間連結決算の純損益は28億円の赤字となり、前年同期の189億円の黒字から赤字に転落した。

円高で保有する外貨預金などで403億円の為替差損が発生したのが響いた。赤字は通期を含めて1962年の上場以来、初めて。

売上高は1.6%増の2113億円。本業のもうけを示す営業利益も3.0%増の287億円。携帯型ゲーム機「ゲームボーイアドバンス」の出荷台数が44.3%増の834万台になったのが貢献した。

しかし、家庭用ゲーム機「ゲームキューブ」がソニー・コンピュータエンタテインメント(東京)の「プレイステーション2」に押され、8.1%減の89万台と大きく落ち込んだ。対応ゲームソフトの販売も不振だった。

任天堂は9月末時点で、外貨預金と外貨建て売掛金が約50億ドルあり、円高に伴う評価替えで巨額の為替差損が発生した。

来年3月期は売上高が前期比9.1%増の5500億円、純利が10.8%減の600億円と増収減益を予想している。

任天堂は13日、家庭用ゲーム機「ゲームキューブ」の次世代機を、来年中に国内で発売することを明らかにした。米国と欧州でもほぼ同時期に発売する方針。来年5月に米国で開かれる展示会で発表する。また中国での家庭用ゲーム機の発売時期が、当初予定の10月中旬からずれ込み、今月下旬になることも明らかにした。《共同通信》

【イラク情勢】自衛隊年内派遣を断念

福田康夫官房長官は13日午前の記者会見で、イラク・ナシリヤでの自爆テロ事件を受けて、年内の自衛隊派遣を断念する考えを示した。

政府はイラク復興への貢献に向けて陸上自衛隊を南部都市サマワへ送る方針だったが、米軍へのテロの頻発に加え、これまで安全とされてきた南部のナシリヤで大規模テロが発生したことで、現状では派遣環境は整っていないと判断した。

福田氏は「自衛隊が十分に活動できる状況があれば(派遣)できるが、そういう状況になっていない」と述べ、年内に派遣できる状況にはないとの考えを言明した。

派遣時期に関しては「なるべく早く復興支援に参加したい気持ちは一貫して持っている。できる限り早くということで作業をしてきた」と強調しつつも、ナシリヤでの自爆テロを踏まえ「情勢の変化、状況の推移を考え合わせて対応しなければならない。状況をよく見極めてタイミングを決定したい」と述べた。ただ「(派遣の)内容、規模はいろいろある」と制服組による調査団は予定通り送りたい意向を示した。《共同通信》

【この日の民主党】

菅代表、岡田幹事長ら、中国外交副部長と意見交換

来日中の戴秉国中国外交副部長(外務次官)ら中国代表団は13日、民主党本部を訪れ、菅直人代表、岡田克也幹事長らと北朝鮮の核開発や拉致問題をめぐって意見交換を行った。

冒頭、戴副部長は総選挙における民主党の躍進を祝うとともに、日本の関係者との意見交換を次の6カ国協議に役立てたい、と訪日の理由を説明した。

菅代表は「北朝鮮問題の解決へむけて中国の役割は大きい」と述べるとともに「拉致問題が解決できなければ日朝の国交回復はない。(拉致問題での)北の対応はどうだったか」と尋ねた。戴副部長は「北朝鮮は6カ国協議に拉致問題を盛り込むことに賛成しなかった」「われわれは皆様の気持ちを理解している。(問題解決に)日本に知恵があると思う」と応えた。

また、日中間の懸案となっている靖国参拝問題についてやりとりがなされ、菅代表は「A級戦犯合祀の問題があり、(自分は)公式参拝を控える」との考えを改めて伝えた。

「自衛隊派遣断念の表明を」イラク南部テロで菅代表

民主党の菅直人代表は13日、前日にイラク南部のナシリヤでイタリア軍警察本部に対する大規模な自爆テロが引き起こされたことについて記者団の質問に答え、「多くの方が犠牲になったことを心から残念に思う」とした上で、「政府が安全だといっていたイラク南部でも危険があることも明らかになった。政府は、(イラク内に『非戦闘地域』が存在するとしたことが)誤った判断であったことをきちっと認めて、自衛隊派遣を断念するということを国民にはっきりと説明するべきだ」と厳しく指摘した。

また、この日、解任された日本道路公団の藤井総裁の後任に自民党の近藤剛参議院議員が内定したことについて、「当初は民間人を起用するとしていたが、民間の人に断られて、苦し紛れに身内の議員から出したのか。どういう意味で『適任』なのか、よくわからない」とし、十分な説明もなく不可解な人事を進める官邸への不信感を露わにした。

さらに、同日、社民党の土井たか子党首が衆院選惨敗の責任をとって辞任を表明したことについて感想を求められた菅代表は、「衆議院議長も務められ、日本の政治のひとつの顔として活躍されてきた方であり、その意味で残念ではある」と述べるとともに、「二大政党制への大きい流れの中で、今、民主党が本当の意味でその一翼を担う政党としての役割を負っていることを改めて感じる」と語った。

参院議員総会で藁科会長ら新三役を選出

民主党の参議院議員総会が13日に開かれ、藁科満治会長、山本孝史幹事長、今泉昭国会対策委員長の新三役が選出された。

総会後の会見で藁科新会長は「政権交代を掲げた総選挙の流れの中で、来年の参議院選挙の意義はさらに重みを増している。特別国会では、3日間などという会期ではなく、総選挙での論戦の問題点を国民の前にしっかり示す立場で臨みたい」などと抱負を語った。《民主党ニュース》



11月13日 その日のできごと(何の日)