平成5410日目

2003/10/31

【この日の民主党】

岡田幹事長、京都、奈良、岐阜で賢明な政権選択訴える

民主党の岡田克也幹事長は31日、京都、奈良、岐阜の3府県の選挙区を回り、連日の遊説の疲れも見せることなく、政権交代の必要性を精力的に訴えた。

遊説の中で岡田幹事長は、政府による解任措置に反発する道路公団の藤井総裁が国有地払い下げなどをめぐって便宜を図った自民党議員の存在をほのめかした問題を取り上げ、「藤井総裁がイニシャルで示した議員は誰か。事実を徹底調査すべきだと要求したが、石原大臣も小泉総理も調査しないという。なぜか。先の総裁選で青木さん(元自民党幹事長)に世話になったからできないのだ。こんな利権に弱い人に改革などできるはずがない」と厳しく指摘。「真に国民のために働く政権を選択してほしい」と力説した。

「イラク問題の争点隠しは許されない」岡田幹事長

民主党の岡田克也幹事長は31日、遊説先の奈良市内で会見し、爆弾テロの続発で国連の外国人職員が国外退去を決めるなど治安悪化の一途をたどるイラク情勢に対して強い憂慮を表明。また、自民党が選挙戦においてイラク問題に触れようとしないことについて「争点隠しの最たるものだ」と厳しく批判した。

岡田幹事長は、イラクの現情勢について「強く憂慮している。イラク国民の政府を早期につくることが求められる」と語るとともに、「こうなったことに対するブッシュ大統領、ブレア首相、そして小泉首相の責任はきわめて重い。大義のない戦争をやって1万人以上の人が亡くなった。改めて、世紀の愚行だったと言わねばならない」と指摘。自衛隊派遣や復興支援援助を決める前に、イラク戦争を支持してきた政府方針について国民に納得のいく説明を行う必要があるとの考えを明らかにした。

菅代表、地元県民と沖縄の未来を語る

民主党の菅代表は31日、沖縄県那覇市内で車座対話集会を開いた。集会にはおよそ50名の人が集まり、地元沖縄県出身でミュージシャンの喜納昌吉さんも参加した。

集会で喜納さんは、「沖縄で使われる予算の中で、県の予算がご飯代だとすると、おかず代というかたちのそれ以外の予算は中央に握られている構造になっており、県民もそれを受け入れてしまっている。民主党はそれを打ち砕く方向で頑張っていただきたい」と話した。また、沖縄の海を30年撮り続けている写真家も参加。自らの作品を掲げながら、環境破壊が進む現状を訴えた。他にも「基地問題」「これからの日米関係」「年金問題」「介護保険の今後」「1国2制度について」など多くの質問、意見が出された。

菅代表は、「基地の縮小は極東アジア全体の大きな戦略としてやらなくては今までの繰り返しになってしまう」「介護保険などは、ルールは国が作るが、最終的に地域の特性を活かして工夫しながらやるのがいい」など、時間の許す限り、熱心に質問に答えた。

「マンガ版よくわかる民主党政策」を発行

民主党は31日、政策パンフレット「3分間でわかる!マンガ版よくわかる民主党政策」を発行した。

菅直人代表の発案で制作、民主党機関紙「プレス民主」にも何度か1コママンガを寄稿していただいている「森羅万象漫画家」やくみつる氏にイラストを依頼。民主党マニフェスト(政権政策)を楽しく、分かりやすく解説している。B6判8ページ、カラー印刷。1日以降、民主党の各都道府県連、総支部などで無料で希望者に配布する。

田中知事、名古屋で自民党政治の転換を呼びかける

田中康夫長野県知事は31日、JR名古屋駅前で開かれた民主党愛知県第1区総支部主催の演説会に参加し、日本の政治を転換しよう、と熱っぽく訴えた。

田中知事は「700兆円もの借金をかかえ、未来に希望をもてない社会を招きながら、誰も責任をとろうとしないのが自民党政権だ」と喝破。「脱官僚」を宣言し、「霞ヶ関のひもつき補助金の全廃」「政治資金の全面公開」「高速道路無料化」などの5つの約束と、「持続可能な年金制度の創設」「小学校の30人学級の実現」の2つの提言を掲げた民主党マニフェストを大いに評価した。

その上で田中知事は、「日本は今こそ、自らが歩むべき道を選択しなければならない。今回の衆議院選挙はそうした意味で大切な選挙だ」と力説し、有権者に賢明な判断を呼びかけた。

民主党マニフェストの追加項目を決定・発表

民主党の枝野幸男政調会長は31日夕刻、党本部で記者会見し、同日までに菅直人代表、岡田克也幹事長と枝野政調会長が協議して決めた政権公約(マニフェスト)の追加5項目を発表した。

追加したのは、(1)ひも付き補助金の全廃後5年以内の国から地方への大幅な税源移譲の明記(2)拉致問題を「テロ」と見なし、北朝鮮への送金規制を可能とするための外為法の改正(3)食料自給率向上とFTA(自由貿易協定)促進を両立させるための関税措置によらない農家への直接支援の拡充(4)高速道路無料化財源の明記(5)年金制度改革後の負担と給付水準の数値明記–の5項目。10月5日の党大会で政権公約を決定した際、総選挙投票日までの間の項目追加等については菅代表に一任されていた。

枝野政調会長は、「民主党のマニフェストは進化し続けるもの。これまで菅代表などが遊説先で明言してきたものなどをきちっと文書の形で残し、国民の皆さんと約束するために追加項目として発表した」と説明した。

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「民主党の政権公約/マニフェスト」追加項目

〈ひも付き補助金の全廃〉
国から自治体への18兆円のひも付き補助金を4年以内に全廃し、一部は税源移譲、一部は一括交付金とします。さらにその後5年以内に一括交付金を廃止して、すべての財源を地方に移譲します。

〈北朝鮮への送金規制〉
北朝鮮に対する送金規制を可能にするための法整備を行います。

〈FTAの推進〉
食料自給率の向上とFTAの促進を両立させるため、農家に対する直接支援を拡充し、高い関税に頼らない競争力のある農業に変えていきます。

〈高速道路の無料化の財源〉
現在、道路財源は毎年ガソリン税など国と地方で9兆円にのぼります。そのうち2兆円を道路公団の借金40兆円の返済にあてます。残りの7兆円はイギリス、ドイツ、フランス3ケ国の道路財源の合計を上回る額で、効率よくつかえば道路の維持管理、一般道の道路建設に加え、本当に必要な高速道路の建設も可能です。

〈年金〉
消費税をあてる基礎年金と所得比例部分からなる二階建て年金制度を4年以内に確立します。年金の給付水準は現役世代の50から55%とします。二階建て部分の掛け金は企業負担を含め、収入の20%以下とします。《民主党ニュース》



【阪神・伊良部秀輝投手】FA宣言

阪神に移籍して1年目の今季でフリーエージェント(FA)権を獲得した伊良部秀輝投手(34)は31日、甲子園球場の球団事務所で、FA宣言の手続きをとった。

契約金と年俸、出来高払いを含めて総額200万ドル(約2億2000万円)で単年契約していた伊良部に、残留を希望する球団側は2年契約の4億円プラス出来高、総額で5億円を提示したとみられる。球団側は今後、伊良部本人と電話で交渉を続けていくという。

伊良部は「権利を行使させていただくということです」とだけ言い残し、球団事務所を後にした。

交渉した野崎勝義球団社長は「伊良部投手から具体的な希望額は出ていないが、差は大きいと思う」と話した。

伊良部は大リーグ、レンジャーズから移籍し、13勝8敗の好成績で18年ぶりのリーグ優勝に貢献した。(金額は推定)《共同通信》

【オウム・松本智津夫被告】公判が結審

地下鉄、松本両サリン事件や坂本堤弁護士一家殺害などオウム真理教の13事件で殺人罪などに問われ、死刑を求刑された松本智津夫被告(48)=教祖名麻原彰晃=の公判は31日、東京地裁(小川正持裁判長)で初公判から約7年半ぶりに結審した。

公判は256回を数えたが、松本被告の口から事件の詳細は語られないまま、一連の事件の被告では最後の一審審理終結となった。小川裁判長は判決公判を来年2月27日午前10時に正式指定した。《共同通信》



10月31日のできごと