平成5401日目

2003/10/22

この日のできごと(何の日)

【田中真紀子氏】自民党に離党届提出

衆院選で新潟5区から無所属で出馬する予定の田中真紀子前外相は22日、事務所関係者を通じて自民党本部事務局に離党届を提出した。党執行部は当面離党届を預かり、選挙後の党紀委員会で受理するかどうかを審査すると同時に、田中氏の処分を検討する方針。

田中氏は20日、新潟県長岡市での後援会幹部会合で「離党せざるを得ない。自民党籍の有無について党ははっきり返事しないが、すっきりして出馬したい」と述べたとされる。事務所関係者が22日、自民党新潟県連(新潟市)に離党届を提出したが、党則上受理されず、党本部にあらためて届け出た。

衆院選で新潟5区から無所属で出馬する予定の田中真紀子前外相は22日、事務所関係者を通じ自民党本部事務局に小泉純一郎総裁あての離党届を提出した。離党届の受理には党紀委員会の審査が必要になるが、安倍晋三幹事長は同日、記者団に「選挙が終わってからだと思う」と述べ、党紀委開催は11月9日の衆院選後との見通しを示した。党紀委は田中氏の処分も検討する方針だ。

民主党の菅直人代表、小沢一郎氏はそろって歓迎、一方で与党側は衆院選への影響を読み切れないなど複雑な受け止めを示し、離党届提出は波紋を広げた。

田中氏が小泉政権や自民党への攻撃を強めることも予想され、動向は注目を集めそうだ。

離党届は「2002年以降の党費未納に伴い、私の党籍は抹消されていると存じますが、今後予想される誤解や混乱を避けるためにも、念のため、本日付で離党届を提出する」と理由を記している。自民党はこれまで田中氏側に対し「覚籍はある」と伝えていた。

自民党の党則は、国会議員や元国会議員の離党届は党紀委の審査を経て受理を決めると規定。党執行部は根強い人気のある田中氏との対立や摩擦を回避するために、選挙後まで離党届の取り扱いを放置した方がいいと判断したとみられる。

安倍氏は記者団に、受理するかどうかについて「(自民党の)党則にのっとって対処したい」とするにとどめ、選挙戦への影響に関しては「それは全く分からない」と述べた。《共同通信》

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【プロ野球】

プロ野球の日本一を争う日本シリーズ第3戦、阪神−ダイエーは22日、甲子園球場で行われ、延長十回、阪神が藤本の中犠飛で2−1でサヨナラ勝ちし、対戦成績を1勝2敗とした。2連敗と劣勢に立っていた阪神は一回に、先手を取られたが、四回に金本のソロ本塁打で同点に追いついた。両チームのリリーフ陣の好投で1−1のまま延長に入り、阪神は十回に2四球と安打で一死満塁とし、藤本が殊勲打を放った。日本シリーズの延長戦は、1997年の西武−ヤクルト第2戦以来、6年ぶり。《共同通信》

【青森県住宅供給公社巨額横領事件】アニータさんからの回収を断念

青森県住宅供給公社の14億円横領事件で、実刑判決を受け服役している元公社職員S受刑者(46)の妻アニータ・アルバラードさん(30)の資産差し押さえなどをめぐり、公社とアニータさん側双方が起こしていた訴訟の一部を互いに取り下げることで和解したことが22日、分かった。

アニータさん側に渡ったとされる約11億円のうち、公社はチリの豪邸の競売で約7300万円を回収したが、チリや国内での弁護士と訴訟の費用も約7700万円に上っている。公社側は「費用対効果の観点からこれ以上追及しても、回収に値する財産はない」としており、今後アニータさんからの回収の見込みはほとんどなくなった。

和解によると、公社は、資産の差し押さえのためのアニータさんに対する刑事告訴、アニータさん側は豪邸の競売代金返還を求める裁判手続きなど、双方が起こした5件の訴訟などを取り下げることで合意した。《共同通信》

【新潟県・平山征夫知事】拉致被害者と面会

北朝鮮による拉致被害者で、新潟県柏崎市の蓮池薫さん(46)、祐木子さん(47)夫妻と同県真野町(佐渡島)の曽我ひとみさん(44)は22日、県庁を訪れ、平山征夫知事と面会した。家族の帰国問題で、曽我さんらからは政府の取り組みに対する不安の声も漏れた。

平山知事は「(帰国から)1年たって精神的にも大変だろうが、気持ちを強く持って頑張ってほしい」と激励。3人に政府への要望を尋ねると、薫さんは「(北朝鮮との交渉では)きぜんとしていることが大事ではないか」と話した。祐木子さんと曽我さんは、「政府が何をやっているか見えない」と語った。平山知事は「時機をみて、官邸や外務省に1年たった重み(や3人の意見)を伝えていきたい」と強調した。《時事通信》

【民主党・菅直人代表】長男を応援

民主党の菅直人代表は22日、衆院選岡山1区で立候補する長男源太郎氏らの応援のため岡山県入りした。

JR岡山駅前での街頭演説で源太郎氏ら県内5人の公認候補と並んだ菅氏は、父親や妻伸子さんが同県出身であることを挙げ「私にとっては生まれた山口県と並ぶか、あるいはもっと深い縁のある故郷だ」と強調したものの、世襲批判を意識したのか、源太郎氏の名前は少し照れくさそうに約20分の演説で一回出しただけ。

代わって、一緒に演説した小沢一郎氏が「自分の選挙以上に切ない気持ちで息子さんの選挙を見守っているのではないか」と父親の本音を代弁した。その後の記者会見では、世襲批判の質問に、菅氏は「広い意味で世襲候補と言われることは仕方ない。しかし私の選挙区を譲るという世襲ではなく、立候補は最終的には本人の自由意思だ」と反論した。菅氏は兵庫県で街頭演説をこなし、夜は再び岡山に戻り源太郎氏らの集会に出席、支援を訴えた。《共同通信》

【MLB】

米大リーグのワールドシリーズ(7回戦制)は22日、マイアミで第4戦を行い、松井秀喜外野手の所属するヤンキース(ア・リーグ)は延長十二回、3−4でマーリンズ(ナ・リーグ)にサヨナラ負けし、通算2勝2敗のタイとなった。松井は「5番・左翼」で先発し、ポストシーズン7試合連続安打をマークするなど3打数1安打で2四球だった。ヤンキースは現役最後の登板になりそうな通算310勝投手のクレメンスが先発で7回を3失点。打線は回に2点差を追いついたが、ゴンザレスにサヨナラ本塁打を喫した。《共同通信》

【この日の民主党】

菅代表・小沢前党首、岡山で民主党政権実現を訴える

民主党の菅直人代表と小沢一郎前自由党党首は22日、岡山市で開かれた街頭演説会に参加し、集まったおよそ800人の聴衆に二大政党制の実現を呼びかけた。

まずマイクを握った小沢前党首は、道路公団総裁をめぐる問題に触れ、「藤井総裁に居直られて、自民党も小泉総理も震え上がっている。政治家と官僚がもたれ合い、馴れ合って権力をほしいままにしてきたことの末路だ」と指摘。また、総選挙のマニフェストをめぐっては、「小泉改革宣言」で首相の一枚看板だった郵政民営化についてさえ先送りの方針しか出せなかったことを指摘し、民主党とともに「半世紀続いた官僚任せの政治に終止符を」と力強く呼びかけた。

続いて菅代表は、自民党のマニフェストにあたる「小泉改革宣言」の根本問題として、現に郵政民営化を「体を張って阻止する」と公言する自民党候補がいるなど、すべての候補者が賛同した公約にまったくなっていない実態を指摘。「これで国民への責任ある約束と言えるか」と厳しく批判した。その上で、「これまで自民党を支持してきたがもうダメだ、という人が多い。政権の座を一度民主党に譲り、政権交代可能な二大政党による制度をつくること。それが、自民党を立て直す道でもある」とし、総選挙を通じた政権交代実現を力強く訴えた。

[参埼玉補選]岡田幹事長・藤井前幹事長、賢明な選択呼びかけ

民主党の岡田克也幹事長と藤井裕久前自由党幹事長は22日、揃って埼玉県に入り、東武東上線志木駅前で投票日まであと4日に迫った参院埼玉補選の公認候補の演説会に参加した。

藤井前自由党幹事長は「中小企業、商店街、働く人に対して、小泉首相ほど冷酷な経済政策を行った人はいない」と断じた。また、米国追随の小泉内閣の安全保障政策にも言及。オサマ・ビンラディンが声明でテロの最大の敵は米国であり、二番目は英国であり、三番目は日本だと名指しするまでに至った現状に危機感を示し、「明らかに小泉内閣の安全保障政策の失敗だ」と痛烈に批判した。

岡田幹事長は降りしきる雨の中を傘もささずに熱弁を振るい、民主党国会議員だった上田清司氏の埼玉県知事選での勝利は改革への始まりにすぎない、参院補選の勝利でその改革をより堅実なものにしたいと熱く聴衆に呼びかけた。

この日の演説会には、衆議院埼玉4区公認予定候補者も参加した。

「石原国交相は道路族と同じ穴のムジナ」岡田幹事長会見

岡田克也幹事長は22日の定例記者会見で、藤井道路公団総裁が石原国交相にほのめかしたとされる国有地払い下げなどをめぐる疑惑に関し、同相がこれを調査しないと表明した問題について、「調査して国民の前に明らかにするのが国交相の責務であり、石原国交相の姿勢を大いに疑う。小泉首相が道路族議員の支持を受けて再選されたことを思えば、分かりやすい構図ではあるが、国民を愚弄した態度だ。このままでは道路族と同じ穴のムジナと言わざるを得ない」と同相を厳しく批判した。

岡田幹事長はまた、マニフェストの要旨を掲載したビラを当初の250万部から550万部増刷して合計800万部印刷していることを明らかにし、「非常に需要がある。地域でマニフェスト選挙が受け入れられていることの表れだと思う。これからも民主党のマニフェストがしっかり国民に浸透していくよう頑張りたい」と表明した。《民主党ニュース》



10月22日 その日のできごと(何の日)