平成5398日目

2003/10/19

この日のできごと(何の日)

【えちぜん鉄道】全線開業

旧京福越前線を引き継いだ第三セクター・えちぜん鉄道は19日、勝山永平寺線の勝山ー永平寺口間で通常運行をスタートした。これで三国芦原線を含めた全線が開業。2度目の列車正面衝突事故(2001年6月24日)以来、約2年4ヶ月ぶりに鉄路が完全によみがえった。

勝山駅からは上りの始発列車が午前5時56分、定刻通りに1番ホームを出発。全線の“完全復活”を告げる運行のスタートを切った。《福井新聞》

全国のJRと私鉄、第三セクター鉄道合わせて9649の「全駅下車」という一風変わった記録に挑戦していた、横浜市中区の会社員で鉄道ファンの杉原巨久さん(55)が19日、最後に残ったえちぜん鉄道の勝山駅で“偉業”を達成。同鉄道の全線開業に花を添えた。《福井新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【プロ野球】

日本一を争うプロ野球の日本シリーズ第2戦、ダイエー(パ・リーグ)−阪神(セ・リーグ)第2戦は19日、福岡ドームでダイエーが13−0と大勝し、前回出場した2000年に続いて開幕2連勝を飾った。

ダイエーは打線が爆発した。二回に6連打の猛攻で4点を先行。三回に城島の2試合連続本塁打で加点し、七回には前夜にサヨナラ打を放ったズレータの3ラン、八回にもバルデスの3ランが飛び出して突き放した。杉内は8回を無得点に抑えた。阪神は先発の伊良部が四回途中に5失点で降板し、試合の流れをつかめなかった。《共同通信》

【競馬】

第8回秋華賞(19日・京都11R2000メートル芝18頭、GI)単勝2番人気のスティルインラブ(幸英明騎乗)が1分59秒1で勝ち、春の桜花賞、オークスに続く勝利で牝馬3冠を達成、賞金8900万円を獲得した。

牝馬の3冠馬は1986年のメジロラモーヌ以来17年ぶり2頭目。このレース初勝利の幸騎手は史上初の20代3冠ジョッキーとなった。松元省一調教師もこのレース初勝利。

じっくりと中団でレースを進めたスティルインラブは直線に入って外から強襲。先頭に立つと追いすがる1番人気のアドマイヤグルーヴに4分の3馬身差をつけてゴールに飛び込んだ。3着はヤマカツリリー。《共同通信》

【ゴルフ】

日本オープン選手権最終日(19日・栃木県日光CC=7027ヤード、パー71)5打差の5位で出た深堀圭一郎が9バーディー、2ボギーの64をマーク、通算8アンダーの276で初優勝、賞金2400万円と5年間のシード権を手にした。深堀は2季ぶりとなるツアー通算6勝目。

深堀は、前日首位の今野康晴が12番でボギーをたたいた時点で単独トップに立つと、7番でもバーディーを取って突き放した。今野は2打差の2位。さらに3打差の3位はプラヤド・マークセン(タイ)だった。通算4オーバーの池田勇太(千葉・千葉学芸高3年)が19位でベストアマチュアに輝いた。尾崎将司は25位、伊沢利光は46位に終わった。

富士通レディース最終日(19日・千葉県東急セブンハンドレッドクラブ=6528ヤード、パー72)不動裕理が69をマーク、通算12アンダーの204で初日からの首位を守り、優勝、賞金1080万円を獲得した。不動は今季8勝目(通算23勝目)で、1988年のツアー制度施行後の最多勝記録を伸ばすとともに、涂阿玉(台湾)の年間最多記録9勝まで、あと1勝とした。

不動は4バーディー、1ボギー。66で2位の具玉姫(韓国)に16番終了時点で1打差に迫られたが、落ち着いたプレーで2打差で逃げ切った。3位は通算6アンダーの那須美根子だった。《共同通信》

米男子プロゴルフツアーのクライスラー・クラシックは19日、ノースカロライナ州グリーンズボロのフォレスト・オークスCC(パー72)で最終ラウンドを行い、丸山茂樹が通算22アンダーの266で優勝した。

丸山の米ツアー優勝は一昨年のミルウォーキー・オープン、昨年のバイトロン・ネルソン・クラシックに次いで通算3勝目。日本選手の米ツアー優勝は1983年に青木功がハワイアン・オープンを制したのを含め、通算4度目。

今季の丸山は首などを痛めて不振が続いていたが、今月上旬のSFBクラシックで3位に入り、調子を上げてきた。ショット、パットとも好調で、今大会は第2ラウンドで首位に立ち、第3ラウンドは70で回った。最終ラウンドのこの日は6バーディー、1ボギーのみとさらにスコアを伸ばし、2位のブラッド・ファクソン(米国)に5打差をつけての圧勝だった。《共同通信》

【日本、中国】毒ガス事故で合意

北京の日本大使館は19日、中国黒竜江省チチハル市で8月に起きた旧日本軍遺棄化学兵器による毒ガス流出事故で、日本側が「遺棄化学兵器処理事業にかかる費用」名目で3意円を中国側に支払うことで両国政府が正式に合意したと発表した。

しかし、中国国内で日本に正式な補償を求める声が高まる中、日本側はこの3億円を「補償ではない」(同大使館)と説明しており、今後、東北3省を中心とした中国各地の被害者による補償要求が一段と高まる可能性がある。

合意を受けて中国外務省の章啓月副報道局長は同日、今回の事故が「中国人民の生命の安全と民族の感情」を大きく傷つけたとする談話を発表。「いかなる額の金銭でも満足できるものではない」と強調し、中国側の不満が根強いことを示唆した。

合意は日本大使館の隈丸優次公使と中国外務省旧日本軍遺棄化学兵器問題弁公室の葛広彪主任が文書で確認。日本大使館によると、3億円は中国政府が被害者や事故処理に当たった関係者らに「選切に配分」する。今後、遺棄化学兵器処理事業の中で事故が起きた場合の医療体制確立に向け、日中間で協議していく方針でも一致した。

事故は8月4日にチチハル市内の工事現場で発生、男性1人が死亡し43人が被害を受けた。中国国内で日本への反発が強まる中、インドネシア・バリ島で今月7日に開かれた温家宝首相との会談で、小泉純一郎首相が「誠実な対応」を約束していた。《共同通信》

【MLB】

米大リーグのワールドシリーズ(7回戦制)は19日、ニューヨークで第2戦を行い、松井秀喜外野手の先制3ランなどで優位に進めたヤンキース(ア・リーグ)が6−1でマーリンズ(ナ・リーグ)に快勝し、対戦成績を1勝1敗のタイとした。

米大リーグ、ニューヨークヤンキースの松井秀喜外野手は19日、ニューヨークのヤンキースタジアムで行われたフロリダ・マーリンズとのワールドシリーズ第2戦の一回に先制の3点本塁打を放ち、日本人選手として初めてのワールドシリーズで本塁打を記録した。

18日の第1戦に続きこの日も「5番・左翼」で先発出場した松井は一回二死一、三塁の第1打席でマーリンズの先発マーク・レッドマン投手のカウント0−3からの4球目をとらえ、中越えにアーチをかけた。

1年目の今季、レギュラーシーズンでは16本塁打、ポストシーズンでは地区シリーズでも1本塁打。そして「世界一」を争う大舞台でも鮮やかな一発を打った。主導権を握ったヤンキースは6−1で完勝、対戦成績を1勝1敗のタイとした。《共同通信》

【この日の民主党】

[参埼玉補選]菅代表、小沢前党首、政権交代へ熱い訴え

参院埼玉補選の投票まで1週間を切った19日、民主党の菅直人代表と小沢一郎前自由党党首が揃って埼玉県入りし、東武線春日部駅前で民主党公認候補の応援演説を行った。武山ゆり子前衆院議員も駆けつけた。

司会をつとめた武山前衆院議員は、駅前を埋め尽くした500人を超える聴衆の声援を受け、「民主党への期待感、参院補選の民主党候補への期待感、そして政権交代への期待感の高まりを感じる」と力説。日本の歴史上、重要な役割を果たすことになる参院補選と衆院選では2大政党実現につながる賢明な判断をしてほしいと訴えた。

小沢前自由党党首は「自信をもって送り出した」民主党候補への支援を呼びかけ、「ここで勝利させていただき、衆院選挙を全力で戦い、政権交代をみなさまと共に実現させよう」と力強く語った。道路公団の藤井総裁の去就をめぐる騒動について「自民党政治そのもの」と断じ、ポストを守りたい官と利益を守りたい自民党議員とのもたれあい構造が根底にあると批判。選挙戦ではこうした自民党政治を打破し、21世紀の新時代に求められる新しいきれいな政治を実現すると宣言した。

菅代表は「一兵卒となって政権交代を支えるとの小沢前自由党党首の熱い思いがあって合併は実現した」と語り、合併した以上、何としても参院補選で勝利し、日本で初めての本格的な二大政党制を実現させると熱く訴えた。高速道路無料化への道筋、霞ヶ関のひも付き補助金全廃、年金改革など民主党のマニフェストに関する菅代表の説明にマニフェストの冊子を手にした聴衆からは賛同の拍手がわいた。菅代表は、「日本の政策を(国民本位に)大きく転換し、自民党独裁が続くなかで汚れきってしまった政治を変える」と力説した。

「小泉首相に庶民の痛み分かるのか」円副代表=新潟

民主党の円より子副代表、森ゆうこ参議院議員らは19日、衆議院新潟1区の予定候補者を応援するため、新潟市の古町十字路などで街頭演説会を開いた。

このなかで円副代表は、「小泉内閣の一番の失政は何といっても経済。生活保護よりも安い日給月給で必死で子どもを育てている母子家庭のお母さんや、中年になってからリストラで仕事を失ったお父さんたちの痛みが小泉首相に分かるのか。政官業癒着にどっぷり浸かって利益を得ているような自民党政権をもうやめさせよう」と政権交代の必要性を切々と説いた。

森参院議員は、マニフェストのチラシをかざしながら、「菅政権ができたら、ここに書いてあることを4年間で実行する。自民党も政権公約をあわてて作ったらしいが、新潟の国会議員は、皆これに反対らしい。日本全国に鈴木宗男がいる。国から補助金を取ってきて、口利きで裏金をもらうような政治の仕組みをなくすためにも、新しい民主党に一度政権を付託してほしい」と訴えた。

演説を聞いていた初老の男性も「ぜひ一言訴えたい」と飛び入りでマイクを握り、「40年働き終えたとたんに、来年から年金を引き下げるという。もう自民党に政権を任せられない。全額国庫負担で基礎年金を守ると言っているのは民主党だけ。いっぺん民主党に政権を預けてみてはどうだろうか」と問いかけた。《民主党ニュース》



10月19日 その日のできごと(何の日)