平成5332日目
2003/08/14
この日のできごと(何の日)
【北アメリカ大停電】
ニューヨーク、トロントなど米国北東部とカナダ南東部にまたがる広範囲で14日午後4時すぎ、一斉に大規模停電が発生した。ニューヨークでは地下鉄がストップ、数千人が閉じ込められたほか、交通信号なども消え、道路や空港が混乱に陥り、都市機能がまひした。停電は数十都市にび、AP通信によると、約5000万人が影響を受けた米史上最大の停電となった。夜に入っても完全復旧のめどは立たず、市民は暗闇の中で不安を募らせた。
一部の現金自動預払機(ATM)が利用できなくなったが、ウォール街の金融システム全体に深刻な障害はないという。携帯電話も使用不能となり、高層オフィスビルでは止まったエレベーターに多数の人が閉じ込められた。ニューヨーク州だけで電力供給の80%がダウン、1900万人に影響が出た。
報告を受けたブッシュ大統領は遊説先のカリフォルニアで「テロではない」と、テロの可能性を明確に否定したが、原因については「調査中」として明らかにしなかった。パタキ・ニューヨーク州知事は同州に非常事態を宣言した。同州対岸のニュージャージー州でも非常事態宣言が出された。
ブルームバーグ・ニューヨーク市長によると、負傷者が出たとの情報はない。市長は「停電は北部、西部から復旧し始めた」と述べ、平静を呼び掛ける一方、略奪などを防止するため、警察官ら4万人に出動を命じた。
CNNテレビによると、カナダ国防省当局者はニューヨーク州ナイアガラ・フォールズ地域にある発電所への落雷が停電の原因である可能性を指摘した。
停電が発生した主要都市はこのほか、クリーブランド、デトロイト、オハイオ州トレド、カナダのオタワ。これら都市の計6つの空港が離着陸を中止、うち2空港が同日タから復旧した。9基の原発も運転を停止した。停電は首都ワシントンには及ばず、首都は平常通りの活動を続けた。ニューヨークの地下鉄も後には一部で運転を再開した。《共同通信》
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【関西空港】滑走路灯の半数が消える
14日午後2時50分ごろ、関西空港の滑走路の両脇に設置されているライトの半数(計58個)が突然消え、視界不良になったため航空機の発着が出来なくなった。
同5時半ごろに復旧したが、着陸予定だったホノルル発ノースウエスト航空便など国際線計6便が大阪、名古屋両空港に、那覇発の日本航空便など国内線計3便が大阪、高知両空港に着陸地を変更したほか、高知行きなど国内線4便が欠航した。行き先を変更した9便のうち、大阪、名古屋両空港に降りた7便は、最大約2時間半遅れて再び関空に戻った。《読売新聞》
【埼玉県知事選】告示
14日告示された埼玉県知事選は同日午後5時で届け出が締め切られ、元市議杉崎智介氏(40)、元内閣府男女共同参画局長坂東眞理子氏(57)、会社役員加藤盛雄氏(62)、元総務事務次官島津昭氏(60)、会社社長山口節生氏(53)、元県議高原美佐子氏(60)=共産推薦、前参院議員浜田卓二郎氏(61)、前衆院議員上田清司氏(55)の新人8人の争いが確定した。諸派の山口氏を除きいずれも無所属。31日に投票、即日開票される。《共同通信》
【自民党総裁選】橋本派、小泉首相対抗馬擁立で一致
自民党橋本派の衆院当選1回議員が14日、都内のホテルで総裁選対応などをめぐり意見交換し、同派として小泉純一郎首相の対抗馬を擁立すべきだとの認識で一致した。橋本派では藤井孝男元運輸相ら3人が出馬に意欲を示しているが、青木幹雄参院幹事長ら独自候補擁立に慎重な幹部もいる。《共同通信》
【MLB】
大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手は14日、ボルティモアでのオリオールズ戦に「6番・左翼」で先発し、3打数1安打2打点で、打率は2割9分8厘。松井は四回の二死一、二塁で右翼線へ適時二塁打し、7試合連続安打をマーク。七回無死満塁では勝ち越しの左邪犠飛を放った。七回の守備では左翼フェンス際の大飛球を好捕するなど攻守で勝利に貢献した。ヤンキースが8−5で勝った。
マリナーズのイチロー外野手はブルージェイズ戦に「1番・右翼」で先発し、8試合ぶりの無安打(4打数)。打率は3割3分9厘に下がったが、リーグトップは守った。打撃内容は一ゴロ、中飛、四球、二ゴロ、遊ゴロ。佐々木主浩投手は2−4の九回に登板し、1回を2安打1失点。マリナーズは2−5で敗れた。《共同通信》