平成5229日目
2003/05/03
この日のできごと(何の日)
【パナウェーブ研究所】岐阜県清見村の村道へ移動
岐阜県清見村の国道を占拠していた「パナウェーブ研究所」を名乗る白装束のメンバー約50人は3日未明、国土交通省や県警などの要請に応じ、国道から約1.5キロ南の使われていない村道に車両を移動させた。
国交省中部運輸局が2日夜、14台の車両のうち6台について、フロントガラスなどに渦巻き模様のシールを多数張っていることが道路運送車両法の保安基準を満たしていないとして整備命令を出し、団体側も「3日間で整備する」と応じ移動した。
村は3日間の期限付きで村道利用を許可しており、団体側は5日夕方に中部運輸局から整備状況の確認を受けた上で再び移動を始めるとみられる。
団体が移動した村道は、別の道路が開通したため通行止めになっており、民家からも離れている。観光地の高山市へ通じる道路に近く、連休後半初日のこの日は多くの観光客が車を止めて様子を眺める姿が見られた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【フェンシングW杯福井大会】SARSの影響で開催中止決定
日本フェンシング協会は3日、東京・岸記念体育会館で緊急常務理事会を開き、アジアを中心に猛威を振るっている新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)を懸念、安全性の観点から、6月6日から3日間、サンドーム福井で日本初開催されることになっていたフェンシングの高円宮杯ワールドカップ(W杯)福井大会を中止することを決めた。 日本フェンシング協会では早急に国際フェンシング連盟(FIE)に報告する。《福井新聞》
【サッカー】
サッカーのアテネ五輪アジア2次予選は3日、東京・調布の味の素スタジアムで行われ、U−22(22歳以下)日本代表がU−22ミャンマー代表を5−0で下した。第1戦を3−0で勝った日本は対戦成績を2勝とし、最終予選進出を決めた。
日本は前半8分、右CKから茂庭(F東京)が頭で合わせて先制。後半に入り、20分すぎから4点を加え、実力差を見せた。最終予選は8月から行われる予定だったが、新型肺炎の影響で延期され、来年3月以降に行われる。《共同通信》
【陸上】
陸上の日本グランプリシリーズ第3戦、静岡国際は3日、静岡県草薙総合運動場陸上競技場で行われ、男子1万メートルはマラソンの日本最高記録を持つ高岡寿成(カネボウ)が28分3秒62で優勝した。
女子砲丸投げは森千夏(スズキ)が自らの記録に並ぶ17メートル53の日本タイ記録で勝った。
女子1万メートルはレア・マロット(ケニア)が32分12秒91の大会新で1位となり、日本勢は弘山晴美(資生堂)の4位が最高。日本記録を持つ渋井陽子(三井住友海上)は32分41秒61で10位だった。《共同通信》
【馳浩衆院議員、大仁田厚参院議員】プロレスで対決
ともにプロレスラーで自民党国会議員の馳浩代議士(41)=石川1区=と大仁田厚参院議員(45)が3日、大阪市北区の大阪国際会議場で、プロレス対決した。2人がシングル戦で戦うのは初めてで、国会議員同士がプロレスで対決するのも初めて。
試合は30分1本勝負。開始早々、「グレート・ニタ」となった大仁田議員が、馳議員の頭をつかんで場外に連れ出したり、鎖鎌を使うなど激しい展開。馳議員も大仁田議員の両足を持って振り回す得意技「ジャイアントスイング」で反撃すると、観客席の興奮は最高潮に達した。
結果は、審判が収拾がつかないと判断してノーコンテスト(無効)に。試合後、馳議員が「おまえは何もかも中途半端。客もつまらないと言ってるぞ」と挑発すると、戻りかけた大仁田議員がリングに駆け寄ってにらみ返し、会場からは延長コールが沸き起こった。
馳議員は「肌を合わせて初めて分かることもある。何事からも逃げないということだ」と政治活動、プロレスともに真剣に取り組む姿勢を強調。大仁田議員も「馳とともに若者を動かし、日本を変えようとしている。(今日の対戦で)感じるものがあった」と話していた。《共同通信》
【アンマン国際空港爆発事件】毎日記者を本格聴取へ
ヨルダンのアンマン国際空港で毎日新聞写真部記者のG容疑者(36)の手荷物が爆発し4人が死傷した事件で、ヨルダンの司法当局者は3日、共同通信の取材に対し、検察官による同容疑者の本格的な取り調べが4日午前から始まることを明らかにした。
検察官の取り調べでは、どのような罪名が適用されるかが焦点。アドワン情報担当国務相は3日、一部報道陣に対し、同容疑者には「武器不法所持」の罪名が適用されるとの見通しを示したが、司法当局者は「現段階では何も決定されていない」と明言した。
司法当局に近い筋は、爆発物が絡む死傷事件であるため、事件が「国家治安法廷」と呼ばれる軍事法廷に送致されるとの見方を示した。
しかし同筋は、爆発物所持のような重罪よりも、過失罪が適用される可能性が強いと予測。同国の軍事法廷は過失罪も裁く権限がある。
一方、司法当局者によると、3日午後、日本大使館の田島達也領事が拘置中のG容疑者と接見した。また、伊藤芳明・毎日新聞社編集局次長が同日夜、アンマン入りの予定。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜選手は3日、ニューヨークでアスレチックス戦に「5番・左翼」で出場し、5試合連続安打をマークした。4打数1安打で、打率は2割6分。
二回一死無走者から右前打した。四回は一ゴロ併殺打で、七回は見逃し三振、九回は空振り三振。ヤンキースは延長十回の末に3−5で敗れ、4連勝はならなかった。
休養のため12試合ぶりに先発を外れたマリナーズのイチロー外野手は、そのまま出場機会はなく、今季初めて欠場。チームはホワイトソックスに12−2で大勝した。
メッツはブルワーズと対戦したが、新庄外野手の出番はなかった。メッツは2−3で敗れた。《共同通信》
【この日の民主党】
憲法記念日にあたって(談話) 2003/05/03
民主党代表 菅直人
私たちは、本日の憲法記念日にあたって、日本国憲法の理念と精神を改めて深く噛みしめるとともに、新しい時代において、更なる憲法論議を進めていくことの重要性を再確認するものである。
二つの世紀に跨り半世紀以上も続いた現行憲法は、いまや日本国民の間に深く定着し、国民生活の社会的・政治的・精神的な共通の基盤となっている。私たちは、戦後日本の平和と安全、繁栄と民主主義を創り出してきた日本国民の計り知れないエネルギーもまた、この憲法を一つの土台として生まれてきたと受けとめている。
現行憲法の根本規範たる「国民主権」「基本的人権の尊重」及び「平和主義」の3つの精神は、21世紀の日本のみならず、世界にも広げていくべき普遍的原理として今後も大切にしていかなければならない。
ところで近年、政府の中に確かな憲法論議を欠いたままに既成事実を積み重ねようとする動きが目立ち、国民にある種の不安を抱かせている。場当たり的な憲法解釈によって問題を避けるのではなく、憲法は国の基本的枠組みであることをしっかり踏まえて、十分な国民的議論を起こしていく必要がある。
この点、民主党はいま、「論憲」の立場を明確にして、新しい時代によりふさわしい憲法のあり方について大いなる論議を行うべく、真摯な議論を展開している。首相のリーダーシップをより強く発揮させるにはどうしたらよいのか。国民主権の豊富化のために改善すべき点はないか。プライバシーの保護や「知る権利」などいわゆる新しい権利の保障を明記すべきではないか。国際秩序がいまだ不安定な今日、わが国としても安全保障や国際協力の面で明確な方向を示すことが求められているのではないか等々について、多くの論議を重ね、提言をとりまとめている。
幸い、近年になって、憲法について自由に議論することをよしとする新しい風が生まれつつある。その自由闊達な憲法論議を経て、私たちの憲法が日本国民と世界の人々の幸福につながるものとなることを心から念願し、本日の憲法記念日をお祝いしたい。《民主党ニュース》