平成5138日目

2003/02/01

この日のできごと(何の日)

【コロンビア号空中分解事故】

米航空宇宙局(NASA)によると、1日午前9時ごろ、着陸直前のスペースシャトル「コロンビア」とNASAとの交信が不能になった。米CNNテレビはコロンビアは着陸直前に上空で分解したと伝えた。NASAは同日、緊急事態を宣言した。

コロンビアには米国人6人、イスラエル人1人の計7人が搭乗している。シャトルの事故は1986年に「チャレンジャー」が発射直後に爆発、墜落して以来。CNNはテロの可能性はないと伝えた。

コロンビアとの交信は、着陸約15分前に、米テキサス州上空で交信が途絶した。コロンビアは当時高度6万メートル上空を時速2万キロで飛行していた。

CNNはテキサス州上空で衝撃音が聞こえたとの証言を伝えるとともに、複数の物体がらせん状の軌跡を描いて飛んでいったとの目撃者の話を報じた。《共同通信》

米シャトル空中分解事故で、米航空宇宙局(NASA)当局者は1日、着陸直前にシャトルの左翼で温度センサーの信号が失われるなど、機体左側で異常が連続して発生、分解に至った可能性があるとの見方を明らかにした。左翼には1月16日の打ち上げ時に、外部燃料タンクの断熱材の破片が当たったことが分かっている。当局者は事故との関係を排除できないとしており、今後、左翼部分で起きた異常が原因特定の鍵となりそうだ。

テキサス州当局者は同日、同州東部で機体の破片とともにコロンビア乗員の焼け焦げた遺体の一部が見つかったと発表。ブッシュ米大統領は、ホワイトハウスで声明を発表し、乗員7人に「生存者はいない」と全員の死亡を発表した。《共同通信》

「大竜巻のようなごう音が響き渡った。見上げると、複数の物体が煙を吹き上げながら下降してきた」−。1日の米スペースシャトル「コロンビア」の空中分解事故。週末の米全土に衝撃が走る。テロの恐怖が消えず、イラクへの軍事攻撃の足音が徐々に高まる中で、国の威信をかけた巨大プロジェクトの「挫折」に米国民のショックと不安感はいやが上にも高まった。

「ボーンという大きな音が2回して上空を見上げた。まさかシャトルの事故とは」とダラスの事故現場付近に住む男性は上ずった口調で事故の様子を語った。多くの米国民の脳裏にあるのは1986年の「チャレンジャー」爆発事故だ。

ケープカネベラルの米航空宇宙局(NASA)では管制官が懸命に交信を試みる。現場空域下のテキサス州のダラス・フォートワース空港では捜索・救助チームが待機したが、機体の残がいが落下してきたとの情報が入り、関係者に衝撃が広がった。

米テレビは、空中の飛行物体の一部が脱落し、その後、爆発のようなせん光が見られ、飛行物体がばらばらに散乱して落下していく様子を映し出している。また、コロンビアに乗っていた搭乗員7人の顔写真とともに経歴を紹介している。《共同通信》

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【プロ野球】キャンプイン

プロ野球の12球団が1日、2003年のシーズンに向け、一斉にキャンプイン。2連覇に挑む巨人の宮崎は雨で屋内練習場などでの練習となったが、松井に代わる打撃の軸として期待されるペタジーニがメニュー外の打撃練習をこなし、エース上原もブルペンで55球を投げるなど初日から活気づいた。

オフに大型補強を行い、18年ぶりの優勝を目指す阪神は新戦力の伊良部がブルペンで約50球を投げ、金本もフリー打撃で快音を響かせた。横浜の山下新監督は自らノックバットを振るった。

西武は唯一本拠地の所沢で始動、再起を目指す松坂は投球練習はせず、走り込みに専念した。3年ぶりの覇権奪回に燃えるダイエーは大物新人の和田(早大)新垣(九州共立大)が早速ブルペン入り。和田は捕手を座らせて70球を投げ込んだ。

フリーエージェント(FA)宣言して残留した近鉄の中村はティー打撃をこなすなどマイペース調整。大リーグから日本に活躍の場を求めたオリックスのマック鈴木、吉井も捕手を座らせて投球。日本ハムのヒルマン新監督は、施設間をランニングで移動するなど精力的に動き回った。《共同通信》

【ヤンキース・松井秀喜外野手】国内練習終える

米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜選手(28)は1日、川崎市のジャイアンツ球場で国内最後となる約2時間半の自主トレーニングを行った。3日にいよいよ米国に向けて旅立つ。

日本球界がキャンプインレたこの日、松井選手は慣れ親しんだ同球場の思い出を刻み込むかのように外野芝生でランニングを繰り返した後、室内練習場でティー打撃をこなした。専属契約していた巨人の北野打撃投手がキャンプで不在となったため、球速の速いマシンでの打撃も披露し快音も。「(ヤンキースのキャンプ地の)タンパの自主トレで思うように動ける体になっている。体は全く心配ない」と順調な調整に笑みを浮かべた。

2日は渡米準備に専念するため、同球場に来るのはこの日が最後。「10年前、ここに新人として初めて来て、期待と不安の中で合同自主トレをやったのがつい最近のことのように思える」と感傷に浸り、「心境的には、いまはそれと近いものがある」と、新しい世界へ立つ直前の本音も口にした。

寒く暗い中で、練習帰りを待っていたファン35人のために即席サイン会を開いた大リーガーは「頑張って」の声に包まれて車に乗り込んだ。《共同通信》

【民主党・菅直人代表】小泉首相と相性がいい

民主党の菅直人代表は1日午後、札幌市で開かれた同党衆院議員のパーティーであいさつ。小泉純一郎首相から公約を守れなかったのは「大した事ではない」との失言を引き出した先の衆院予算委員会での論戦を振り返り「小泉さんと言うのは私が一言言うと二言、二言言うと三言返ってくる」と紹介した上で「私にとって大変相性のいい方だ」とすっかり自信を深めた様子。

さらに論戦を夫婦げんかになぞらえて勝因を分析。独身の首相に比べ「私は年に100会は練習しているから、負けることはないと思っていた」との半ば本音のようなジョークも飛び出した。《共同通信》



2月1日 その日のできごと(何の日)