平成4742日目

2002/01/01

この日のできごと(何の日)

【アルゼンチン】新大統領にドゥアルデ氏

経済危機による社会不安が続くアルゼンチンの国会の上下院議員総会で1日深夜、辞任したロドリゲス暫定大統領の後任に元副大統領のエドゥアルド・ドゥアルデ上院議員(60)が選出され、就任した。政権安定化のため、3月の大統領選は見送り、任期をデラルア元大統領の任期満了である2003年末とした。

ドゥアルデ氏は大統領就任後、演説し「悪らつな経済モデルは兌換法とともに終わった」と述べ、1ドル=1ペソで固定する同法の廃止による通貨切り下げを容認。対外債務の支払いを当面停止し、預金引き出し規制の継続を検討しており
、詳細な経済政策や閣僚は近く発表する予定。

相次ぐ国家元首の交代で政治的な混乱が続く中、新政権は「救国内閣」として与野党一体で危機脱却を目指すが、通貨切り下げは膨大な企業倒産を招きかねず、暴動の要因となった預金引き出し規制も継続の見通し。金融市場の信頼回復にも困難が伴い、新政権は波乱含みのスタートを切った。

演説で大統領は「社会の平穏を回復させ、新たな経済社会モデルの基盤を確立する。国際社会との協調も必要だ」などと訴えた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【新年祝賀の儀】

天皇、皇后両陛下が、皇太子さまら皇族方や首相らから祝賀を受ける「新年祝賀の儀」が1日、皇居・宮殿で開かれた。

両陛下は午前10時、それぞれ、えんび服、ローブデコルテの正装で宮殿・松の間に立ち、皇太子さま、秋篠宮ご夫妻ら皇族方からお祝いを受けられた。

続いて小泉純一郎首相や綿貫民輔衆院議長、井上裕参院議長、山口繁最高裁長官、認証官、都道府県知事ら計約500百人が4組に分かれて、両陛下や皇族方にあいさつ。

祝賀に対し陛下は「新年を共に祝うことを誠に喜ばしく思います。年頭に当たり国の発展と国民の幸せを祈ります。併せて世界の平和を念願します」と述べた。

午後は、各国の駐日大使ら外交団が、松の間で一カ国ずつ両陛下に新年のお祝いを述べた。《共同通信》

【サッカー・第81回天皇杯】清水エスパルスが初優勝

サッカーの第81回天皇杯全日本選手権は1日、東京・国立競技場で決勝を行い、清水エスパルスがバロンのVゴールでセレッソ大阪に3−2で競り勝って初優勝し、創設10年目で初の日本一に輝いた。

清水は、前半20分に三都主、後半23分には森岡が決めて2点をリードしたが、残り11分からC大阪に2点を奪われ、延長に入った。前半7分、三都主の左からの折返しをバロンがシュート、いったんはGKに弾かれながら再び押し込み勝ち越した。

来季からJリーグ2部(J2)へ降格するC大阪は0−2で迎えた後半34分に森島が1点を返した。後半のロスタイムにはPKを尹晶煥が決めて追いついたが、逆転はならなかった。《共同通信》

【第46回全日本実業団対抗駅伝】コニカが2年連続2度目の優勝

陸上の全日本実業団対抗駅伝は1日、前橋市の群馬県庁前を発着点とする7区間、100キロのコースに37チームが参加して行われ、コニカが4時間45分32秒の大会最高記録で2年連続2度目の優勝を果たした。

2位は49秒差で中国電力が入り、3位は日清食品が続いた。一昨年優勝の富士通は5位。《共同通信》

【自由党・小沢一郎党首】小泉首相の政策に懸念

自由党の小沢一郎党首は1日午後、都内で開いた新年会で「(小泉純一郎首相という)一風変わったパフォーマンスの人物に、国民ははかない期待をかけたが、政治、経済は悪化の一途をたどっている。このまま推移すれば最悪の年になりかねない」と述べ、小泉内閣の政策では国民生活が深刻な状況に陥りかねないとの懸念を示した。

小沢氏は「あいまいな政治家、政党でなく、国民のよりどころとなる主張をきちんとしているわれわれが必要とされる年となる」と強調、政権獲得を目指す姿勢を明確にした。《共同通信》

【小泉純一郎首相】改革断行を強調

小泉純一郎首相は1日、年頭所感を発表し、「厳しい経済情勢にあって日本経済の再生を図る道は、経済の持続的な成長力を高めるための構造改革以外にない。自信と希望を持って改革に全力を尽くす」と、改革断行の決意を表明した。

同時に「改革に伴う『痛み』を和らげるため、雇用対策には最優先で取り組む」と、過去最悪の完全失業率を考慮し、雇用対策に力を入れる考えを示した。

また昨年の米中枢同時テロや不審船銃撃・沈没事件を踏まえ「テロの防止と根絶に向けた国際社会の取り組みに積極的に協力する」と強調、「『備えあれば憂いなし』の心がけで、さまざまな事態に対応できる体制を整える」と、危機管理体制や有事法制整備を急ぐ考えを表明した。

外交面では、今年のサッカー・ワールドカップ(W杯)日韓共催や日中国交正常化30周年を念頭に「今年はアジア近隣諸国との交流の上で節目の年」と位置付け、アジア外交を重視する考えを示した。

特殊法人改革については「『民間でできることは民間で』を原則に、引き続き大胆な行革に取り組む」とした。

「セヘ・ポク・マーニ・パドゥシプシオ(明けましておめでとうございます)」−。小泉純一郎首相と韓国の金大中大統領は1日、今年のサッカー・ワールドカップ(W杯)日韓共催を記念して両国民向けのテレビメッセージを送った。

首相はW杯共催について「史上初めての日韓両国による全世界に向けた共同作業だ。互いに手に手を取り、心と心を通い合わせて成功させたい」と誓った。《共同通信》

【ユーロ】流通開始

欧州単一通貨ユーロの紙幣と硬貨が1月1日から、ドイツやフランスなどユーロ圏の12カ国で流通を開始、総額約6487億ユーロ(約75兆円)に及ぶ、史上最大の新旧通貨の切り替え作業となる。

ユーロの流通で、経済取引の活発化などを目指した欧州連合(EU)の市場統合が完了。フィンランドのラップランドからギリシャのクレタ島まで3億人以上の市民が同じ通貨を手にする「歴史的な瞬間」(シュレーダー・ドイツ首相)を迎える。《共同通信》

【この日の民主党】

鳩山代表 新年メッセージ 2002/01/01

民主党代表 鳩山由紀夫

新年あけましておめでとうございます。旧年中は夏の第19回参議院議員選挙をはじめとして、みなさまより民主党への暖かいご支援・ご協力をいただきましたことに、民主党を代表し、心より感謝申し上げます。

さて昨年は、米国で発生した同時多発テロをはじめ、日本の国内外においても様々な課題が噴出した、まさに激動の1年でした。特に9月11日のあの事件は、世界中の人々に強い衝撃を与え、事件を契機に新しい世界秩序をどう構築していけばよいのか、誰もが不安を抱かずにはいられなかったのではないでしょうか。新世紀を迎えたばかりの世界は、まさに不安と混沌の中にあり、いまほど政治の役割が問われているときもないと、私たちも強く自覚しております。

その一方で、日本の経済は瀕死の状態を迎えております。年々悪化していく失業率を見るまでもなく、雇用情勢はかつてない深刻な状況を迎えています。小泉総理は構造改革を声高に唱えていますが、痛みだけが国民を直撃する一方で、改革はなかなか実行に移されず、将来に展望が開けた状況とはとても言えません。改革の名を標榜するだけで、実は自民党の族議員と妥協し、結局は中身の伴わない名ばかりの「小泉改革」であるならば、それは国民に対する裏切り行為に他なりません。

民主党は、将来への不安感が増大しているこの現状を直視し、子どもからお年寄りまでが安心して暮らせる明るい日本社会を築くため、真の構造改革の実行を強く主張すると同時に、社会に安心感を与えるセーフティネットの構築に全力を挙げてまいります。長年続いている政官業癒着の構造から永遠に抜け出すことこそ、日本の抜本的な改革の第一歩となるのです。私たち民主党は、日本の未来のためにも、その改革に全力を傾けてまいります。

最後になりましたが、今年も民主党への変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。《民主党ニュース》



1月1日 その日のできごと(何の日)