平成5086日目

2002/12/11

【和歌山毒物カレー事件】被告に死刑判決

和歌山市で4人が死亡、63人がヒ素中毒になった1998年7月の毒物カレー事件で、殺人罪などに問われたA子被告(41)の判決公判が11日、和歌山地裁で開かれた。小川育央裁判長は、被告の殺意とヒ素混入の実行行為を認めた上で「犯行は極めて悪質で冷酷。前代未聞の事件で被告の犯罪性向は根深い」として、求刑通り死刑を言い渡した。

焦点の動機について「他の主婦に対する激高」とした検察側主張を判決は退けたが、ヒ素の混入量などから未秘の殺意を認定。「具体的動機は解明されず、殺意は未秘的なものにとどまるが、被告が犯人であることに合理的疑いを入れる余地はない」と結論付けた。弁護団は同日、判決を不服として控訴した。《共同通信》



【自民党・亀井静香前政調会長】中国共産党・曽慶紅氏と会談

自民党の亀井静香前政調会長は11日夜、北京で中国共産党の曽慶紅・政治局常務委員と会談した。亀井氏は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核兵器・ミサイル開発が安全保障上の脅威になっていると指摘し「北朝鮮に強い影響力を持つ中国に(開発阻止に向け)努力していただきたい」と要請、曽氏も努力を約束した。

亀井氏は与党3党でつくる「日中緑化推進議員連盟」の会長として訪中した。曽氏は先の党大会を経て序列5位の常務委員に昇格後、日本の有力政治家に会ったのは初めて。曽氏は北朝鮮の核開発計画について「全く知らず、
びっくりした」と述べた。《日経新聞》

【小泉純一郎首相】投資家優遇税制に意欲

小泉純一郎首相は11日夜、都内で成田豊電通会長らと会食し、証券税制見直しについて「(来年の)通常国会では貯蓄から投資へ誘導する税制を考えてみたい」と述べ、投資家を優遇する税制の実現に意欲を示した。《日経新聞》

【この日の民主党】

野党結集準備委員会が選挙協力のあり方など議論

民主党の野党結集準備委員会(委員長・石井一副代表)が11日、第2回の会合を開いた。この日の会合では、野党結集の進捗について国民も関心を寄せていることから、臨時国会閉会(13日)後も同委員会の協議を継続し、野党間協力の方向性について集中的に議論を行うことなどを確認した。

石井委員長は会合後、この日の議論では野党間の選挙協力のあり方が中心テーマになったことを明らかにし、1)民主党と自由党の候補が競合関係にある60~70の選挙区のうち、両者の票を足せば自民党候補を上回るところなどを中心に候補者調整を行う必要がある、2)候補者の一本化に際しては、実績主義で勝てる候補を立て、小選挙区では民主党、比例では自由党を優遇するといった考え方はとらない──などの点が指摘されたと述べた。

また石井委員長は、委員会での議論の状況ついて、「まだ序の口。委員の間にもいろんな考え方があるが、少なくとも与党が結束して戦っている時に民主、自由、社民がバラバラでは不利だということ、野党が協力するメリットはあるということは共通認識になっている」と語った。《民主党ニュース》



12月11日のできごと