平成5080日目

2002/12/05

【西武新宿線痴漢事件】男性被告に逆転無罪判決

電車内で専門学校生の女性に痴漢行為をしたとして強制わいせつ罪に問われた元会社員の男性被告(39)の控訴審判決で、東京高裁の仙波厚裁判長は5日、「女性が被害に遭ったのは間違いないが、男性を犯人と誤認した可能性を否定できない」として、懲役1年2月の実刑とした一審東京地裁判決を破棄、無罪を言い渡した。男性は「痴漢冤罪被害者ネットワーク」のメンバー。

男性は「まったく身に覚えがない」と捜査段階から一貫して無罪を主張。判決理由で仙波裁判長は「犯人の服装などについての被害者の目撃証言は心もとなく、駅で下車後に男性をつかまえた際、誤認した可能性を否定できない」と指摘。

さらに「痴漢行為をするには男性と被害者の身長差が大きいことや、男性が着ていたダウンジャケットが痴漢行為の邪魔になったと考えられることなど、男性の犯行とするには重大な疑問がある」と結論付けた。

一審判決は「被害者が目撃した男の特徴などから、男性が犯人なのは間違いない」としていた。

男性は2000年12月5日午前8時ごろ、西武新宿線鷺ノ宮ー高田馬場間を走行中の車内で、乗客の専門学校生の手首をつかんで自分の下腹部にすりつけるなどわいせつな行為をしたとして逮捕、起訴された。《共同通信》



【民主党・岡田克也幹事長代理】代表戦出馬を表明

民主党の岡田克也幹事長代理は5日夜、党本部で記者会見し、鳩山由紀夫代表の辞任表明に伴う代表選に出馬する意向を正式に表明した。岡田氏は「党は結党以来の危機で、新しいリーダーが求められている。政権政党に脱皮するきっかけになるとの思いで立候補を決めた」と強調した。

一方、菅直人前幹事長も6日に出馬表明することを決め、新代表を選ぶ10日の両院議員総会は岡田氏と菅氏による一騎打ちとなる見通しとなった。《共同通信》

【小泉純一郎首相】スリランカ首相と会談

小泉純一郎首相は5日午後、スリランカのウィクラマシンハ首相と首相官邸で会談し、内戦終結後のスリランカの和平や復興のため支援国会合を来年5月か6月に東京で開催することで合意した。《共同通信》

【この日の民主党】

鳩山代表、スリランカ首相と会談

民主党の鳩山由紀夫代表は4日午前、都内のホテルでスリランカのラニル・ウィクラマシンハ首相と会談した。

会談でウィクラマシンハ首相は、スリランカの国内状況について、今年2月のLTTE(タミール・イーラム解放の虎)との停戦合意によって10年にわたる内戦状態がようやく終局し、民主的な政治への転換が進められている、と説明。日本は経済的援助だけでなく、和平推進事業にも積極的に関与してほしい、と希望を述べた。

鳩山代表は、「平和こそがアジアのすべての面での発展に不可欠だ。そのために民主党もできる限りの協力をする」と答えた。

会談には、民主党からツルネンマルテイ国際局長、藤田幸久前衆議院議員も同席した。

住民基本台帳ネットワークの利用拡大に反対する(談話)2002/12/05

民主党ネクストキャビネット
総務大臣 島聡

本日、オンライン3法案が、与党3党などの賛成により衆議院を通過した。民主党は、電子政府化自体については、積極的に推進すべきであると考えている。しかし、政府案は、電子政府化を行うでだけに留まらず、住民基本台帳ネットワークの利用と拡大を行う旨の改正をも含むものである。

国民の多くは、行政が自分の情報を勝手に収集・蓄積して活用しているのではないかという不安と不信を抱いていている。現に防衛庁による個人情報リスト作成事件が起きたのは記憶に新しいところである。そのような中で、十分な個人情報保護法制を整備し、国民のプライバシー保護に万全に万全を期すことなく、なし崩し的な住民基本台帳ネットワークの利用及び利用拡大を行うのは認め難い。

民主党は、政府案を詳細に検討した結果、住民基本台帳ネットワークを利用せずとも、電子政府化は可能であるとの結論に達した。ゆえに、住民基本台帳ネットワークを利用しないシステムを構築するための修正案を提出したが、与党3党などにより否決された。

小泉政権が国民のプライバシー保護という民主主義の根幹に関わる問題について無頓着なのは明らかである。民主党は、国民のプライバシー権を守るために、国会論戦を通じて小泉政権に堂々と対峙していく所存である。

イージス艦の派遣について 2002/12/05

民主党ネクストキャビネット
外務・安全保障大臣 伊藤英成

* 民主党は、テロ撲滅のため、国際社会が協力していくことの重要性を強く認識しており、あらゆる外交活動とともに、情報収集、警備・即応態勢など、総合的なテロ対策を強化していくべきであると考える。

* イージス艦の派遣が、国際的なテロ撲滅対策の一環として、協力支援活動を実施するものであって、その必要性が真に確認され、憲法及び法律の枠内である限りにおいては、否定されるものではない。

* しかしながら、海外での自衛隊活動という極めて重要な政策判断において、政府は、艦船のローテーションや補給の際の安全確保、隊員の負担軽減等の理由を抽象的に挙げるのみである。政府の隠蔽体質を厳しく批判する。

* 我々は、イージス艦派遣の必要性、憲法・法律上の疑義、イラク問題等との関係、現地での運用の問題点、国会での説明、派遣決定の手続き等々を総合的に判断し、またシビリアンコントロールの観点からも、イージス艦の派遣に反対である。 以上

[NC]心神喪失者観察法案への対案提出決める

民主党ネクストキャビネットは5日、与党提出の「心神喪失の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律案に対する修正案」(心神喪失者等観察法案修正案)と民主党の心神喪失者等観察法案への対案とを併せて審査した。

民主党の対案は、「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の一部を改正する法律案」、「裁判所法の一部を改正する法律案」および「検察庁法の一部を改正する法律案」からなるもの。審査では、与党の心神喪失者観察法案修正案は政府案の「目的」の基本部分がそのまま残されているため評価することはできないとして、反対する方針を決めるとともに、対案の3法案の内容を了承し、参議院に提出することとした。

[NC]盗聴防止法案の再提出を決める

民主党ネクストキャビネットは5日、2000年3月以来提出している、民主、共産、社民共同提出の「刑事訴訟法の一部を改正する等の法律案」(盗聴防止法案)について法案審査を行った。議論では、現行の盗聴法について、1.乱用の防止策がない、2.電子メールへの対応が考慮されていない――等多くの懸念を残したままであるとして、同法の廃止を定める盗聴防止法案を再提出することを決めた。

中国共産党青年幹部代表団が鳩山代表を表敬訪問

4日から日本を訪れている「中国共産党青年幹部代表団」一行18人は、5日午前、民主党本部で鳩山由紀夫代表を表敬訪問し、民主党の国会議員を交えて懇談した。

懇談で賀鈞団長は「中国共産党のスタッフとして、友人として仕事でどのような変化があっても友情を深めて行きたい。鳩山代表の都合のよい時に再び中国を訪れて欲しい」と代表に呼びかけた。

鳩山代表は先の中国共産党第16回大会で総書記に選出された胡錦濤氏について、「青年代表として活動された人だから、皆さんの気持ちを受けとめる総書記として活躍されるはずだ」と指摘するとともに、「アジアにおける紛争を除去するために両党・両国の友愛の輪を広げていくことが大切」と語った。

なお、懇談には羽田孜特別代表、伊藤英成副代表、海江田万里政調会長、ツルネンマルテイ国際局長、近藤昭一国際局長代理らが同席した。訪日団一行は6日から北海道、愛知、福岡の3グループに分かれて農業視察や企業訪問を行い、10日に帰国の予定。《民主党ニュース》



12月5日のできごと