平成5056日目

2002/11/11

【鈴木宗男衆院議員】初公判で無罪主張

北海道の後援企業から総額1100万万円のわいろを受け取ったとして受託収賄罪など4つの罪に問われた衆院議員、鈴木宗男被告(54)の初公判が11日、東京地裁(八木正一裁判長)であった。罪状認否で「いずれも刑事責任を問われるべきものではない」と述べ、起訴事実を全面的に否認し無罪を主張、改めて検察側と全面的に争う姿勢を示した。

鈴木被告は6月19日の逮捕以来、拘置日数は146日に達した。起訴事実をすべて否認したため、検察側の主要な立証が終わるまで拘置が続く見通しで、保釈は早くても年明けになる見通し。《日経新聞》



【東京株式市場】8500円割れ

週明け11日の東京株式市場は、金融システム不安の台頭や円高進行から大手銀行、ハイテク株中心に幅広く売られて全面安となり、日経平均株価(225種)終値は前週末比230円40銭安の8460円37銭と、約1ヵ月ぶりに8500円を割り込み、10月10日に付けたバブル後最安値(8439円62銭)に接近した。平均株価は一時、終値ベースの最安値を下回る場面もあった。《共同通信》

【この日の民主党】

生方議員、政府の景気対策欠落を批判

衆議院特殊法人改革特別委員会における11日の質疑で、民主党の生方幸夫議員が質問に立ち、政府の経済対策について質した。

生方議員は冒頭、政府の総合デフレ対策について「金融対策が中心で不況やデフレへの対策に力が入っていない。補正予算を組まないというが、不良債権処理と景気対策を同時に進めないと不良債権もなくならないのではないか」と質問。小泉首相は「補正予算を組めというのは、財政出動をもっとしろということか。何兆円か赤字国債を再発行して需要を増やせば景気が回復するとは思っていない」と答えたが、生方議員は「30兆円枠にこだわっているようだが、不良債権処理を加速するということで、すでに株価は暴落している。来年1月に補正を組むという話もあるようだが、早めに実施した方が効果がある」と述べ、需要拡大のための補正予算編成に早期にとりかかるよう要求した。

また生方議員は、平成16年度までに不良債権比率を半分にするという不良債権処理加速策について、「銀行の貸し付けの6割は中小企業向け。貸し出しを一律に制限すれば当然、中小企業への貸しはがしが出る。中小企業を潰す施策をとるべきではない」と批判。しかし竹中金融・経済財政担当相は、「オフバランス化は雇用などへの影響のないよう進める」などと答えるにとどまった。

さらに生方議員は、生き延びさせる企業は産業再生機構が、整理する企業は整理回収機構(RCC)が債権を買い取るという方式について、「国が企業の生き死にを決定するのは、“民のことは民にまかせる”という首相の改革理念に反するのではないか」と追及したが、首相は「民間の活力が衰えているのだから、ある程度の介入はやむを得ない」などとし、不良債権処理にともなって企業の淘汰が進むことをいとわない考えを示した。

筒井議員、農水相秘書官疑惑の新事実を提示

衆院特殊法人改革特別委員会で11日、民主党の筒井信隆議員が生方幸夫議員の関連質疑を行い、前政務秘書官の口利き疑惑をめぐって大島農水相を追及した。

筒井議員は「こういう問題を起こす農水大臣のもとで、それをあやふやにしたまま、法案審議は行えない。(法案審議の)前提条件だ」と厳しい口調で指摘した上で、口利きの見返りに宮内前秘書官側に現金を渡したとされるコンサルタント会社社長A氏から直接聴取した情報を示して突っ込んだ議論を展開した。筒井議員はまず、A氏が宮内前秘書官に渡した金銭を記録したA氏直筆の一覧表を示し、「15回、計5500万円を前秘書に渡したと書かれてある。この事実をこれまで(農水相は)全面否定しているが、改めてこのメモを前にし、今まで同様、全面的に否定するのか」と大島農水相に迫った。農水相は「前秘書官に問い質し、彼の報告に基づいて答えてきた。その報告からは金銭授受はないとしている」などとした。

筒井議員はさらに、一覧表の中で別会社に振り込んだとされている平成9年7月1日付けの500万円の送金について、「宮内氏からの指示をうけて振り込まれたものだが、その事実を知っているか。振込先は宮内氏の友人の会社だが事実を認めるか」と大島農水相を追及。農水相は、「前秘書官の学生時代の友人の会社だと聞いているが、資金援助を頼まれ、コンサルタント会社のA氏を紹介した。その後は両者間での了解のもとで金銭の貸借が行われたものであり、前秘書官は貸借の内容・金利期限等の報告は受けていないはずだ」と答弁。その後、現在に至るまで宮内氏とその友人とは連絡をとれない状況だとした。

筒井議員は「事実は違う。その友人の会社の役員に宮内氏は長年就いており、辞任後は宮内氏の妻が役員に就任。同級生の関係だけではない」と指摘。大島農水相はコンサルタント会社A氏が宮内氏の友人の会社に金を貸しただけとの認識を改めて示したが、「宮内氏がA氏に指示して振り込ませた」と明記されたその友人からの手紙を証拠資料として提示し、農水相の答弁のウソを厳しく追及。農水相は「(前秘書官の)報告に基づいてそう答弁したが、改めて示された資料に基づく改めての問いであれば、(前秘書官を)問い質すしかない」などと逃げの答弁に終始した。

筒井議員は「宮内氏がA氏に金を振り込ませた事実があることを事前通告したにもかかわらず、なぜ調べていないのか」と問い質し、そもそもこの疑惑に関する農水相の姿勢そのものについても「裏づけ調査をしているのか、それとも宮内氏の発言を鵜呑みにしているだけなのか」と厳しく批判した。

また筒井議員は、公共工事の受注企業などを集めて設立された任意団体から農水相が講演料20万円を数回にわたって受け取っていた問題にも言及。この団体「宮城の会」は前秘書官とコンサルタント会社社長A氏が会員を募って95年ごろに設立されたもの。農水相は仙台市内で開かれるパーティーにほぼ毎年出席し、講演料を受け取っていた。筒井議員はこの講演料収入が政治資金として適正に処理されていない事実を明らかにし、届け出義務違反を強く指弾した。《民主党ニュース》



11月11日のできごと