平成4956日目
2002/08/03
この日のできごと(何の日)
【滋賀・石山寺】日本製最古級の飛鳥仏
奈良時代の高僧・良弁創建の名刹で、紫式部が源氏物語を執筆した場所としても知られる大津市の石山寺で、平安時代の本尊・如意輪観音像(重要文化財、木造)の胎内から、4体の小型金銅仏が見つかり、奈良国立博物館が3日発表した。
飛鳥時代(7世紀)と白鳳時代(7世紀後半)、奈良時代(8世紀)がそろっており、飛鳥仏は日本製としては最古級とみられる。最初の寺院・飛鳥寺や聖徳太子ゆかりの法隆寺を除くと、残っている飛鳥仏は限られているだけに、国宝級の発見。
4体とも、土をこねた塑造の初代本尊の胎内仏だったとみられ、同博物館は「聖武天皇や良弁など、創建にかかわった人物が念持仏として持っていたものを、納めた可能性もある」としている。
4体は鎌倉時代の厨子に古い順に並べられ、本尊の背中をくりぬいた部分に納められていた。飛鳥仏は、高さ約26センチの如来像で、顔つきや、衣の広がり方などから時代判定された。《共同通信》
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【J1】
Jリーグ1部(J1)第1ステージ第12節第1日(3日・札幌ドームほか=6試合)2位磐田は、6連勝中だった3位G大阪に延長の末5−4と競り勝ち、勝ち点28で、試合のなかった横浜Mと並んだ。磐田は後半ロスタイムに服部のゴールで追いつき、延長前半に西がVゴールを決めた。名古屋は2−1で鹿島に逆転勝ちして3連勝で勝ち点を20とした。仙台は広島を4−2で下し、連敗を4で止め、再開後初勝利。F東京は、アマラオのハットトリックで柏に快勝した。柏は5連敗。まだ1勝の札幌は、清水に2−3で競り負け8連敗となった。前節まで首位の横浜Mは4日に京都と顔を合わせる。《共同通信》
【大関・朝青龍関】モンゴルに凱旋
大相撲の名古屋場所後に、モンゴル出身の力士として初めて大関に昇進した朝青龍関(21)が3日夕、成田空港から航空機で首都ウランバートルに里帰りした。
地元では日本で言えばイチロー並みのスター的存在とあって、羽織はかま姿の朝青龍関が専用車で市中心部のスフバートル広場に到着すると、待ち受けていた約600人の市民が大きな拍手と歓声で凱旋を歓迎した。《共同通信》
【塩川正十郎財務相】「1兆円以上の減税を」
塩川正十郎財務相は3日、大阪市内で開かれたシンポジウムで、経済の活性化に向けて、「1兆円以上の(先行)減税を実施したい」と言明した。財源については、小泉純一郎首相が表明した数年で増減税が同額になる税収中立を念頭に、償還財源を定めた「つなぎ国債」や国有財産の売却益を充てる考えを示した。
先行減税をめぐっては、7月26日の経済財政諮問会議で、本間正明阪大教授ら民間議員が「1兆円規模の減税実施」を提案。ただ、諮問会議が今月2日にまとめた「来年度予算の全体像」では、政府内の反発に配慮し、減税規模の明記を見送っていた。財務相が具体的な規模を挙げて減税に意欲を示したことで、来年度に1兆円超の先行減税が実施されることが濃厚となった。
財務相は(1)設備投資減税(2)研究開発費の税額控除(3)相続・贈与税の一元化(4)土地流通・証券関連の減税−の政策減税を実施すべきだとの考えを強調した。《共同通信》
【ソフトボール・世界選手権】
ソフトボールの女子世界選手権第9日は3日、サスカトゥーン(カナダ)で行われ、既にアテネ五輪の出場権を獲得している日本は、決勝トーナメント2回戦でシドニー五輪優勝の米国に0−1で敗れ、初黒星を喫した。日本は最終日の4日にまず行われる台湾との3位決定戦で勝てば決勝に進出して再び米国と対戦、台湾に敗れれば3位となる。
日本は、何度も好機をつくりながら決定打が出ず、それまで粘り強い投球を見せていた坂井(戸田中央総合病院)がタイブレーク方式の延長九回一死一、二塁から中前適時打を許し、サヨナラ負けした。
今大会の上位4チームにはアテネ五輪の出場権が与えられるが、前日に獲得した日本、米国に続き、敗者復活2回戦に勝った台湾と中国も出場権を手にし、この2カ国の間で行われた敗者復活3回戦を制した台湾が3位以内を決めた。《共同通信》
