平成4957日目

2002/08/04

この日のできごと(何の日)

【大相撲・朝青龍関】モンゴルで会見

大関に昇進後、故郷のモンゴルに初の里帰りをしている大相撲の朝青龍関(21)=高砂部屋=が4日、ウランバートル市内で地元マスコミと記者会見、「日本は世界で最も伝統や習慣を大切にする国だ」などと日本での生活を紹介した。

また日本の角界入りを目指す若いモンゴル力士たちに対し「モンゴルを世界で有名にするためにスポーツで頑張らねばならない」と激励した。

朝青龍関は、先輩と後輩の上下関係がはっきりしている相撲部屋の暮らしぶりを説明。「侍の伝統を今でも保っているのが大相撲だ」と話した。一方で「先輩からあれこれ指示されて大変で、早く後輩が入ってほしいと思った」「けいこでは先輩とも対等で、先輩を負かすことを考えた」などとユーモアたっぷりに話して記者団を笑わせた。

会見後、ウランバートル市内にある母校、首都第77学校を訪問。小学校から高校までの一貫教育をともに過ごした同級生や教師らと再会。高校時代のクラス担任だったツェツェゲさん(50)は「相撲大会で優勝すると授業をサボることもあった」などと語り、思い出話に花を咲かせた。

会見に先立ち、日本とモンゴルの外交関係樹立30周年の一環として企画された朝青龍関の写真展開幕式に出席、テープカットを行った。《共同通信》

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【J1】

Jリーグ1部(J1)第1ステージ第12節最終日(4日・西京極陸上競技場ほか=2試合)前節まで首位の横浜Mは、7連勝中の好調京都と延長の末に1−1で引き分け、無敗と1位の座を辛うじて守った。後半13分にウィルのゴールで追いついた横浜Mは勝ち点29。磐田が同28で続き、残り3試合の第1ステージ優勝争いは両チームの接戦になった。浦和は2−0で神戸に快勝した。神戸は4連敗。《共同通信》

【三宅島】児童らが初の一時帰島

住民避難の続く伊豆諸島・三宅島の小中高校に通っていた児童・生徒70人と保護者44人が、一時帰島のため4日夜、東京の竹芝港を出港した。これまでの一時帰島は世帯主らが対象で、子どもたちが島に戻るのは2000年9月の全島避難以来初めて。出港前には、離れ離れになっていた女子生徒らが抱き合って再会を喜ぶ姿もみられた。

子どもたちの帰島は、住んでいた地区別に三陣に分かれて実施。4日出発の第一陣は坪田地区、5日出発の第二陣が阿古地区、6日出発の第三陣が三宅地区。合わせて小学生約130人、中学生約90人、高校生約80人の計300人が帰島する予定。

第一陣は5日早朝に島に到着。日帰りで学校や自宅、道路の復旧工事現場の様子を見て回る。

出港前の説明会で、高校一年の女子生徒(16)は中学の同級生と抱き合って再会を喜んだ。「今はみんなバラバラだし、部活が忙しくて、あんまり電話もしてなかった。わたしたちの学校があの2年前の夏のままなのかどうか、この目で見たい」と思いをはせた。《共同通信》

【民主党・鳩山由紀夫代表】「天下り」全面禁止を主張

民主党の鳩山由紀夫代表が9月の代表選出馬に向け、今月10日発売の月刊誌「中央公論」に発表する政権構想が4日、明らかになった。官僚の天下りや公共事業受注企業からの政治献金の全面禁止など政官業癒着構造の根絶と、政治主導の確立、米軍の日本駐留なき日米同盟関係の構築が柱となっている。

官僚主導から政治主導への転換の具体策として、政権交代が実現した際には中央省庁の局長級以上の全員から辞表を預かり、閣僚が面接の上、基本政策に賛同しない者は再登用しない方針を明記。財務省が事実上行う予算編成も、政権交代直後から内閣官房で行う考えを表明している。《共同通信》

【野党】小泉首相を批判

野党各党の政策責任者は4日のNHK討論番組で、政府のペイオフ見直しに対し、一貫性がないと批判した。民主党の岡田克也政調会長は「法律改正が必要な措置であり、政府の方針が変わった。小泉純一郎首相の一貫性のなさを示している」と指摘。自由党の藤井裕久幹事長は「不良債権処理がうまくいっていない」として、予定通りのペイオフ実施を重ねて主張した。

一方、共産党の筆坂秀世書記局長代行は「内閣の右往左往ぶりを象徴するやり方だ。ペイオフそのものを凍結すべきだ」と要求。社民党の大脇雅子政審会長は「銀行の決済機能を国営化するに等しく、一時的混乱を避けたのは評価できるが、金融再生が失敗したということだ」と述べた。

また来年度予算編成に関連して岡田氏は「2兆円程度の歳出削減をすべきだ。今回、歳出構造の抜本改革に着手できなければ、消費税10%への道をとったとみざるを得ないターニングポイントだ」と指摘した。《共同通信》

【川口順子外相】ミャンマー軍事政権幹部と会談

ミャンマー訪問中の川口順子外相は4日午前、軍事政権ナンバー3のキン・ニュン国家平和発展評議会(SPDC)第一書記と会談し、民主化の一層の推進を条件に、政府開発援助(ODA)による医療保健や学校建設など基礎生活分野での経済支援を拡充する考えを表明した。

第一書記は政権閣僚と民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏が率いる最大野党・国民民主連盟(NLD)の執行部メンバーが既に会合を開き、スー・チー氏も参加して実質的な政治対話を開始していることを初めて明らかにした。

川口外相は同日夜、ウィン・アウン外相とも会談、政権側とNLD側が政治対話の中で具体的なプロジェクトで合意できれば積極的に支援したいと伝えた。

川口外相が「日本は国連の場でも、欧米とは違うアプローチでミャンマーの民主化の努力を評価し、支援してきている」と述べ、スー・チー氏との国造りに関する対話促進を求めたのに対し、第一書記は「この1年半から2年の間、スー・チー氏との対話と相互理解は進んでいる。閣僚とNLDとの会合には時々、同氏も参加し、問題があれば政権指導部に伝えてくることができる形になっている」と説明した。《共同通信》

【北朝鮮】釜山アジア大会参加へ

韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は4日、ソウルで開催する第7回南北閣僚級会談に向け北朝鮮の金剛山で行っていた実務協議で、韓国・釜山で9月末から開催されるアジア大会に北朝鮮が選手団を派遣、韓国がこれに積極的に協力するなど5項目の合意を盛り込んだ共同報道文をまとめ協議を終えた。閣僚級会談は12日から14日まで開かれる。

韓国で開かれる国際競技大会に北朝鮮が参加するのは初めてで、黄海の銃撃戦で悪化した南北関係改善への意欲を内外に示すことになりそうだ。また、南北赤十字会談の再開と金剛山での離散家族再会にも合意、12日からの閣僚級会談で日程などを調整する。《共同通信》

【イスラエル・パレスチナ情勢】

レバノン国境に近いイスラエル北部サファド郊外で4日、路線バス車内で自爆テロがあり、乗客ら10人が死亡、50人以上が重軽傷を負った。死者には犯人も含まれるとみられる。また、東エルサレムの旧市街周辺で同日、パレスチナ人の若い男がイスラエル人の車に発砲。駆け付けた警官と銃撃戦になり、男とイスラエル人、通行人のパレスチナ人の計3人が死亡、14人が負傷した。

イスラム原理主義組織ハマス軍事部門「イザディン・アルカッサム」は自爆テロについて、同部門トップら15人が殺害された7月22日のイスラエル軍のガザ空爆に対する「報復の第二弾」とする犯行声明を出した。

ハマスは7月31日にエルサレムの大学で報復の爆弾テロを実行。これを受け、軍は4日もハマス摘発のため、西岸ナブルスで大規模な侵攻を続け、過去にテロを実行したパレスチナ人の自宅を破壊するなど家族への懲罰措置も強めている。

シャロン首相は4日の定例閣議で対応を協議。イスラエルが軍事作戦をさらに強化する可能性もあり、バレスチナ情勢は再び悪化の一途をたどっている。パレスチナ自治政府は自爆テロを非難する声明を出したが、自治政府高官は「イスラエルの軍事行動激化が原因」と批判した。《共同通信》

【米上院・バイデン外交委員長】イラクとの開戦は不可避

米上院のバイデン外交委員長(民主党)は4日、NBCテレビで「おそらくイラクと戦うことになると思う。問題は、戦争の期間と費用、米国単独でやるのか、他国とともにやるのかということだ」と述べ、将来的には米国による対イラク軍事攻撃は避けられないとの見方を示した。

同委員長はその一方で「(攻撃には)純粋な脅威があることの根拠を示し、(国際社会の)同意を得ることが大事だ」と強調。ブッシュ政権には「まだまだやることがある」と述べ、米政府が内外の支持固めを急ぐ必要があるとの考えを示した。

バイデン委員長はまた、フセイン政権打倒後に、7万5000人の平和維持部隊を最短1年半から最長20年にわたって派遣する必要があるとの専門家の見方を紹介、「米国一国でやるには困難な仕事」と述べた。

米上院トップのダシュル民主党院内総務も4日、ABCテレビに出演し、フセイン政権打倒を支持する一方で、開戦には議会の承認が必要と強調。また「米国は適正な攻撃計画を持っているのか。同盟国の支持はあるのか」と問い掛け、米政府が攻撃の前に軍事、外交面で周到な準備をする必要があると指摘した。《共同通信》

【ボリビア】新大統領にサンチェス氏

ボリビアからの報道によると、ボリビア国会の上下両院総会は4日、6月末の大統領選挙で首位となった親米派の民族革命運動(MZR)のゴンサロ・サンチェス元大杭領(72)を賛成多数で次期大統領に選出した。副大統領にはMNRのカルロス・メサ氏(53)が選ばれた。ともに任期は5年。6日に就任する。

6月末の大統領選挙では、サンチェス氏が得票率22%で首位、先住民出身で反米派の社会主義運動のエボ・モラレス前下院議員が同21%で2位となり、憲法の規定に従い、国会で上位2人の決選投票が行われた。

決選投票では、両院の計157議席のうち、サンチェス氏が84票、モラレス氏が43票を獲得した。中道右派の新共和勢力は無効票を投じた。

サンチェス氏は、バスサモラ元大統領(63)の率いる中道左派の革命左翼運動(MIR)のほか、民族民主行動や連帯市民連合と連立政権を組む。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは4日、各地で行われマリナーズのイチロー外野手はインディアンス戦に1番右翼手で先発出場し、6打数3安打で打率を3割5分に上げた。打率リーグ首位のスウィーニー(ロイヤルズ)とは5厘差に迫った。

佐々木投手は九回に5番手で登板、1回を2安打2失点で今季5枚目を喫した。五回一死から2番手で登板した長谷川投手も1回を3安打2四球で4点を失った。

試合はマリナーズが8−10で敗れ、7連勝を逃した。自《時事通信》

【野村泰治さん】死去

野村泰治氏(元アナウンサ−)4日午後、肺炎のため横浜市青葉区の病院で死去、79歳。東京都出身。

46年にNHK入局。64年の東京五輪では総合司会を務めた。クイズ番組「それは私です」「連想ゲーム」の司会のほか、65年に始まったNHKのワイドニュース番組の草分け「スタジオ102」の初代司会者を担当した。75年にNHKを退職後、民放に移籍、TBS系のワイドショー「3時にあいましょう」の司会を10年以上務め、ソフトな語り口で親しまれた。《共同通信》



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