平成4931日目

2002/07/09

この日のできごと(何の日)

【アフリカ連合】発足

アフリカ統一機構(OAU)の後継組織であるアフリカ連合(AU、53カ国)が9日、南アフリカのダーバンで開かれている各国の首脳会議で発足した。安全保障や経済面の協力を通じ地域統合を目指すが、紛争や独裁政治を根絶できるかどうかが最大の課題となる。

この日午前に開かれたAUとして初の首脳会議では南アのムベキ大統領が議長を務め、首脳会議と閣僚会議、大使級で構成する常設代表者委員会、事務局の各規約を採択した。

この後、市内の競技場で開かれた記念式典で、ムベキ大統領は各国代表や市民ら約2万人を前に「世界の中でアフリカが正しい位置を占める時が来た」と述べ、AUの下で各国が力を合わせるよう訴えた。

AUは加盟国での虐殺や戦争犯罪の抑止を目指す「平和安全保障委員会」を設置。経済指針となる「アフリカ開発のための新パートナーシッブ」(NEPAD)には「相互監視制度」を盛り込む。両者が有効に機能するかどうかがアフリカ一の将来を左右しそうだ。

また、欧州連合(EU)をモデルとした裁判所や議会、中央銀行を設置し、将来的には通貨統合実現させたい考えだ。

前身のOAUは、各国の主権を尊重しなくてはならず、紛争解決に力を発揮できなかった。この反省を踏まえ、AU創設規約は加盟国への介入を可能にし、常設平和維持軍の設置も視野に入れている。

AU構想の生みの親であるリビアの最高指導者カダフィ大佐は、8日の首脳会議で域内関税の撤廃を提言した。《共同通信》

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【巨人・松井秀喜外野手】通算300号本塁打

プロ野球・巨人の松井秀喜外野手(28)=根上町出身、星稜高OB=が9日、広島市民野球場で行われた広島15回戦の九回に右中間へ今季18号本塁打を放ち、27人目の通算300本塁打を達成した。初本塁打は入団1年目の1993(平成5)年5月2日のヤクルト戦で高津臣吾投手からで、通算1200試合目での到達は長池徳士選手(阪急)の1128試合に次いで史上6番目のスピード記録となった。

松井選手は一昨年、昨年と四番打者として全試合フルイニング出場し、プロ10年目の今季も開幕から四番を任されている。昨季、打率3割3分3厘で初の首位打者に輝いたほか、98年、2000年には本塁打王、打点王の二冠を獲得している。《北國新聞》

【大相撲名古屋場所】

大相撲名古屋場所3日目(9日・愛知県体育館)横綱武蔵丸は旭鷲山を落ち着いて押し倒し、3連勝とした。大関陣は千代大海が高見盛を危なげなく押し倒し、栃東は出島をはたき込んでともに3連勝。魁皇は小結土佐ノ海に寄り切られ、3連敗で、4日目から休場することになった。大関とりの懸かる関脇朝青龍は栃乃洋を逆転の掛け投げで下して3連勝。関脇若の里は2勝1敗と白星を先行させた。小結は土佐ノ海が2勝1敗で雅山は3連敗。3戦全勝は武蔵丸、千代大海、栃東、朝青龍と、平幕の貴ノ浪ら計9人。《共同通信》

【よど号ハイジャック事件】犯人4人、帰国を決意

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)在住のよど号事件グループの小西隆裕容疑者(57)らメンバー4人=いずれも国外移送目的略取容疑などで国際手配=は9日、共同通信の取材に対し、逮捕覚悟で自主的に日本に帰国する方針を固めたことを明らかにした。

4人は帰国のための渡航申請書に署名、代理人の山中幸男・救援連絡センター事務局長が預かり、平壌から同日、日本に持ち帰った。

赤軍派学生ら9人が1970年3月に日本初のハイジャック事件を起こして北朝鮮に渡って以来、メンバーが帰国のための具体的な手続きに入ったのは初めて。事件は発生から32年余を経てようやく全面解決に向けて動きだした。

しかしメンバーらは「拉致疑惑などで理不尽な対応が続くようであれば帰国はできない」とも述べており、実際の帰国時期は不透明で実現までには曲折がありそうだ。

メンバーは「自主帰国」を決めた理由について「一連の拉致疑惑など、自分たちの存在が北朝鮮への『テロ国家攻撃』に利用されることを危ぐした」「北朝鮮の工作員だとの誤解を晴らしたい」などとしている。北朝鮮当局も、帰国の方針には理解を示しているという。

またメンバーらは帰国実現に向けた協議の場を速やかに設けるよう日本政府に要請。日本で公判中のメンバーらが不当な扱いを受けているとして、対応を改めるよう求めている。

帰国を決めた4人は小西容疑者のほか、赤木志郎容疑者(54)、若林盛亮容疑者(55)、安部(本名・魚本)公博容疑者(54)。当初の9人のメンバーのうち、これまでに田宮高麿・元赤軍派幹部3人が死亡、田中義三被告=東京高裁に控訴=ら2人は既に日本にいる。メンバーらは現在、「事件の罪を償う覚悟はある」としている。《共同通信》

【郵政法案】衆院通過

小泉純一郎首相が改革路線の目玉とする郵政関連法案は9日午後の衆院本会議で、与党により一部修正の上、与党3党などの賛成で可決、参院に送付された。参院議員運営委員会は同日午後の理事会で、郵政関連法案の趣旨説明と質疑を10日午前10時からの本会議で小泉純一郎首相も出席して質疑を行い、審議入りすることを決定。

与党側は23日の参院総務委員会、24日の参院本会議での採決を目指しており、今国会会期中に成立するのは確実だ。郵政関連法案は、郵政事業庁を来年4月に公社化する日本郵政公社法案と、郵便事業への民間参入を可能にする信書便法案が柱。《共同通信》

【小泉純一郎首相】印国防相と会談

小泉純一郎首相は9日午後、首相官邸でインドのフェルナンデス」国防相と会談し、パキスタンとの緊張緩和を促進し、平和的に問題解決を図るよう求めた。

これに対し国防相は「インド、パキスタン両国の軍隊は国境に展開しているが、緊張の密度は以前よりも低下している」と述べ、緊張緩和に向かいつつあるとの認識を示した。

小泉首相は「インドもパキスタンも核兵器を事実上保有しているので、万が一の事態を考えると大変恐ろしい被害が出る。自制心を発揮して話し合いで問題を解決してほしい」と要請。国防相は「パキスタン側からの越境活動が続いており、これが懸念材料となっている」と述べ、パキスタンの対応に不満を示した。《共同通信》

【天皇、皇后両陛下】ワルシャワ入り

天皇、皇后両陛下は9日、政府専用機でチェコから最初の公式訪問国であるポーランドに入り、ワルシャワの大統領官邸でクワシニエフスキ大統領夫妻と会見された。ポーランド訪問は初めて。大統領と会うのは1998年2月、長野冬季五輪で来日した時以来。

会見に先立ち官邸前での歓迎式典に。軍楽隊が君が代とポーランド国歌を演奏、陛下は儀仗隊を巡閲した。会見後に両陛下は、国賓の献花が慣例となっているサスキ公園の無名戦士の墓を訪れ、墓に花輪を供えた。

ポーランドには12日まで滞在、ワレサ前大統領との会見などが予定されている。《共同通信》

【MLB】

米大リーグの第73回オールスター戦は9日、ミルウォーキーのミラー・バークに4万1871人の観衆を集めて行われ、ア・リーグとナ・リーグは延長十一回の末に、7−7で4年ぶりの引き分けに終わった。両軍の全選手が出場し、健康面などを配慮した。対戦成績はナの40勝31敗2分け。アの1番右翼手で先発出場したイチロー外野手(マリナーズ)は、第1打席で昨季ワールドシリーズ最優秀選手のシリング投手(ダイヤモンドバックス)と対戦し一ゴロ。ウィリアムズ投手(パイレーツ)と顔を合わせた第2打席もニゴロに倒れ、2打数無安打で四回の守備から交代した。佐々木投手(マリナーズ)は、アが6−5の七回に6番手で登板。二死二、三塁から中前へ2点適時打を許した。《時事通信》

【この日の民主党】

辻議員、健康保険統合の方針質す

参議院厚生労働委員会の9日の審議において、民主党の辻泰弘議員が質問に立ち、健康保険制度を中心に医療制度全般の改革の現状と展望を質した。

質問の中で辻議員は、各種保険の統合問題を取り上げ、「国民健康保険の統合については都道府県単位で行うという説が有力だというが、その場合の保険料徴収システムなどは難しいのではないか」と質した。坂口厚労相は、「統合化の場合の大きさでは都道府県単位は有力。保険料の徴収は市町村に何らかの形で協力してもらわないとスムーズにいかない。そのことが統合化にも影響を与えていく」とした。

また、保険の一元化、分立、民営化などが言われているが、概念を整理してほしい、と質問。厚労相は、まずそれぞれの制度の中で統合を行い、その後に国保・政管健保の都道府県単位での統合などを進める、とした。職域保険と地域保険の融合については、「そこまでは決められない」と答えるにとどまった。また民営化については、「完全な民営化ではなく、独立行政法人のような形が頭にあった」とした。

次に辻議員は、厚労省の保険について質問。大臣を含む職員が加盟する保険が、共済組合(短期組合)、第二共済組合、社会保険職員共済組合の3つに分かれている実態を指摘し、「保険の統合・一元化を言うなら、足下からやるべきだ」と追及した。厚労相は「自分のところは3つ、というのでは済まない。統合化を進めたい」と答弁した。

最後に辻議員は、厚労相が8月か9月に方針を提示するとしている問題の内容を確認。厚労相は、社会保険病院のあり方、年金・医療・介護・雇用の保険料徴収一元化、社会保険庁内部の組織見直し、の3つを挙げ、関連してレセプト整理の今後のあり方についても提起することを明らかにした。

山本議員、附則による医療制度改革の実施期限を確認

民主党の山本孝史議員は9日、参議院厚生労働委員会で健保法改正案をめぐって質問に立ち、附則の検討条項の期限、医療費の伸びに伴う公費負担増をいかにファイナンスするか、高齢者医療制度の設計などについて質した。

山本議員はまず、坂口厚労相に対し、附則の医療制度改革に関する事項の処置期限について、「おおむね2年、3年、あるいは5年を目途に次にかかげる事項について、その具体的な手順および年次計画を明らかにし、所要の処置を講じるとしているが、処置の検討か実施か」として、明確な答弁を求めた。これに対して、坂口厚労相は、最終的な期限を示したものであり、「検討ではなく実施である」と明言した。

続いて山本議員は、医療費の伸びに伴う公費負担増について、厚労省の資料に基づき、「医療制度改正後の平成19年度の公費負担増は10.2兆円で、うち国庫負担額は8.2兆円。この国庫負担額は28%の伸びだが、税収が同様に伸びるとは思えない」と分析。さらに、平成9年健保法改正以降、税収の落ち込みや財革法などで公費負担額の削減が求められたのと同様に、医療保険への公費負担が標的にされ、財務省などから圧力がかかる可能性があると指摘し、厚労省の見通しの甘さを批判した。

山本議員はまた「(平成9年の医療保険制度改正で実施され今改正では見送られた)薬剤の別途負担は医療費の削減に効果的であった」との見方を示し、メリット・デメリットを含め、再検討・整理する必要性を指摘した。

さらに、山本議員は「医療制度改革の根本は、いかにして公費を負担するかというファイナンスの部分をどう整理するかということと、保険者機能を発揮できるように地域保険に再編し、いかに医療費を適正に支出していくかということ」と指摘し、質問をしめくくった。

[衆院本会議]郵政4法案可決 中村議員、族議員との妥協を批判

衆議院本会議が9日開かれ、郵政関連4法案が与党などの賛成多数で可決した。採決に先立ち、民主党・無所属クラブを代表して中村哲治議員が反対討論に立ち、小泉首相と自民党郵政族との対立・妥協の顛末を「自らの選挙と面子のことばかりを考えた三文芝居」と鋭く指摘した。中村議員は信書便法案について、「信書の定義があいまい」なために民間参入の「気配は全く見えない」と法案の本質的欠陥を批判した。

討論の締めくくりに中村議員は「総理自身が、自らの資質を改めて振り返り、その任にふさわしいかどうかを深く自問自答されることを切望する」と小泉首相の退陣を求めた。

インド国防相、党本部で鳩山代表らと懇談

来日中のフェルナンデス・インド国防相、ダッタ国防次官らは9日、民主党本部を訪れ、鳩山由紀夫代表、菅直人幹事長、伊藤英成ネクストキャビネット外務・安全保障相らと懇談した。

インドとパキスタンとの間で軍事的緊張が続いている中、フェルナンデス国防相は国境間の状況説明をていねいに行い、「日本の国民に約束したい。インドから先に後悔するような行動はしない」と語った。民主党からは「インド・パキスタン間の戦争は絶対に起こして欲しくない。対話で解決を」などと要望した。

「田中知事の脱ダム宣言には共感覚える」鳩山代表

民主党の鳩山由紀夫代表は、9日午前の党常任幹事会冒頭の挨拶で、長野県の田中康夫知事に対する不信任が可決された問題に関連して「田中知事の『脱ダム宣言』のダム事業の凍結・見直しという考え方は、民主党の『緑のダム構想』と同じものであり、共感できる立場だ。しかし、県政の事情の難しさ、知事としての手腕などの問題もあるようで、羽田特別代表も苦労されており、大変な状況と思う。冷静に民主党らしい結論を出してほしい」と、党長野県総支部連合会の今後の議論に注文を付けた。《民主党ニュース》



7月9日 その日のできごと(何の日)